旅の最後の2泊はまたコペンハーゲン。
田舎の静かな村から首都に戻ってくるとやはり人の多さに面食らう。
コペンハーゲンでは美しい広場に面したホテルに宿泊するのを楽しみにしていたのだが、
到着してみてガ〜〜〜ン。
広場は3年がかりの大工事中。
クレーンだらけの物々しい雰囲気で残念・・・(>_<)
しかもその大工事すらも全く気にならないほど、
私のホテルには何故か周りをぐるりと取り囲むバリケードが出来ていて
そこに甲高い叫び声をあげながら押し寄せる10代らしき女の子たちが何百人も!

正面からエントランスには全く近づけず
横に宿泊者用の逃げ道?のようなものが作られていて、
なんとかホテルスタッフに顔を見つけてもらって助け出されるようにそこを通るしかない。
その他ホテルの周りにある他の通用口もすべて閉鎖&警備員付。

これは何事?一体誰が宿泊してるの?とベルボーイたちに聞いても
さすがに口が堅く上品にはぐらかす。
ついに私はエレベーターに同乗した情報の早そうなお客さん(おばちゃま)に
声をかけて訊いちゃいましたね!
「すごい騒ぎですよね〜、誰か有名な人でも来てるんですかねえ・・」
「アラッあなた知らないの?ONE DIRECTIONよ!1Dが来てるのよ!
アタシもビックリしちゃったわ〜娘に知らせなくっちゃ!」
すごく得意気に嬉しそうに教えてくれたのだが、
私はそのあたり全然詳しくないので今ひとつ一緒に興奮してあげられず・・・
一緒にキャーキャー言えたら良かったのにな〜(^^)
そのグループは私と同じ日に到着し同じ日に発ったので
私の滞在中はまるまるこの状態。

毎回ホテルを出る時はエントランス前に迫るコンサート会場最前列のような熱気に
「せーの!」と息を止めるような思いで出て行き
(人が出て来るだけで彼女たちの興奮を刺激するのか何故か掛け声や叫び声が)
ホテルに帰ってくる時はホテルの周りのバリケードを
延々ぐる〜〜〜と廻ってその「宿泊者用逃げ道」を目指して潜るように入っていた。
静かな田舎が恋しい山のタヌキのような気持ちにもなったが
ハプニングも思い出になるのが旅のいいところ。
今思えば、面白い体験をしたものです(^^)