2012年05月08日
静岡・藤枝「手打そば ながいけ」
3月に訪れた際、帰り際に聞いた
「もうすぐびっくりするほど美味しい、珍しいお蕎麦を打つんですよ〜」
という店主の言葉が忘れられず。
ウハッ
来ちゃえばぜんぜん遠くない、
大好きな「手打そば ながいけ」。
ハイパワー掃除機のように私を東京から吸引した
「美味しい珍しいお蕎麦」とはこれである。
幻の静岡在来種!
この店からも近い、大井川上流川根本町の在来種で
生産量がごく少ないため、この店でも曜日を限定しての販売だ。
本日、入り口の「本日の粗挽き」の看板のところには・・
下に小さく「静岡在来あります」と貼ってある。
ウキャ ときめくー! (≧∇≦)☆
いつもの、蕎麦味噌から。
ここのモンゴル岩塩は甘く深くおいしい。
この塩はこの店の看板とも言える
「粗挽き三兄弟」のために置かれているものだ。
前回も書いた通り「ながいけ」には二八の「せいろ」以外に
「粗挽き三兄弟」がある。
「粗挽きせいろ」
「粗挽き十割せいろ」
「手挽きせいろ」
の三種だが、本日は幻の在来種があるので
「粗挽き十割せいろ」(幻の在来種)
「粗挽き十割せいろ」(福井・茨城ブレンド)
「手挽きせいろ」
の三種類を食べることにする。
来たぁー
「粗挽き十割せいろ」(静岡・川根在来種)
どきどきする・・
自然光に照らされた、端然たるこの景色・・・
思わず、息を止めてしまうほどの肌。
どんな形容詞も野暮なほど、どうにもこうにもたまらない眺めだが
その香りはもっと凄い。
何デスカこのびっくりフルーティーな香りは!!
マスカット・・、いやメロンソーダ・・?
とにかく蕎麦からは感じたことのない、
さわやかフルーティーな香りをほわりとまとっている。
しっとりぴたっとした肌はごくやわらかく、
噛みしめるとふんわりかろやかなコシ。
味わいは、白いイメージの上品なもので
その夢をほんのり、うっとり、追いかけるひととき。
生まれた地で食べる、ちいさな在来種の味・・
会いに来て、本当によかった。
「粗挽き十割せいろ」(福井・茨城ブレンド)
これまた、時を忘れて見入ってしまいそうな超絶美肌!
うっすらと緑がかった肌の、しっとりとしたざらつき。
蕎麦の粒子達ひと粒ひと粒に目を奪われる。
手繰り上げると干し草のような、
爽やかな野生の香りが淡くふわー
ごくやわらかかかった先刻の川根在来よりは流麗な舌触りで
噛みしめるとこれもふんわりとやわらかいコシ。
はにゃほにゃ・・おいしい・・・・
うっとり・・・
「手挽きせいろ」
おー
これは今日いちばんの
明るく軽やかな姿である。
うっ
またこれもなんと素敵な肌・・・(>_<)
透明感の中にめぐる陰影。
乳白色、薄茶、淡赤の粒子たちに目をこらす。
表面は今までの2枚と比べるとしっかりとして
ざらついた舌触りが心地よい。
そしてこれまた、
ほんのりと甘く上品な香りがすばらしい!おいしい!
実はこれが今日一番好きかも・・・
極上の白米にも通ずるほんのりとした香りなのだが
それがだんだん、
私にとってはたまに出会う香りに変化してくるのがまた面白い。
どんな香りかって・・あのー・・・
某有名アイスクリームの香りなんです。。。
この香りの要素を持った蕎麦、たまに出逢うのだが
なんの共通点があるのかなあー
(忘れっぽいのでいつも判明しないまま)
そうそう、前回は「桜えび天せいろ」がとても美味しかったので
今回はひとつを「鴨せいろ」にしてみたんでした。
おいしいけど、やっぱりあの「桜えび天せいろ」には負けちゃうかなあ
結局蕎麦にはつけられないのに(蕎麦おいしすぎ)
また食べたい「桜えび天せいろ」。
悩ましい奴よのぅ・・・
2012年3月の「手打そば ながいけ」
2012年7月のライブ出演のお知らせ
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うわっ☆フルーティー!なお蕎麦すっごくすっごく食べたてみたいですー!!
行きたい場所リストに記そう!陶器類も素敵そうですね☆!
7月のライブ、 池袋なんですね!真夏のライブ気分良さそうです☆
友達誘ってみよう‥行きたいです♪
静岡はおいしいお蕎麦屋さんが多いのではしごも楽しいですよ〜
ライブ是非いらしてくださいね。会場がまた超素敵なんです!
鴨せいろ、昼間に教室で作ってましきた旨味と香りがたまりませんね、、、お蕎麦の味と香りは何処へ??メインは誰だ??
も〜なにがなんだか訳が分らなくなりますね(笑
ライブお誘いありがとうございます。
7月は多忙期なので、ん・・・・・行けるかな・・・。
そうなのですー!この肌・・・たまりませんのです。しかも電気の光でなく窓辺の自然光で眺められるので一層、でございます(^o^)
鴨せいろもいろいろありますから研究したら深そうですね〜
ライブは御無理なさらず、でも是非(^_-)☆