2011年04月16日
埼玉・浦和「庵 浮雨(un peu)」
「庵 浮雨(あんぷう)」の楽しさは
そのユニークなセンスだけではない。
「そこにとどまらない力」。
フレンチの修行を積んだ店主だけに、
腕の鳴るままどんどん美味しいものが生まれてしまうのだ。
また今度はいろいろメニューが増えてるぞ!
まずはいつものように「自家製豆腐」から。
うーん、今日のは一段と甘い。
これが大豆の甘みとは信じられないほど、
ほんのりどころかしっかりはっきりした甘み。
埼玉産「借金なし」大豆である。
本日の小皿料理より
「穴子のエスカベッシュ 洋風南ばんづけ」
「自家製ピクルス」
赤ピー黄ピー、カリフラワー、人参、みょうがなど、
ぱりっカリッと、全ての野菜の硬さが「これです!」という絶妙さ。
それだけじゃなく、なんだかやたらに美味しい秘密があるような・・
と思ったら、酸味をお酢でなく柚子でつけているそう。
食べた瞬間「柚子!」とわかる使い方でない上手さは、さすが「庵 浮雨」。
柚子はあまりに香り高い為、上手に使うのは非常に難しい食材であると
常々私は思っているのだ。
本日の小皿料理より
「鳥ムネとゴボウの青唐ミソマヨ和え」
「自家製湯葉」
豆腐があの濃さであるから当然湯葉も濃い。
甘さもしっかりだが全体にやや豆腐よりさっぱりめに感じ
うーん、私は湯葉の方が好きかも♪
「ホタルイカの燻製」
「庵 浮雨」の自家製燻製にはファンが多く、勿論私もその一人。
鴨、その季節の海の幸(アジ、サーモン、カンパチ等)、タラコなど
本当に美味しくて毎回絶対に外せないのだがホタルイカは今回初めて。
これが教えたくないほど美味しい! 危険! だいすきー!!
ふっくらぷりぷりのホタルイカが、いい〜感じに燻されて
たまらぬ美味しさだ。
「ホタテのムニエル バターしょうゆソース」
「温野菜 かつおだしバター風味」
メニュー名から想像するよりかなり洗練、フレッシュな印象の一品。
野菜はどれも色鮮やかで、カリッとした歯ごたえを残している。
本日の小皿料理より
「砂肝のコンフィとレンズ豆のサラダ」
こ〜れ〜も〜〜〜
私好み、美味しすぎる!
ほんのりガーリック風味の砂肝はコリッとした食感を残していて
そこに大好きなレンズ豆ときた日には・・こんなのもっと食べたいに決まってます。
「美桜鶏のササミと春菊のサラダ」
メニューを見て一番食べたかったものはやっぱり大当たり。
つまりは「洋風 とりわさ」。
春菊を生で食べるサラダ仕立てというところがウマい!
「だし巻き風オムレツ」
店主が惚れ込んで仕入れている、日高産の高級卵「たかはしたまご」使用。
「おいしいたまご」をダイレクトに味わいたい方には是非是非おすすめ!
ぐわぁああっと卵のコク、美味しさが味わえます。
だし巻きとオムレツのいいとこどりってのが庵 浮雨のニクイところ。
以上、本日ここでご紹介した蕎麦前はざっと11種類。
「ここ、お蕎麦屋さんでしたよね?」という位、
これだけたくさんの美味しい蕎麦前が揃っていたら
お蕎麦食べなくても十分満足!・・・と言いたいところだが。
すみません、私の心(お腹)はみっともないほど
最初から蕎麦だけに集中しておりまして・・
だって私はあなたに会いに、ここまで来たのだ。
本日の「二種せいろ」は鹿児島と埼玉。
こちらが鹿児島。
ふっくらとやさしい風情。
見た目の印象を裏切らぬふくよかな香りがふわりと漂う。
やさしい歯ざわり、じわっと広がる静かな風味。
こちらは埼玉。
箸先に手繰り上げ、フレッシュな美しい香りにまず嬉しくなる。
爽やかな味わいが口中に広がり、噛みしめるごとに甘みがふくらむ。
ああこの埼玉素晴らしい・・・
うわあん美味しいようー 来てよかったようー
名物のつけ汁「クリームせいろ」も最近はシリーズ化していて
日替わりで一日一種類。
「カレークリーム鴨せいろ」
「花巻クリームせいろ」
「カルボナーラせいろ」
「サフランクリームせいろ」
「牡蠣クリームせいろ」
などなど。
「とどまらない」庵 浮雨はデザートも大発展中。
自家製ジェラートや豆乳パンナコッタも
日替わりフレイバーでシリーズ化しそうな気配。
ジェラート(本日はジャスミン)
豆乳パンナコッタ(本日は杏仁)
腕があるだけでなく、そのアイデア、センス、何より「とどまらないパワー」。
来る度にほんとうに楽しい気持ちにさせてもらえるお蕎麦屋さん。
今日は何があるのかワクワク、
メニュー見て何を食べようかワクワク。
どうぞ浦和「ナカギンザ通り」へ♪
2011年03月の「庵 浮雨(un peu)」
2010年08月の「庵 浮雨(un peu)」
*高遠彩子4月〜5月のライブ出演予定*
この記事へのコメント
コメントを書く
この記事へのトラックバック