谷町筋は谷町九丁目付近をポケーと歩いていると・・

おお?
なにやら見捨ててはおけぬ看板が。
古びた木板の風情。
まるで雪の山中で出会った道しるべのようである。
奥へ入ってみると、

気がつけば体が勝手に中へ入り、
口が勝手に「細打ちそば!」と注文していた。
これがラーメン屋だったら
メニューも難解だし(私にとっては)こうはいかない。
やり慣れていることというのは寝ていても出来そうで
怖いくらいである。
店内はまるっきり山形の居酒屋。
空間が広々としているのもますます本場っぽいではないか。
メニューには私の大好きな山形のおつまみが目白押し。
うははー たーのしーい。


たっぷりと表面に水気をまとい
ずっしりと重たげに重なる蕎麦。
粗挽きの肌に黒く大きなホシがまばらに飛んでいるのが美しい。
たぐりあげた箸先の香りはほぼないのだが、
口に含むとこれまた楽しい。
つるつるとし舌触りの中に
見たとおりののザラ粒感がまばらに感じられ
その粒を噛みしめる時に、
一瞬ライ麦のような香ばしい空気が生まれるのだ。
昼はこの細打ちの二八のみだが
夜は限定で「十割板そば」というメニューもあるそうなので
そんなの聞いたら絶対に夜も来ないではいられないではないか。
大阪、おちおちぼんやり歩けぬ
デンジャラスシティーである。
ソノ〜〜〜ッ
アノ〜〜〜ッ
いちにち
なんけん
まわったの・・・
ちょっと
へ ん な ひ と
ちょっと
あ ぶ な い ひ と ?
「ちょっと」がついてて良かったです♪
なにせ周りは口が悪い人だらけで(^○^)