2011年12月07日

銀座「明月庵 田中屋 ぎんざ本店」


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銀座には蕎麦屋が多い。
どっちの方角へ歩いていっても
「この先には〇〇と◯△があるな」と蕎麦屋地図が頭に浮かぶほど
星座のように蕎麦屋が散らばっている。

とは言え土日の夜は別の街のように静かになる繁華街。
当然蕎麦屋も土日祝日休みの店が多く以前は困ったものだが
最近では年中無休のデパ上蕎麦屋やダイニングバー蕎麦屋などが出来、
土日も安心して私が生息出来る地となった。

この「明月庵 田中屋」も、 年中無休のありがたーい店。
都内に数店舗あるが私はこの本店の利用が一番多い。

何が便利といってやはり年中無休の通し営業。
場所も便利なら、おつまみも充実、席も広々しているので
ちょっとした打ち合わせや会合などにもちょうどいいのだ。




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今日は「お酒は詳しくないけど美味しいもの大好き」チームで乾杯!


メニュー説明に
「日本一辛いお酒ではあるが、切れが良く口当たりはまろやか。
 程よい自然な辛さ」
とあったお酒を選んでみる。

「純米酒 春鹿 超辛口」
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へえぇー こういうのを辛いっていうのかあ
よくわかっていない私は甘さもふくらみも感じてしまうが、
でもすっきり澄んでいてとても美味しい。




「柿と菊菜の白和え」
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甘い和食は苦手なのに
イチジクの料理や柿の白和えなどは
白砂糖の甘さでないせいか大好物。
人生で初めて食べた場所が茶室だった(お茶事で食べた)のも
良かったのだろう。
「明月庵 田中屋」のは、菊の香りも爽やかでさすがの洗練の味。
器もとてもいい。



「あん肝 ポン酢」
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肉はさっぱり、魚はこってりが好きなもので
こういったメニューには目がありません。
飲めないはずの春鹿がすすみまする〜



「しめ鯖」
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「銀だらの西京焼き」
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これまた「今生の大好物ベスト10」に
ランクインしてしまいそうな大好物。
私の体内脂肪はほとんど海から摂取されているのではないかと思うほどだが
こういうアブラが大好きなのだ!!
そしていつも思うが「銀だらの西京焼き」って高級品につき
どこでも(私には)小さ過ぎます・・
この3倍くらいあったらうれしいな〜



「御膳せいろ」
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大きな朱塗りのせいろ。
そこにうすーくひろげられた蕎麦が一面にひろがっている。


よく悪口めいて言いますね、
「東京の蕎麦屋なんてぇのは気取ったふりしてケチッて
 透けるくらい薄く盛ってくる・・・」
なんて。

それはもしや、こういうことですか?

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それともこういうこと?

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でもね、真ん中の方はそれなりに厚みがありますよ。
だいたい薄かろうが透けてようが、
こんなにせいろが大きいのだ!
蕎麦の量は特別少ないわけではない。

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なめらかな微粉の、端正な蕎麦。
箸先にたぐると、まろやかな蕎麦の香りがふわぁーっ
うーんうれしい!!
見た目はおとなしげだが、口に含むと意外にもパキッと角を際立たせている。
ほどよい弾力、スルスルとした舌触りが江戸らしい蕎麦で
噛みしめるとじんわり蕎麦の甘みが広がる。

おいしくて汁は最後までつけられなかったが
スッキリと洗練されたおいしい汁だ。


この店の歴史というか、変遷というか・・を思うと
さまざまな思いが交錯するが
私は今あるこの「明月庵 田中屋」を、あるままに愛そう。



欲をいえば、禁煙だともっと嬉しいのだが・・・
(せっかくの蕎麦の香りがぁ〜・・(>_<))

でも言い換えると「愛煙家の方々に優しいお店」ですね。





posted by aya at 19:18 | Comment(0) | TrackBack(0) | 東京の蕎麦>中央区 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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