2011年03月24日
築地市場「手打ち蕎麦 成冨」
雨上がりの東京。
まだ湿気を帯びた大気が地表の匂いを空に昇らせている。
ああ今日も蕎麦が食べられて嬉しい。
成冨の「せいろ」。
1枚目は北海道産だ。
きめこまかな肌に新鮮な水分を流れるようにまとった、
美しい蕎麦。
たぐりあげれば、
たっ たまらない・・・・
深い香ばしさ、食べる前に全部吸い込んでしまいたいほどの
穀物の甘く豊かな香り。
こんなにも香ってくれるのか!
それが食べている間じゅう私を染め、
味わいとなって舌に体にしみこんでくる。
ウワー 今日ここに来られて良かったなあ
外はコンクリートの大都会東京だが
この笊の中は広大な北海道の畑だ。
そこに立ち、深呼吸するよろこび。
この店の蕎麦の「せいろ」はメニューとしては1種類だけだが
おかわりを頼むと産地を替えて出してくれる。
今日の2枚目は茨城産。
こちらもまた、「成冨」らしい流麗な美しい蕎麦。
たぐりあげた最初の香りは、
うん、北海道のような香ばしさはない。
しかし来た来た、下から、まるくふくらんでくるような、
ゆたかなゆたかな茨城らしい王道の香り。
口に含んで広がる、絶妙の甘みと味わいのバランス。
最寄り駅は築地市場だが、私は使ったことがない。
東銀座や新橋はすぐだし、銀座、有楽町だって遠くない。
さて今日は、どこまで歩いて帰ろかなー
*高遠彩子4月〜5月のライブ出演予定*
この記事へのトラックバック
銀座周辺は緊張してしまうので。。なかなか。。
銀座周辺というのは確かに独特の雰囲気がありますよね。でも周りは銀座でも、たとえそのお店がちょっと小洒落た雰囲気に見えても、お蕎麦屋さんはお蕎麦屋さんですから♪中に入ってしまえばいつも25¢さまが他のお店でそうしているように、楽しい蕎麦屋時間が流れていますよ!(^o^)