2012年11月13日

千葉・滝不動「柿(こけら)」


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お蕎麦屋さんです。

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ええ、これがお蕎麦屋さんの入り口なんです。


ほらね。

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お蕎麦屋さんらしくない外観の店は数多あれど
「柿(こけら)」の普通の民家っぷりはすごい。
暖簾も目立つ看板も通りからは見えず、かといって格好つけて隠れている風でもない。
ちゃんと立派な看板はあるのだが、
それが「なんでまた・・」というほど控えめなところに掲げてあるのだ。


付近は閑静な住宅街。
歩く人もほとんどおらず・・おや、なんだかかっこいい自転車に乗った
ライダーズ風ファッションのお姉さんが・・
あの人も「柿(こけら)」のお蕎麦を食べに来たのかな?
いやいや、ゆっくりのどかに通りすぎるところを見ると違うらしい。


手入れの行き届いた庭木。
「営業中」の小さな看板がなければ
不法侵入者的罪悪感に陥りそうなほどだ。

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扉を開けると、これまたごく普通の玄関。

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よかった、今日は待っている人が居ない。
ツイてるなあ〜(^o^)


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「柿」には3日前までの予約が必要な「御膳」というメニューの他、
「とうふ(豆乳本葛練り)、揚げそばがき、ざるそば」の「そばセット」というものがある。
また普通の「ざるそば」を頼んでも小鉢類などがつくので
どれを食べてもボリュームも栄養バランスもランチとしてもってこいなのだ。



「ざるそば」を頼むとこうなります。

じゃん!

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ウワー・・
なんとすべらか、クリーミーな印象の密な肌。
手繰り上げると思いのほか軽い質感で、
爽やかな野性味を帯びた香りがふわぁーっとはなやかに漂う。
なんとなく北海道かな?と感じた香りだったが八ヶ岳の蕎麦。
中心部に芯を感じるが全体の印象はしなやかでやわらかく、
香りも食感も「ふわぁー」とした印象の爽やかな蕎麦だ。
美味しい〜〜!


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こんなにおいしい「ざるそば」に、自動的にかき揚げがついてきてしまうこのお得感。
しかもこのかき揚げがパリッパリで、なんとも食べ応えがあって美味しい。




「とうふ(豆乳本葛練り)、揚げそばがき、ざるそば」の
「そばセット」を頼むとこうなります。


「そばセット」1品目、
「とうふ(豆乳本葛練り)」
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本葛が練りこまれているだけあって独特の艶のある肌。
味や香りはごく淡いが、驚くほどねっとりと濃い舌触りだ。
添えられたタレは酢豚・・でもない、みたらしだんご・・でもない、
甘みのあるとろりとしたタレ。


「そばセット」2品目、
「揚げそばがき」
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カリッとしたタイプではなく
とろみのある甘辛の汁の中の、ほにょ〜とやわらかい揚げそばがき。

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嬉しいことに、内部には桜海老さんが潜んでおります。



「そばセット」3品目、
「ざるそば(田舎)」
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こちらはお蕎麦を「田舎」にしてみました。
田舎は人気につき売り切れ御免なのだが、ある時には無料で変更できるのだ。

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田舎はぐっと黒く、ふんだんにホシが散りばめられた野性味のある姿。
太さはそれほどないがかなり固めの質感で、モグモグ噛んで味わう蕎麦だ。
味わいはすっきりとしていて、ざらつきがありつつもつるりとした肌から
時々ジャリッとした質感がこぼれる。


気づけば店内は満員。
さてそろそろお会計・・と席を立ったら
玄関先には何人もの人が順番を待っていた!
うわー、もっと急いで食べればよかったなあ。

しかもあれれ、
さっき店の前ですれ違ったライダーズジャケットのお姉さんも
順番を待っているではないですか。
やっぱりこのお店に来たかったのにわからなかったんだ!(>_<)
私が入ったのは見ていたはずなのだが、それでもどうしてもお店には見えなかったのだろう。
わかります、そのお気持ち・・


初めての方は、不法侵入者的罪悪感と戦いながら
勇気を持ってお店に入りましょうね〜


posted by aya at 13:35 | Comment(0) | TrackBack(0) | 関東の蕎麦>千葉 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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