(昨日の続きです♪)
出会いは、突然。
もうお腹いっぱい、お蕎麦いっぱいな気分で
下丸子駅まで歩いていたのだがこんな景色に出逢ってしまった。
店名こそ銀座三越にもある有名店と同じだが
この店はパッと見からして手打ち蕎麦屋ではない。
カレー南蛮とか丼物とかが美味しそうな町蕎麦屋である。
しかしその立て看板に見慣れた蕎麦生産地の張り紙(^o^)を発見!!
「午後五時〜数量限定 本日の十割蕎麦」
とある。
何ですかこれは!!
めちゃくちゃ気になるじゃないですか!!
手打ちかなあ〜
どこにも書いてないなあ 気になるなあ〜
でも訊いてみるわけにもいかないし、どうしようどうしよう!!
独り身なれば一も二もなくそのまま突入ー!なのだが、傍らには
「えっもしや彩ちゃん入りたいの・・?」
と青ざめ気味のわが愛すべき友・・・(^^;;)
そうだよね〜普通の人はしないよね〜お蕎麦屋さんのハシゴなんて。
でも頼む!察して!この私の精一杯のお誘いおねだり光線!!
「大丈夫、お蕎麦食べるのは一人なんですけど〜ってお願いするから、ねっ」(^.^; )
ゲラゲラ笑う優しき友と、嬉しくってニッコニコの私でめでたく入店。
このお店が、すこぶる楽しかったー!
まず店中に張りめぐらされたメニューに和みまくり。
一見普通なようでいろいろと見逃せない。
いかにもありそうな天丼やカツ丼はなく
じゃあ天ぷらがないのかと思うと「天セイロ」や「かきあげセイロ」はあるあたり
独特の美意識?を感じさせられる。
カレー丼はあるのになあ。
冷たいそばのところにある「冷やしキムチ納豆半熟玉子添え」ってのも
記憶喪失になりそうなほど美味しそうではないか。
そして何より、この雰囲気。
テレビの音。
さっきから彫像のように動かないおじいさん。
「肉じゃが」「ポテサラ」「クジラベーコン」等で熱燗を楽しくやっているふたり連れのおじいさん。
小さいテーブルに4人ぎゅううと座り
「なべやきうどん」の鍋や食べ終わった丼等でテーブル中いっぱいな近所の家族連れ。
お店の人も非常に普通〜な感じで、飾り気の無い親切さがとても居心地がいい。
お蕎麦を一人前しか頼まないのでせめておつまみを。
「 銀だら西京漬け焼」
このメニュー見て頼まなかったことあるのか、というほど大好物メニュー。
こちらは潔い感じでジュンッと焼かれております。
大好きな皮の部分が焦げているのでセーブしようと努力しましたが、
全部食べてしまいました・・・(^o^)
「塩豚グリル キャベツ添え」
肉食女子なわが友のリクエスト。
私はいい焼き具合のキャベツに大喜び〜!
そしていよいよ・・ドキドキの蕎麦♪
表の張り紙メニューで見かけた
「数量限定 十割蕎麦 800円」
こちらのお店のメニューに並んでいる普通の「もり」は530円なので
やっぱり特別な蕎麦なのだ。
手打ちだといいなあ・・・
来たっ!
「数量限定 十割蕎麦」
一目見て
「アレー やっぱり機械打ちだった・・・(ややトーンダウン)」
この輪郭線、重なる姿は見紛うことなき機械打ちである。
しかし
お?
おおおおお?
よーく見入れば、なんだか美味しそうな気配、風情がムンムンと伝わってくるではないか・・・
これは一体どんな蕎麦なの??
たぐりあげてびっくり、目がかっぴらく。
香りがいい!吹き抜ける、渋い香ばしいかぐわしさ。
食べてみるといかにも機械らしい均一ちゅる〜とした舌触り、弾むようなコシの中から、
これまた珍しいほど香ばしい、燻したようなかぐわしさと
たまらぬほど滋味深い味わいが出てくる出てくる。
えーー!何ですかこれ、すっごい美味しいのですが!!!
きけば手練り、機械ごね、機械打ちらしい。
北海道川上郡弟子屈町の蕎麦。
美味しい蕎麦粉で美味しく作ると、こんな機械打ちのお蕎麦も生まれ得るのだ。
はぁー・・・今夜は、なんとすごい出会いをしちゃったものだろう。
「新メニュー 蒸鶏とキュウリ トマト入りごまだれ そば うどん」
が「温・冷」選べるあたりにも非凡かつ挑戦的なセンスを感じるのですがー!
次回試せたら是非(^o^)♪
2014年01月14日
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>「新メニュー 蒸鶏とキュウリ トマト入りごまだれ そば うどん」
が「温・冷」選べるあたりにも非凡かつ挑戦的なセンスを感じるのですがー!
これって、もしかして もしかして 居心地も良いのかな そしてそれって、もしかすると私の好きな 愛すべき蕎麦屋なのかな・・ 心に美味しい・・
うふふー目の付け所がさすがでございます!
気になる、しかもほのぼのとさせられるメニュー満載ですよね。近々是非どうぞ〜♪