2011年11月15日

群馬・前橋「手打そば 浅川」


うわぁーい また来ちゃった!

前橋の名店、「手打そば 浅川」。

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到着が予定より遅くなってしまい申し訳なかったが
おかげで店内は空いている。
人気店ゆえ、混雑すると物凄いことになるのだ。

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本日はおまかせの会席コースでということで
ますます楽しみ。
ああ早くお蕎麦に会いたい!!

るんるんるん〜〜とウッキウキの私の前に
さりげなく ことり、と置かれた
「金砂郷濃厚蕎麦ポタージュ」。

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アウ

んぎゃ    

うああ〜〜〜〜〜〜〜
あぁ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

(>_<)!☆!☆!

ちょっとちょっと浅川さん。
のっけからいきなりのストレートパンチですか!

こんな、私を破壊するに十分な凶器ポタージュがあったとは・・

なんという、こうばしさ。かぐわしさ。美しい味わい深さ。
ドロドロ〜ザラザラ〜ぽってり〜  と重い質感の中に
蕎麦の香りと味わいが幾重にも幾重にも重なり
もう何が何だかわからないくらい美味しい!
入店10分後に「もうどうなってもいい!!」と叫ぶのはどうかと思うが
悪いのは私ではない。
美味しすぎるー!
これ、どんぶり一杯飲んだらしあわせだろうなー
でもそしたらお腹いっぱいになってお蕎麦食べられないしなー



「そばのつまみ揚げ」
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このおつまみがまたシンプルなようで大変に美味しい。
胡椒の香り高さ、醤油の香ばしい味わい。
畑のものだけで、こんなにがっつりパンチの効いた
鶏の唐揚げのようなボリューム感のある美味しさが出せちゃうんだなー
感激!


ここで、
「高遠さん、蕎麦となるといきなり元気だねええ。さっきと全然違うねえ」
と可笑しがられたので、ハイちょっと落ち着きましょう(^^;;)
大丈夫、次に出てくるものに麻薬(蕎麦)は入っていないから
普通の人でいられそうです。


「前菜 大根 だし巻き玉子 木の子」
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「赤城鶏の蕎麦米雑炊」
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ん?何だか中国料理店のような香り・・・と思いつつ一口食べると、
おお〜 なんとやさしい濃厚さ。
店主が某名店のスープにビビッときて研究の末再現したというこの味。
お蕎麦屋さんでは出会えない、本格的なスープだ。



「金砂郷 そばがき」
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これまた・・
先程の悶絶ポタージュがそのままカタマリになったかのような
悶絶そばがき。
ウワーン香り高すぎるよう〜、味わい深すぎて味の中に落っこちちゃうよう〜(半壊状態)
もっちりぎっしり、ザク感も素晴らしく
なんかもう・・お蕎麦が出てくる前に素敵な蕎麦達に会い過ぎです・・



そしてここから怒涛の蕎麦づくし!
全部で5種もあるとは着地するまでわからなかったので
うれしいびっくり。

1枚目「満天せいろ」
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その名の通り、一面に散りばめれたホシもまぶしい
「浅川」の「満天せいろ」。

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すっっっっぱらしい香り!香り!香り!!(壊れた)
しっとりとやさしい食感、じわわわわぁ〜と深まる味わい。

相変わらず、「浅川」の蕎麦は形容するに難しい蕎麦だ。
中間色の美しさ。
とにかく、ものすごく美味しいことには間違いない。
おいしい、素晴らしい、大スキ!




2枚目「満天熟成せいろ」
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こ、れ、は・・・
見た目も味わいも物凄い熟成感である。
6日熟成とは恐れ入りました。
むせぶような濃厚な香り、ずっしりした味わい。
熟成特有のちゅるちゅる感が楽しい。




3枚目「金砂郷(超粗挽き十割)」
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「いっこ、ふるいにかけ忘れちゃったんで短い蕎麦なんですけど〜」
茶目っ気たっぷりの店主がニコニコ笑顔で
おまけとして出してくれた十割。

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うっわ〜〜い

これまた悶絶ポタージュ、悶絶そばがきとと同じ香り!悶絶組曲第三章!
蕎麦香中毒患者で蕎麦が長い短いなんてほとんど気にならない私には
強烈なジャリ感も楽しく、ただただ素晴らしい蕎麦・・・かと思いきや。
この十割、香りの素晴らしさの割に意外なほど味わいも甘みも淡い。
それはそれですっきりして美味しいのだが
組曲1楽章2楽章ほどのインパクトはないような・・
それがそのふるい忘れとも関係あるのかな? 面白い!
とにかくこと蕎麦となると何でも
「こんなお蕎麦食べられてトクしたなあ」といい方に考えちゃう便利な私。



4枚目「金砂郷(外一)」
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緑色がかったミルキーな肌。
粗挽きでありながらこんなにもやさしくやわらかな表情。

口に含むと見た目の通りやわらかいのだが
思いのほかしなやかな素晴らしいコシに出会い驚く。
ジャリジャリとした食感、そこから溢れ続ける味わい甘みがまたすばらしく、
ああおいしい〜〜〜 これだいすき〜〜〜


5枚目「金砂郷(粗挽き田舎)」
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これまたなんとも風情ある眺めである。
ザックザクの粗挽きなのに、はかなさすら感じるほどのやさしい姿。
手繰り上げるとふわぁ〜!と
今までの4枚にはない甘皮の香ばしさが迎えてくれる。
見た目の通り、はかなくやわらかな舌触り。
ちょっとはかなすぎて味わい切れない感じがあったが
こんな田舎はとにかく新鮮だ。


デザートは、
「韃靼わらび餅甘皮そばの実クリーム」。

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もうもうもう、とにかく楽しくて美味しくて胸もお腹もいっぱい。
体に蕎麦が満ちると、どうしてこんなにガッチリとしあわせになれるんだろう。

やっぱり前世は蕎麦だったんじゃないかと思うこんな時。



明るく楽しい店主にどうぞどうぞと打ち場も見せてもらうと
こんな面白いものが。

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鉢が動かないようにタイヤの滑り止めつけたんだって!
さすがはアイディア王子 浅川さん。




そしてね、石臼の上にいいもの発見。

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招き猫と共に、ウチの子が!
(拙著「蕎麦こい日記」)


浅川さん、ありがとうございますぅ〜〜〜〜



2010年10月の「手打そば 浅川」




posted by aya at 22:42 | Comment(4) | TrackBack(0) | 関東の蕎麦>群馬 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
ずいぶんと変わったな
初めて通りすがりに入った出前蕎麦屋の頃を思い出します。
お蕎麦昔の元気取り戻してるのかな・・・
初めての時は  目から鱗 じゃなくて 目ん玉落っこちるかと思った
さしずめayaさんなら ひたすら匂いを嗅ぐ 電柱に恋する犬状況かな・・・
久しぶりに行きたいな
Posted by 而酔而老 at 2011年11月16日 00:07
而酔而老さま
アイディアと意欲に満ち、努力を惜しまない浅川さんですからこれからもぐるんぐるん変わっていくのでしょうね!
ブログに載せ切れない面白い工夫や実験など他にもたくさんあったんですよ♪
Posted by aya at 2011年11月16日 00:49
有難う御座いました。
         
       感謝。 
Posted by 前橋 浅川 at 2011年11月16日 21:48
浅川さま
こちらこそ!楽しかったです〜♪
Posted by aya at 2011年11月17日 12:42
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