2014年11月01日
兵庫・兵庫「久庵」
兵庫駅から徒歩3分。
久庵という名前から勝手に純和風の渋い店をイメージしていたために
珈琲屋さんのような洋風の外観にちょっと面食らった。
店の外には
「自家製粉 十割そば」
「自家碾き そば店」
「そばの香りと甘さをお楽しみください」
など美味しい蕎麦への誇りが感じられる表示がいくつも。
細かいメニューも出してあり、
「田舎そば 手臼超粗挽き20メッシュ 生粉打ち十割」
なんてモノスゴイのもある。
私は開店時間ちょっと前に店の前に着いたのだが、
時間ちょうどに店主らしき人が暖簾を出した途端、
どこからともなく人がわらわら現れ2組も店に入っていくので驚いた。
ヒー!人気店はたいへんだ!
外観同様店内もおよそお蕎麦屋さんらしくはなく
カウンターの中では店主ともう一人女性が忙しげに働いている。
入り口には漫画や雑誌の棚、上に片倉さんと高橋さんの本。
BGMはジャズピアノだ。
私は是非とも前述の
「田舎そば 手臼超粗挽き20メッシュ 生粉打ち十割」
というのが食べたかったのだが、残念ながら土日限定とメニューに書いてある。
でも、でも、今日は祝日だし、もしかしたら・・?(*≧▽≦)♡と
万が一の期待を込めて聞いてみると
「書いてある通りです」
と言われてしまう。がーん。
き、訊き方が悪かったのかな、と思ったが、
隣のテーブルでも他の質問に同じ回答だったので
きっと忙しい中いろいろ訊く人が多過ぎるのだろう。
「そばがき」も食べたかったがこちらは「夜限定」とのことだったので
それも残念・・・
でもいいのです、今日は「せいろそば」だけ、
あなただけを見つめます、愛します!
「せいろそば」
メニューに「160グラム余」とあるとおり
三ッ山盛りのたっぷりお蕎麦。
美しく端正な細切り。
白く明るい肌は微粉のごくなめらかな舌触りで
くにゅんとやわらかい食感。
香りはごく淡く、味わいもさっぱり。
しかし食べ進むうち、くにゅん肌の中から
墨のような落ち着いた味わいが静かにあふれくるようになり、
こんなに香りも味も上品すぎる印象ながら
汁もつけずに(通常運転)一気に食べてしまう。
本日は茨城の蕎麦。
汁はスッキリ甘み少なく、鰹がしっっっかり効いている。
薬味の山葵もとてもいいもの。
最高級合鴨使用という「鴨せいろ」のつけ汁はこんな感じ。
せいろのつけ汁同様、鴨汁も鰹出汁がガツンと効いている。
最後は蕎麦湯でのんびり。
セット物や単品おにぎりに使われているという
「コシヒカリのそば茶ごはん」
というのもおいしそう〜〜♪( ´▽`)
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