2011年10月13日

大阪・福島「まき埜」


交通量は多いが、すぐ近くに貨物線が通っているためか
なんとなくレトロな情緒も感じる辺り。

マンションの1階に、ビシッとととのったしつらいが
遠くからでも目に飛び込んでくる。

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店内はすっきりと美しく、余計なものは一切ない。
なかに入ってしまうと、忙しない外とは別世界である。




「盛りそば」
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あかるくつややかな肌。
つるつると密な質感だけにたぐると重量感があり、
ぬたーと束になって口内をめぐるのが何とも色っぽい。
噛みしめるとほんのり淡く、しかしとてもうつくしい蕎麦の香りが
こぼれだす。



香りが繊細なだけに必死で山葵をテーブルの一番端っこに置く私。
あの〜コレあとで使いますので、蕎麦湯の時につまみますので
へんなお客ですみませんすみません…



「田舎そば」
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せいろよりも輪郭線の際立った黒っぽい肌。
まばらに散りばめられた黒いホシがピリっと目にまぶしい。
姿は対照的と言ってもいいが
こちらも「盛りそば」同様ズンとした重量感を持ち、
噛み締めたときにほわ〜と浮かび上がる香りがうれしい。

端正な空間で出会う、淡い野趣。




ここはつゆが個性的。
まるでチョコレートのような、不思議で濃厚な香りがあり
それがなんだかやたらと美味しい。
甘いわけではな決してなく、「コク」といえばいいのかなあ
美味しいのでめずらしく蕎麦湯にも入れてみたら
余計にその個性が感じられて楽しかった。
私は西の汁が好きだ。



おっ どこで見たような湯桶ですのー(^o^)

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posted by aya at 08:31 | Comment(0) | TrackBack(0) | 関西の蕎麦>大阪 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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