2010年08月17日
綱島「手打ち蕎麦清風庵 富嶽」
東横線「綱島」駅から徒歩20分ほどの住宅街。
この角を曲がれば店があるはずなのだが・・
おっ?
まるっきり普通の住宅過ぎてどうしましょう。
物干し台に揺れる洗濯物が平和過ぎます。
ほんとに入っていいのかな?と迷うほどだが、
暖簾は下りている。
ヨシ、と入ると・・・
よかったー
入ってよさそうだ。
住宅街のこんな目立たないお店ながら、
お蕎麦の種類は意外な程多い。
「せいろ」「手挽きせいろ」本日は変わりで「抹茶せいろ」、
「手打ちひやむぎ」「うどん」までやっている。
そして読み応えがあるのはおつまみメニューである。
「じゃこ天」「板わさ」「山芋切り株」・・・
ふんふん、おいしそう。
「えび塩焼き」「どじょうの唐揚げ」
すごいね。
「穴子の柳川風鍋」「牛すき焼き風鍋」
なんともゴージャス。
「かえるの唐揚げ」
えっ?
「混雑時にはお断りする場合がございます」。
そうか・・
そうなのか・・・
何だかわからないがここの厨房には
かえるくんがスタンバイしているらしい。
東南アジア料理や中国料理ではおなじみかもしれないが
お蕎麦屋さんで思いがけずピョン吉に出会い
軽いショックを受ける私はまだまだである。
軽いショックの次にはヘビーなショックに見舞われた。
「手挽き売り切れ」・・・!
がーーーーーーーーーーーーん・・・
みっともないほど落ち込むが
それでは「せいろ」さんに失礼だ。
気を取り直して、「せいろ」一枚、くださーい!
つやつやとおおらかな印象な蕎麦が
気持ちよさそうにざるの上に重なってやってきた。
たぐりあげるとやさしい粉の香り。
口に含むと少し生々しいような味わいの中に
甘さが広がってくる。
他にお客さんがいない店内は静かで、
厨房でコトコトと作業している音、
住宅街を飛び回る鳥の声だけが聞こえてくる。
もう蕎麦が出ているのに、
他にお客さんはいないのに
コトコトは何の音かと思っていたら、
最後にこんなサービスが。
小さい頃、母と作るのが夢のように楽しかった白玉だんご。
ふたつくっついて小さな器に並んで、
あらためて、白玉だんごってなんて可愛らしいのだろう。
その都度作ってくれているらしい、
小さな、懐かしい、うれしいもてなし。
さあまた、のんびり歩いて帰ろーっと。
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↓ 参照
https://twitter.com/aiz650/status/548482671593005057
遅い返信,大変失礼致しましたm(_ _)m
素晴らしい情報ありがとうございます!キャーいかなくっちゃー!(≧∇≦)