2010年10月19日

下北沢「手打蕎麦 慶水」


今夜は、昇太さん率いるSWA
クリエイティブ・ツアー「古典アフター」@本多劇場。

もう〜〜〜SWA は、可笑しい!

4人が4人、それぞれにオレオレ詐欺みたいな輝き方をしておられ、
気づいたら財布の口じゃなくて大口開けて笑わされ。

しかも今夜は、トリの昇太さん、
私が大好きな「本当は怖い愛宕山」!!

この話はもう本当に、最高としか言いようがないのだ。
ヒヤッとリアルで怖い面あり、現実にはありえないお伽噺らしい楽しさあり、
昇太さんの演技の可笑しさ上手さが200%楽しめるシーンが何種類も盛り込まれていて
ホロリとさせられる部分もちゃんとあって、
もうこの話の大ファンとしては聞いてるうちに
「ちょっとさー、こんなに完璧で可笑しい話、ズルイでしょ?!」
って言いたくなる程なのだが
毎回どうしても「もうヤメテクレ!!」と顔が痛いほど笑わされてしまう。
しかも私が笑っている時はそれこそ「会場中が大喜び、大爆笑」していて
それを見るとやっぱり
「ちょっとー、こんなのズルイでしょうによ!!」って言いたくなってしまうのだ。
オオカミ・・・ずるすぎる・・・


てな具合に落語は聞く方もスポーツのように消耗するので
観る前にはちゃんといい栄養、満タンにしておかないとね。

下北沢駅から徒歩2分「手打蕎麦 慶水」。

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付近には下北沢らしい古着屋や雑貨屋がひしめいているが
この店は別世界のように静かで落ち着いた空間。

せいろ以外はだいたい1000円以上と高級店だが
せいろしか頼んだことのない私には
840円でこの静かで贅沢な蕎麦時間はありがたい限り。

しかも量は高級店のそれではなく、豊かな山盛りでやってきてくれる。


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端整に切りそろえられたみごとな蕎麦。
きめ細かく曇り無き肌が重なりあう、その景色の美しいこと。

たぐりあげれば微かに、ひそやかにただよう粉の香り。
ひとくち口に含むと、するするとすべらかな舌触りがここちよく
弾むようなたしかなコシがまた素晴らしい。

味や香りが濃厚な蕎麦ではなく、
落語の前につるつるーっとひっかけるに最高の、上質の蕎麦である。


店を出ると闇の中店外の手入れをしていた店主に出会う。

職人らしい笑顔と礼儀正しい会釈。


すっかりしあわせな気分で本多劇場へと歩き出し。
穏やかな気持で席に座ったら、4人のオレオレ詐欺に遭った。


20日夜は、同じ本多劇場で昇太さん独演会ですよ〜!



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posted by aya at 23:44 | Comment(1) | TrackBack(0) | 東京の蕎麦>世田谷区 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
2011.04.06
ライブ前に行ってみました。
せいろ、最後の一枚残っててよかったー。
Posted by みめい at 2011年04月07日 17:26
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