2015年02月27日

京都・祇園四条「蕎麦や 竹花」


「観光地の食べ物屋」という表現は褒め言葉の逆に使われることの方が多い。
しかしこの店は立地からするとどうしても「観光地の蕎麦屋」となるだろう。
なにしろ祇園のど真ん中、「建仁寺」真横である。
朝から晩まで観光客で溢れかえるあの「花見小路」から
ちょいと曲がった2軒目にできた蕎麦屋さんだ。

しかしよくある観光地のハリボテ日本家屋?のような雰囲気は全くなく
古い建物をそのまま生かした、いかにも京都らしい自然で美しい眺めであるところが素晴らしい。


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こんな便利なところで自家製粉の手打ち蕎麦が食べられるありがたさ。


近づいて見るとメニューの体裁などは意外とイマドキ風。
写真付きでわかりやすく観光客も入りやすそうだ。
英語と中国語の表記もある。

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にしんそば、九条ねぎそばなど京都らしいメニューの中に
「黒豆湯葉つけそば」というのがやたら目を惹く。
おいしそうだなあー
(すいギョーザそばっていうのもなんかスゴイ)


店内も外の看板から受けた印象に近い、
ちょっとカフェ風なイメージ。
女性の一人客が多いのも頷ける。

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奥のカウンター席からは建仁寺が見えるのだが今日はテーブル席に案内された。

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古いものらしい幅広の素敵な扉がインテリアとして壁に飾られている。
これがあるとないとでは随分イメージが違うだろう。

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「もりそば」
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高台つきの笊、三角のお箸ケース、野の花柄の汁徳利。
カフェ風の雰囲気にもよく合う、素敵なセンスだ。


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わぁ〜っ♪
期待以上の香ばしさ、野生のかぐわしさに心が躍る。
ちょっとくにゅんとしたような弾むコシ。
ちょっとちょっと、観光地どまんなかでこんなお蕎麦がヒョイッと食べられるなんて
これはありがたいじゃないですか〜〜♪
北海道産の二八蕎麦。

またまた汁は最後まで一度も使えなかったが
蕎麦湯の時に味わってみると椎茸の効いた甘め。
かなり個性的な汁だった。

そして、表の看板で目を奪われたこのメニュー♪

「黒豆湯葉つけそば」
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ほえー
黒豆だけに湯葉がココア色!

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この汁もちょっと甘めのほっこり系。
かきたま汁のようなつけ汁だ。


さらにこの店の凄いところは中休みなしの通し営業であること!
このありがたさは一言では言い尽くせない。
休みなしで営業する方はどんなに大変かと思うが
いつ行ってもやっていてくれることは
まるで「お母さん」のようにありがたい。

名所巡りに夢中になってお昼を食べそこねた時も
蕎麦屋巡りに夢中になって◯軒目の時も(!)
建仁寺さんの横に竹花さんがありますよ〜



posted by aya at 09:39 | Comment(0) | TrackBack(0) | 関西の蕎麦>京都 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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