2010年04月29日

新江古田「じゆうさん」



進化し、走り続けるものの美しさ。


こんな「じゆうさん」には初めて出会った!



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せいろを一口含んで驚いた。


香りも味わいもふくよかで実に素晴らしいのだが、
何よりも驚かされたのは今まで出会ったのことのない、
目を細めずにはいられない繊細な空気感である。

はかなく貴い天使の羽根を突然預かったかのような、
ピアノの高音トレモロにくすぐられているかのような。

こちらの心まで繊細にならざるを得ない。






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手挽きの田舎もまた然り。
これほど粗挽きのざくざくとした肌を持ちながら
強いところの全くない、繊細な優しさ。
香り、味わいはせいろの方が豊かに感じられたが、
凹凸のある肌が繊細な空気をはらんでいる様は
さらに新鮮な、ここでは出会ったことのない世界。

ちょっとちょっと、「じゆうさん」さん、
どうしましたか心境の変化ですか!




と思ったら、
安曇野の蕎麦粉に替えたのでそれに合わせて打ち方も、
という実に自然な理由であった。



自然と言えば自然だが、
いやいやいや・・・・

こんなにも違う角度から酔わされては、
参ったとしか言いようがない。



凄い、アーティストである。






posted by aya at 02:01 | Comment(0) | TrackBack(0) | 東京の蕎麦>中野区 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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