2012年06月12日
代田橋「手打蕎麦 まるやま」
毎度のことであるが、この店について書く時
私はかなり体力を消耗する。
「張り切って書く」ことによる消耗ではなく
「全力でブレーキを踏み続ける」という消耗だ。
そのくらい大好きで、興奮しすぎてしまうのだ。
興奮しすぎるとどうしても我を失い
理解されづらい感情と感動を
理解されづらい言葉でまき散らしてしまうので
「落ち着いて落ち着いて、ちゃんと人間の言葉を話して・・」
とブレーキを踏み続ける。
そりゃあ私としては興奮にまかせて
アクセル全開、バーッと書いてしまう方が余程楽なのだが・・・
というわけで、落ち着いて。
「〆張鶴・純米吟醸」
これが初っ端からすんばらしく美味しい。
お酒一年生の私にも清らかにするーっと入ってきて
旨みがひろがる。
これは飲んじゃいますよ〜、飲めなくても飲んじゃいますよ〜
お酒とともに出してくれる、
「まるやま」の「一品」がまたいい。
目に美しく、心と体に嬉しい「野菜の煮物」。
お通しと言ったら普通小さ〜い器に
味が濃いものがちょこっっとだけ入っているではないですか。
こんなふうに、色とりどりの野菜を出してもらえたら
「ちゃんと栄養あるものをお食べ〜」と言われているみたいで、
なんだか自分の家に帰ってきたみたいですよ・・ただいまですよ・・うう・・
ああー 「まるやま」はいいなあぁ〜・・・
「しらすおろし」
大好物!
「焼き葱」
毎回頼んじゃう大好物。
メニュー自体がいい。味が美味しい。
素晴らしいおつまみだ。
「まろやか豆腐」
これも大変美味しい。
とてもなめらかなのにクリーミー過ぎず
しかも味わいが濃い。
さっぱりとしながら食べ応えがあって、
私好みのお豆腐!
そして頼んじゃいましたよ〜
来ちゃいますよ〜
お楽しみの「まるやま」の穴子!!
「穴子天ちらし」
どっかーーーん
容赦なくでっかいです!
ゴージャスに大きな穴子くんに
山のめぐみ達が軍隊のように押し寄せております!
なんという、贅沢な一皿。
パリッパリの衣に包まれた肉厚の穴子にかぶりつくしあわせ。
野菜もひとつひとつがいちいちおいしい。
あああ 「まるやま」はいいなあぁ〜
「獺祭・純米大吟醸(生)」
〆張鶴リピートしてましたが
ゴージャスな天ぷらが出たので
ここでちょっと趣向を変えてみました。
獺祭もいいですねぇ〜
でもやっぱり私には〆張鶴の方が飲めちゃうなあ〜(危険)
さっきからほっぺたが死にそうに熱いけど
楽しいからなんでもいいや〜
と、ニヤニヤへらへらしていたら。
そのまんま本日のメインの瞬間に飛び込んでしまいました!
突然大舞台の真ん中でロミオに会ってしまった気分!!
きゃあぁ
「二種せいろ(せいろと田舎せいろ)」
うわ
うわわわわ
これはもう大変ですよ酔っ払ってる場合ではありません
今日はすごい 今日もすごい 素晴らしすぎる
美味しいのがもうわかりすぎて心が苦しい
どうしようどうしよう
ほらぁー
「せいろ」
もう
見た目からしてダメ。
見た目からしておいしすぎる・・・!!
しっとりとした肌の上のめくるめく陰影たちは
私の口中をザラザラザラ〜と滑るように撫でていく。
ザラザラでありながららスベスベするる〜なのが大変に心地よい。
しかも香りが、味わいが!
筆舌に尽くし難い程まろやかで白く美しい蕎麦の香りなのだ。
こんなに美しいのに、それが「ふわりと淡く」とかではなく
うっとりするほど濃厚なのだからもうただただたまらない。
何をどうしたらこうなるのですかまるやまさん。
一見柔らかそうだが表面は比較的しっかりとしておりまする。
程よいコシがあるのでもうその味わいのひろがり方と言ったら・・
はああぁ・・・もうダメです・・
「田舎せいろ」
見た目は「せいろ」よりぐっと黒いのでたくましい風味を思わせるが
実際はこれもまた「せいろ」に通ずるまろやかで美しい香り。
先程の「せいろ」は大分でこちらの「田舎せいろ」は栃木・益子であるから
この「まろやかな美しさ」は蕎麦粉云々よりも
「まるやまの腕」「まるやまの味」と言っていいだろう。
同じく美しいとは言え、
こちらは「せいろ」と比べるとズシッとした厚みを感じる香りで
噛みしめると滋味深い風味と濃厚な甘みが楽しめる。
あぁ〜 「田舎せいろ」もおいしいなあ!!
密度が比較的薄くフカフカとした食感で、噛めばあっさりと噛み切れる。
一般的にイメージされがちな
モグモグ噛むようなギッチリ田舎蕎麦とは違うのだ。
そして今日はまだまだ暴走しますが
止めないでください。
だってこんな美味しそうな限定お蕎麦があるんだもん!!
去年はいろんな「あっさり系冷かけメニュー」が楽しかったが
今年はこんなにわくわくする楽しい「冷あんかけ」が!!
「夏野菜の冷あんかけそば(吉野葛仕立て)」
きれいでしょうーー!
新鮮な野菜の風味と、カリッパリッという食感がたまりません。
しかもこのとろみのついた出汁のおいしいこと。
これ あたしのぶん♪(^o^)
もう大っ変にお腹いっぱいなのに
全部食べ尽くし、飲み干しましたー。
帰りのお腹いっぱいぶり、しあわせいっぱいぶりときたら
それはそれは大変なもので・・・
うれしがりすぎ、ニヤニヤしすぎの、
私にとっては夢のような時間だったのだ。
2011年12月の「手打蕎麦 まるやま」
2011年07月の「手打蕎麦 まるやま」
2010年10月の「手打蕎麦 まるやま」
2010年3月の「手打蕎麦 まるやま」
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ンン〜〜〜〜〜ッ
ンンン〜〜〜〜〜〜〜ッ
ンンンン〜〜〜〜〜〜〜〜ッ
いかん、余りにそそられ過ぎだ
普通には手に入らないでしょうが、是が・是が・是が・非が・非が・非が、でも、是が非でも栃木、福島辺りで作られる「曲がり葱」を
個人的には下仁田葱よりはるかに美味しい
葱つながりなら、淡路のタマネギも是が非でも
林檎のほっぺが落ちまっせ
っさ!! 淡路のタマネギ食〜〜〜べよっ!
口開けて待ってますよ〜(^O^)