心境の変化というのはこういうことをいうのだろうか。
私としては大事件といってもいい感覚。
「今日は尾張屋に行こう。そしていつものざるそばを・・
アレ?なんだか今日は温ものを食べたいかも」
と思ったのだ!
よちよち歩きの頃から連れられて行った「尾張屋」。
雪が降ろうが槍が降ろうが「ざるそば」一筋で来たこの私が
温ものを食べるのはおそらく初めて。
初めての温もの!と思うと、通い慣れた「尾張屋」が突然新鮮な存在に思え
やたら楽しい気分になってきた。
席についてメニューを見たらまたまた驚きの事件が。
今まで見たことのない「写真つきおすすめメニュー」がメニュー本と重ねて置いてある。
しかもそこにはこの季節限定の温もの、「あられそば」があるではないですか!
もう今日はこれを食べる運命だったのだ。
流石はマイファースト蕎麦屋、ご先祖の代から通っていたことを思うと
私にとっては子宮のような尾張屋さん。
以心伝心だー!
これまた今まで見たことのない「ゆば喜のそば豆腐」というのも一緒におすすめされている。
へえーっ これはますます大事件ですよ。
是非とも両方、お願いしまーす!
これは珍しい、蕎麦が練りこんであるタイプの蕎麦豆腐ではなく
「蕎麦の実が散らしてある豆腐」。
豆の味の中で出逢う蕎麦の実の食感。
蕎麦の風味は感じにくいがさっぱりしてとても美味しい。
今後定番メニューになりそう!
いやー、私と尾張屋の長い歴史の中で、今夜は記念すべき夜だなあ。
「あられそば」 来たー!
どうしよう、お蕎麦から湯気が出てる!(当たり前)
海苔の香り
濃い出汁の香り
小柱の香り
湯気の中で、子宮の中で
あったかくておいしくて、
なんだか涙が出てきた。
2013年08月の浅草「尾張屋」 めずらしく本店♪
2012年06月の浅草「尾張屋」
2012年01月の浅草「尾張屋」
2012年01月の浅草「尾張屋」
2011年09月の浅草「尾張屋」& レミ・パノシャン・トリオ!!
2011年06月の浅草「尾張屋」(ここは蕎麦屋ではない )
2010年05月の浅草「尾張屋」
2014年02月25日
この記事へのトラックバック
コレだと決めて店員さんに来てもらった時、
たまたま隣のテーブルの親子連れに
ドーンと尾っぽの飛び出た『上天ぷらそば』が届いて、
「あ、『上天ぷらそば』ください」って
言っちゃったけど。
ま、旨かったですよ。久々に食べたし。
23日の『東京蕎麦マラソン』でのことでした。
次の会場の豊洲に移動する前に寄り道して、
折り紙に一生懸命のお姿拝見しました。
お元気そうでなにより。
「あ」「っ」「た」「か」「い」
温かい・・
なんか良い響きだな
阿呆なこと書くかも知れないが
本当に言葉の響きが 温かい
温かな湯気の向こうに見える顔
温かな家族
温かな風景
こんな言葉を聞くと、なんとも温かな気持ちになる
「つ」「め」「た」「い」
冷たい・・
なんか・・・
きっと「温か」には本能的に心をほのぼのさせる何かが潜んでいるのかも知れないですね
フウ フウしながら食べるお蕎麦にも通じるのかな・・
でっ、あたしゃ あったかいで〜〜
おつむとは言わんが・・
もー!まったくいつもながら水くさい、プンプン!
『上天ぷらそば』は奪ったことしかないですがやっぱりものすごい魅力ですよね。
而酔而老さま
擬音語じゃないのに響きと意味が一致しているものがいっぱいある、ことばって面白いですよね!
関係ないですが私は道路とroadもオモシロイと思います・・