2011年08月17日
六本木「蕎麦ダイニング くろさわ」
六本木ヒルズすぐ脇のレトロな構え。
目の前はグランド ハイアット東京という場所にある蕎麦屋である。
「黒澤明監督の食卓をテーマとしている」ということから「くろさわ」であり、
豚肉料理を得意とするダイニングバーでもあり、
また場所柄か芸能人率が高かったりするのだが
私にとっては「美味しいお蕎麦屋さん」である。
とは言えやはり豚料理も売りの一つなので
ランチでは豚丼が三種類も。
黒豚丼の赤(特製醤油だれの三枚肉)
黒豚丼の白(塩風味の三枚肉)
黒豚丼の黒(特製味噌と三枚肉の相性)
ミニ豚丼と蕎麦がセットになったランチもある。
今日は私も珍しく蕎麦以外のものも食べたい気分だったので
ちょっとだけ迷ったがやはりこういう選択に。
「はりはりそば」
「たっぷりの針野菜と梅肉のさっぱりした冷かけ」
とメニューの説明にあるとおり、ひんやりさらさらさっぱり。
こういうメニューこそ出汁のよさが際立つ。
茗荷の風味が爽やかでおいしかったので、
なんと別添えの梅肉を最後まで入れずに完食してしまった〜
そしてもちろんこれだけでは帰りませんよ!
「もりそば」
「くろさわ」らしい、つるつるの舌触りと弾むばかりの豊かなコシ。
青い瓜を思わせる爽やかな香りがふわっと漂う二八蕎麦だ。
「田舎そば」
「もりそば」よりぐっと太く赤黒い姿に
熟成の香りのモグモグ蕎麦を予感したが
香りは「もりそば」と同じ爽やかな香り。
しかも「もりそば」以上のつるつる感と弾むコシで
かえってこちらの方が軽やかに感じるほどの田舎蕎麦だ。
軽やかな食感を楽しむうちに感じられてくる
かすかな野趣、たくましい香ばしさがおいしい!
今日初めて気づいたのだが、
店内の欄間にはコウモリさんが。
古材で作られた店舗と以前聞いたが
あれも古いものなのかな?
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都内は人が多くて、気後れしてしまいます。
確かに、都会は外側から見ると疲れるし入りにくいですよね〜。私ものんびりした田舎にいる時に都会を思うと「あの騒々しい場所は一体何だったんだろう?また戻るなんて信じられない、息が出来るのかな」と思います。