2014年06月06日

町田「粉練」


町田というところは行く度にびっくりする。

駅の周りにありとあらゆる商業施設が集まっていてものすごい便利さ!
駅周辺は渋谷か新宿か、というほど商業ビルがひしめいていて
ここで見つからないものはないんじゃないかと思うほどの規模である。

その賑やかな駅付近から歩くこと10分ほど。

静かな暗がりの中に、「粉練」。


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「こねり」という名前も外観も大変可愛らしい。


木を用いつつもクールモダンな印象の店内。

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奥には小上がりもある。

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厨房のカウンターはバルのような雰囲気。



ここはなんと行っても営業時間が凄い。
昼の営業を12時〜15時までやっているというのに
夜がなんと、18時〜24時までの営業!

店員さんもお客さんも若い人が多く
お酒も豊富な上に喫煙も可なので、
バルのような感じでしょっちゅう来ているお客さんも多そうだ。



でも、おつまみメニューやお蕎麦メニューはしっかりお蕎麦屋さん。
しかもすっごく美味しそうーー!

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ぱっと見ただけで食べたいものがありすぎて大興奮!



「こごみの天ぷら」
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山菜大好物なのでやはり頼んでしまう。




「熊本のアサリの酒蒸し」
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やや甘めの味付けの酒蒸し。
ここは蕎麦汁もやや甘めなので、それと関係もあるかな?
小ネギが効いてます!



「白海老のかきあげ」
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カリカリさっくり、小海老が香ばしくて美味しい!
しかも、スタッフの女性が2種類を塩を持ってきてくれた。
赤穂の粗塩と沖縄の雪塩。
明るい笑顔で
「雪塩の方はいっぱいついちゃうのでお皿に移してからがいいですよ」
と感じよく教えてくれる。
わー どっちも美味しい〜
塩2種類食べ比べ、楽しいなあ〜



「本鴨焼き」
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本鴨、という言葉に惹かれてオーダーしたのだが、さすが本鴨様!!
肉が繊細にやわらかく旨味がすごい。大変に美味しい。
後で訊いたら、青森のバルバリー種だった。
おいしいものはついパクパク、あっという間になくなっちゃいますねえ(^o^)



「ホタルイカのアヒージョ」
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ホタルイカもガーリックも大好物の私、やっぱりオーダーしちゃいました。
アッツアッツをパンに載せて、ガーリックの香りが最高!



「きのこソテー」
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期待以上に美味しそうなきのこ、見ただけでワクワク〜
きのこ博士に訊かないと分からないが何のきのこかな?
バターの香り芳醇で、きのこの食感がとてもよく
素晴らしい森のご馳走だ。きのこ万歳!



そしてこれがとてもユニークだった。

「ふんわりそばがき」
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こっ この姿は・・・
逆巻く波はさながら北斎版画の如くである。

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すごいー
どっぱぁーんと打ち上げるは「神奈川沖浪裏」じゃなくて「町田沖浪裏」!

超微粉らしい肌は、ごくなめらかでつるつる。
メニュー名は「ふんわり」だが、どちらかと言うともっちりネトーとした食感。
むわっと濃い逞しいそばの香りで、味わいもしっかり感じられる。



蕎麦メニューは
「赤いつけそば」
「白いつけそば」
などいろいろ面白そうなメニューがあったのだが
本日もここに着地してしまう私・・

アハッ(* ̄∇ ̄*)


「せいろ」
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お〜
和のような?ちょっと無国籍な印象のお皿に盛られてやってきた。
蕎麦粉は日によって替わるらしいが、本日は長野「信濃一号」。


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ムワァ〜〜と濃厚に香るたくましい香り。
最初、熟成かな?と思ったほどだがそうではなく、
フレッシュに香るこの蕎麦そのものの香りがこんなにも強くたくましいらしい。
「ふんわりそばがき」同様、微粉のなめらかとぅるっとした肌で端正な舌触り。
噛みしめると少しのびるような、やわらかなコシがある。


ここで私、ハッとひらめいてしまいました。
大発見をしてしまいました!

このお蕎麦は「粉練」っていう名前がぴったりの、
「よ〜くこねてあります!」というイメージの食感の蕎麦なのだ。
考えてみるとそばがきもだ。
面白い!!
勝手な感覚ではあるが、私の中では大発見。



蕎麦が来ると嗅覚が大変な事になる蕎麦犬にとっては
喫煙可の店というのはかなりヒヤヒヤなのだが
今回はどうにか蕎麦を食べる時と重ならずラッキー♪


卵かけご飯好きの私は「特製卵かけご飯」っていうのも気になる〜
どういう風に特製なんだろ(^o^)






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葛飾北斎「神奈川沖浪裏」

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