2014年08月08日
海外で出逢った日本(スシ→スムーシ?)
ロイヤルコペンハーゲンといえば
世界的に有名なデンマークの陶磁器メーカーである。
その本店の中にあるカフェがその名も
「ROYAL SUMUSHI CAFE(ロイヤル・スムーシ・カフェ)」という、
日本のお寿司の影響から始まったカフェであることは
日本ではあまり知られていない。
もちろんデンマークのガイドブックには必ず取り上げられていて、
それによると
「SUMUSHIとは寿司にインスパイアされ、デンマークの伝統的なオープンサンドであるスモーブローを繊細に美しくアレンジしたもの」
とのこと。
私は特にこのカフェに行くつもりはなかったのだが
ロイヤルコペンハーゲン本店で陶磁器を見ていたら
突然砂漠の中のような飢餓感を感じたので
これも何かのご縁かと入ってみることに。
店内はこれ以上ないくらい、
宝石箱の中のようにカラフルで可愛らしいインテリア!
このあたりに全くJAPANは感じないのだが、
中庭を見るとなにやら不思議な「JAPAN風」が表現されている。
化粧室の扉には「御手洗」という昭和レトロっぽいプレートも。
そして肝心のSUMUSHIは、一番無難そうな
「サーモンとアボカドクリームのSUMUSHI」
というのにしてみたのだが・・・・
これが、世にも変な味・・・・(+_+)
無理やりイメージを説明すれば
「炊きそこねた固いご飯をクリームチーズ、カッテージチーズとねちょねちょ和え、
塩分をほとんど加えずに押し固めてそのまま冷蔵庫に3日間放置した」
という感じ。
真ん中のサーモンの部分もほとんど味がない。
うーーーーーーん
このお店これで大丈夫なのかな?
こんなに素敵なカフェなのにもったいないなあ。
もっといくらでもおいしく作れると思うんだけどなあ・・・
と思っていたのだが、帰国していろいろ情報を見てみると、
美味しいと絶賛している感想がたくさんあった。
単に私のチョイスが悪かったのかも?
特筆すべきはこの竹ひごで煎れるという
不思議スタイルのアッサム・ティーが、
私人生一番と言っていいほど美味しかったことである。
何にせよロイヤルコペンハーゲンのように
素晴らしい美意識を持った外国の一流メーカー(大ファンです)が、
日本文化の美に憧れを抱き真似したいと思ってくれたことは
本当にうれしく光栄なことだ。
海外に行くとその国の美しさに夢中になり、
帰国してまた見えてくる日本の美しさがとても誇らしい。
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