2010年04月04日
築地→白銀高輪「三合菴」(アンシュソロコンサート+ハシゴ蕎麦)
昨日は楽しみにしていた
我らが山下庵アンシュ洋輔様のソロ・コンサート。
おとなしく座って聴いているのが苦痛なくらい
楽しかった〜〜!
体はなるべく動かさないように・・・
声は絶対出さないように・・・(^_^;)
なんだかなあああ
あの飛び抜け感。
難しいことは何も考えられずただその海に飲み込まれて
大空だか洗濯機の中だかをぐわああ〜!!と一緒に飛び回って
大笑いしたりうっとりしたりしてたのに気がつくと着地していて
頭の中がスカーーッと生まれ変わっちゃってるような。
終演後はその空っぽの頭で無事アンシュにもご挨拶でき、
さードッチ向いて歩いてこうかな。
そう言えば来る途中築地の交差点に大変気になるものがあったぞ・・・
と築地に向けて歩き出す。
これだ。
んー、いいなあ!
「手打ち蕎麦」という言葉を愛するあまり、
こういう幟すら大好きな私。
持って帰るわけにも行かないので
しばしうっとり堪能し地下のお店へ。
ジャズが流れて、まだ新しい綺麗なお店である。
さてお蕎麦。
表面にたっぷりと水をたたえ、並太だが重量感の感じられる姿。
一口食べて・・・
??!!!
あっ
なるほど。
柚子も強烈だが、桜さんも結構頑張って釜全体を染めるので
せいろも桜味になってしまうのだ。
というわけで。
美味しかったのだが蕎麦食べたと言うよりは
桜餅を食べたような満足感を得てしまったので
なぜかそのまま白金へ。
改装して小さくなって
また違った魅力を持って気高く輝きはじめた名店。
例えるならきらびやかな宝石ではなく真珠のような。
私、このそばがきで
雲の上の人となってしまいました。
唸るしかない。
無上の空気感。軽さとなめらかさのバランス。
えぐみも雑味もない、凜と美しい蕎麦の香り。
それらが実に品よく控えめに、何でもない風に
椀の中にまとめられている。
駆け抜ける恍惚の、そばがきひととき。
今日のお蕎麦は何だか以前より更に男性的な印象である。
みずみずしい強靱な弾力を持って
容易には歯を入れさせずしなやかに口内を滑り
少し控えた、しかし極上の香りを残して
クールに去って行ってしまうような。
蕎麦後は、コンサートの楽しさを
蕎麦湯とたっぷりと語り店を出る。
雨に濡れた夜桜が蛍光灯に照らされ、
妖艶な遊女のようだった。
この記事へのトラックバック
桜
芥子
フッ フッ フッ ・・・
甘チャンだな
芦屋の某店で食した粗挽き・・
紫色でした
蕎麦湯も同様
あのレベルまで行くと
「?」を通り越して笑っちゃいました
♪♪ Purple Haze was in my brain, ♪♪
ならぬ
♪♪ Purple noodles was in my mouth ♪♪
そう
強烈な
紫蘇切り
ええ〜最初「紫イモ切り」の話かと思っちゃいました。強烈な紫蘇…そりゃ釜湯は紫蘇ジュース状態?イヤン(>_<)
三合菴さんのお蕎麦凄く好きです、蕎麦餓鬼は未体験・・・この写真にやられました、一度食べてきたいと思います。
昨日、和邑 さんに行ったばかりなのに、ブログを拝見していたら、また食べたくなってきました(笑
お店情報参考になります、次回楽しみにしてます!!
はじめまして、コメントありがとうございます!
三合菴はおいしいですよね〜、魅せてくれますよね〜
和邑も暫く行っていないので懐かしいです。誘惑ありがとうございます(^o^)
おへんじのんびりでごめんなさい、こんなんですが今後もお気軽にコメントくださいね〜