2010年10月15日
豪徳寺「あめこや」
スタジオでの録音が終わり
ダメモトで電話してみたら・・・
なんとなんと、空いているではないデスカ!
ついてるー♪とはしゃぎつつ4人で到着。
もう〜今回も素晴らしすぎますよ、「あめこや」さん!
「あめこや」は、そのお蕎麦だけでも
私なんて磁石のように犬のように吸い寄せられてしまうのに、
その上その季節の美味しいものをうんと美味しくして
次々と楽しませてくれてしまうのだから本当に参ってしまう。
しかもそのどれもが実にシンプル。
なんてことない素材をちょっとしたセンスで
「うわっ」と喜ばせてくれる一品に変えてしまうのだ。
(歌のことで頭が一杯でカメラを忘れたため、本日は携帯写真で失礼)
眼の前にちょこんと置かれて、その可愛らしさに胸打たれたつき出し。
写真では伝わりにくいと思うが
このサトイモさんも小鉢も本当に小さいのだ。
そのミニチュアぶりにまず喜び、食べてみてまた「うわ、おいしい!」。
ただ胡麻塩がふってあるだけのはずなんですけどねえ〜
サトイモってこんなに美味しかったんですねえ〜
これは、一口食べた瞬間の皆の反応が鮮やかで楽しかった。
ひとりひとりの顔が電球がついたみたいに明るくなって
「おいしー!」と大人気だった「のどぐろのあぶり刺身」。
脂の乗った魚好き、しかもあぶり好きの私には、もうたまらない一品。
あぶり〜あぶら〜 あぶり〜あぶら〜
♪\(≧∇≦)/♪
こちらも一同絶賛、
「粗挽きそばがきと焼き松茸のお吸い物」。
焼いた松茸のかぐわしいこと。
そしてそのかぐわしさの下に大地のようにひろがる
粗挽きそばがきの、あああああ、愛すべき香り。
その清澄な秋らしい趣に、テーブル一同声上げてうっとり。
しかしながら「蕎麦原理主義」の異名をとるダメ人間の私、
「こんなに素敵なそばがきさんとはできることなら二人きりでゆっくりお会いしたかった・・」
なんてもったないことをこっそり思ったり。
この粗挽きの蕎麦粉が「慈久庵」からのものというのも面白い。
どんな時も、お店に入った瞬間から心はお蕎麦だけに集中している私、
しかし「あめこや」においてはお料理に浮かれているうちに
実にさりげなく、私の前にちょんとお蕎麦が現れてしまう。
2種せいろは笊もこぢんまりと小さく、
その蕎麦の佇まい、風情はこれまた非常にさりげない。
しかしひとたぐりすれば、目も覚めるようなかぐわしさ。
北海道ニセコ産のキタワセ。
ムワァ〜と力強い香り、濃厚な味わいと甘み。
これが新蕎麦?と思うようなたくましい、強烈な魅力を備えた蕎麦。
こんなにもすごい主役を、まるでお料理のひとつかのように
こんなにさりげなく登場させて、私を夢中にさせて
あ〜〜〜、もういなくなっちゃった・・・・
2枚目は埼玉県秩父産、秩父在来種。
トップノートは1枚目の北海道と比べると淡いかな・・
と思いきや、あとからあとから、
じわじわとかぐわしさがふくらんでまいりました。
しかも、味わいの濃さはこちらのほうが上と言っていい。
夢中で愛で、たぐりつつ、
あ〜〜なくなっちゃう〜〜
食べるとなくなっちゃう〜〜
もはや喜んでいるのだか泣いているのだか分からない。
おっ 湯桶が新しくなりましたね。
前のドイツのプラチック製保温型も個性的でよかったが
この北欧レトロなデザイン、非常に好みです。
「あめこや」の雰囲気にぴったり。
しかも蕎麦湯がまた美味しすぎて、ついついたくさん飲んでしまった・・
いつもながらすみません・・・m(_ _)m
食後のデザートは、こんな可愛らしい演出で。
ただむいただけのくだものながら、
「あめこや」らしいセンスでいつも感激してしまう。
甘いものが苦手で、何も手を加えないくだものが大好きな私には最高のデザートだ。
綺麗に皮を向いた葡萄にクシをさし、小さなグラスにポンとさしてある。
言問団子みたいで可愛いな〜と思っていたら
このブログを見てくださっている店主、
「そびぽぉ!ソビスケ」のちょんまげに痛く感銘を受けたらしく
「ちょんまげを、意識してみましたっ」
とのこと。
素敵・・・そのセンス、素敵っすよ・・・
ごちそうさまー!
と店を出る4人は全員満面の笑み。
素敵な方々と楽しい時間、あめちびちゃんの素晴らしいニュースもあったし、
最高の夜だった。
前回のしあわせ♪
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豪徳寺 そば「あめこや」
Excerpt: 豪徳寺にある蕎麦のあめこやです。 お蕎麦もさる事ながら、お料理、お酒、とても美味しかったです。お気に入りのお店となりました。新年から良いお店を紹介頂きました。
Weblog: uessaiの美味しいお店
Tracked: 2011-01-23 19:00