2010年07月24日

中野「武蔵野そば処」「さらしな総本店 」(ナカノはハシゴ)


中野に行ったらどうにもこうにも梯子である。

蕎麦そのもので言えばちょっと歩いても丸屋に行きたくなるが、
中野駅前の、あのゴチャゴチャした飲み屋街の雰囲気は
やはり捨て難い。

あまりにも至近にあるこの2店の店構えの楽しさよ。
これだけの情緒はなかなかない。


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「武蔵野そば処」



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「さらしな総本店」



この2店が歩いてものの1分とかからない距離にある、
迷路のような楽しい路地。
付近に立ち並ぶ店も道路にはみ出したような店あり、
中から大笑いの声が響いてくる昔ながらの赤ちょうちんありで
これを梯子せずにおらりょうか。


いつもは酔客で大賑わいの武蔵野そば処、
今夜1階はなんと私だけ。
静かなこの店も新鮮でいいもので、
壁一面のメニューをのんびり眺めるのも楽しい。

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お蕎麦は田舎の街道沿いで出てくるような
のんびりした蕎麦。
今夜はやや粉の香りが淡く
生々しいような味わいが際立つため
珍しく薬味をいろいろ投入したつゆにつけて食べる。



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ここは薬味が大変豪華で
黒ごま、紫蘇の実、菊の花びら、もみじおろし、青ねぎと
5種類もついてくるのだ。

紫蘇とごまの組み合わせに目のない私、
アララおいしい ここはやっぱりこれだな〜





さらしな総本店は只今
変わりで「レモン切り」と「笹切り」を展開中。

というわけで、
私が食べた「さらしな」「田舎」「二八」も
全体にレモンで笹なサワヤカフレイバーだったのが
ちょっと(否とても)悲しかったが、
いいのだ!こういうお店は
次回は釜湯がまっさらな朝イチで来ればよいのだ!



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さらしな

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二八

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田舎

 

ところで私はかねがね思っているのだが、
蕎麦には非常に狭い範囲での「地域性」を感じることがある。
戸隠蕎麦やへぎ蕎麦というような、広い範囲の地域性ではない。
都心でも、同じ駅または近隣駅といった狭い範囲で
何店舗のもの蕎麦に一種の共通点を感じることがあるのだ。

多くは「香り」の共通点であることが多いので
おそらく水のせいだと睨んでいるのだが。

今日の2店も蕎麦は全く違うのに
生々しいような香りにおいて
非常に似ていて面白かったなあ。





「飲み屋街シラフでハシゴで蕎麦千鳥」



さー、駅まで歩く商店街も楽しいな。








posted by aya at 23:57 | Comment(2) | TrackBack(0) | 東京の蕎麦>中野区 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
>紫蘇とごまの組み合わせに目のない

このコンビネーションは、ナッ ナッ なんと言っても!! ご飯じゃ!!!
熱々のご飯をボールに入れてたっぷりの千切りの大葉、これまたたっぷりの胡麻、グチャグチャにかき混ぜて手塩しておにぎり、まさに絶品と呼ぶにふさわしい逸品!!
蕎麦喰う時以上に「我日本人なり」と感ずる時です。日本人のDNAに刻まれた、真の日本のファーストフード「おにぎり」
「おにぎり」と言えば昔からある定番は 鮭、明太子、おかか、高菜、梅干し・・・ これも蕎麦でいけるのかな!?!?
Posted by 而酔而老 at 2010年07月25日 11:27
あははは(^O^)!而酔而老さまがそんなにおにぎり好きとは知りませんでした。而酔而老さまの書き方、ものすごーく美味しそう!さすが愛が深い方は違いますね。
私の母も「世界で一番美味しいものはおにぎり(とステーキ)」という人です。でも娘の私は、おにぎりももちろん大好きですが、おにぎりと卵かけごはんだと卵かけごはん(海苔必須)に走る派です♪
Posted by aya at 2010年07月25日 14:09
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