2013年06月15日
Royal affair
観ている間は泣かなかったのに映画館を出て歩き出してから勝手に涙が出てくる。
誰が泣いているのか、他人事のような不思議な涙。
昨年観た中で一番よかった映画「アーティスト」で初めて経験したおかしな感覚だったが
「ロイヤル・アフェア」でもまた同じことになった。
デンマーク人なら誰でも知っているという実話の映画化だけに心が250年前を浮遊する。
「愛と欲望の王宮」という邦題(の副題)のせいで
何だか安っぽい恋愛もののイメージになっている気がしてならないが、
腐敗した貴族政治を一掃し階級差別に苦しむ民を自由に導きたいという啓蒙思想を軸に結ばれた3人が美しい。
伝えられてきた史実よりも美しく愛情深く描いてくれたこの映画に感謝するばかり。
デンマークに行きたくなった。
というわけで最初観た時は買わなかったパンフレットを後日買いに行って、
しかも今日上映最終日にもう一度観に行って、
計3回も足を運んでしまったのでした(^^)
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