2012年07月03日

両国「江戸蕎麦 ほそ川」


しばらく休店したりして心配していた「ほそ川」。
訪れてみれば以前と何の変わりもなく、
この店を愛する人で今夜も賑わっている。

両国駅至近。
小さな路地にこぼれる「ほそ川」の煌き。

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まずここに来たら絶対食べる、コレから♪

「そばがき」
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磯辺巻き風にも楽しめるよう、
パリッと香りよい海苔が添えられている。

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フワ〜〜〜
フワとろ〜〜〜〜〜〜〜

「ほそ川」のフワは、本当にすごい。
口に含んだ瞬間のメレンゲのような極上の泡感!
それが瞬時に、とろぉ〜んと夢のように溶けていく。
しかもその全てが、ビシッと慎ましき蕎麦の香りのなかにあるのだ。
ここまでされるともう「かっこいい」という形容詞を冠したくなるほどである。
「かっこいいそばがき」って何やーと言われそうだが
こんなにも、これ以上ないほど洗練された、
これ以上ないほど素朴な食べ物。
もうそりゃ、かっこいいですよ・・メロメロですよ・・
口の中がしあわせすぎて あー ほにょほにゃだ・・


というわけで添えられた海苔は演出としては楽しいが、
結局全部バラバラに食べることに。
磯辺巻き風にすると海苔の香りが立ちすぎて
蕎麦の香りが全くわからずもったいなくて
スマン兄貴!俺にゃどうしても巻けなかった・・・(誰)
海苔も大好物なので得した気分♪



「穴子の天ぷら」
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これもこの店では何が何でも頼む大好物。
おいしい穴子天というのは
もうくちびるに触れた瞬間から美味しい。
噛んだ音が美味しい。(うれしくて絶対笑っちゃう)
わくわくするような良い香りがして
肉厚のフカフカした噛みごたえがまた笑っちゃうほど美味しい。
最後はやわらかく四方八方に崩れていくような食感を恍惚と辿り・・
ニヤニヤ〜 (´ ∇`)
しかもこれだけのボリューム感がありながら全く胃に重くないのだ。
何が違うんでしょうかねー
もう魔法のように別物だ。



そして本日の一枚目は「茨城」。

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端整な輪郭線、お手本のような肌。
いかにもムワァーッと濃厚に常陸秋そばの香りが飛んできそうだ。

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・・・と思ったら、予想に反して香りも味わいも淡め。
何やら生々しい、たくましい香りはまとっているものの、
食感もややパキパキ、硬めの印象。
でもそれはいつもの「ほそ川」の茨城の素晴らしさと比べてしまうからで
普通でいったら大変美味しい蕎麦なのだが・・



二枚目は、「北海道」。

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わあーこれはすっごく美味しい!
穀物の滋味深き香りがジワー。
かみしめた味わいもなんとも深くジワー。
食感も、一枚目「茨城」とは打って変わって
しなやかでややムニッと素晴らしいコシ。
「上手いっ」と掛け声を掛けたくなるほど
非常に巧みで、自由自在な印象の蕎麦。
うーん、かっこいいなあ。
こういうのを「粋な蕎麦」というのだと、私は思う。


「ほそ川」は、汁も粋。
私は常々
「辛いとか甘いとかワァーおいしいとか出汁がどうとか、何も感じさせないバランスの良い汁」
と絶賛しているのだが、今日は蕎麦汁も天ぷらの汁も
いつもより昆布がかなり優っているように感じた。

でも意外と関西のお蕎麦屋さんの汁も大好きだったりする私には
それもまたとても美味しかったりして・・・


全く、自分の浮気性が恥ずかしいばかりでございます(^^;;)








posted by aya at 15:52 | Comment(0) | TrackBack(0) | 東京の蕎麦>墨田区 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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