2010年02月24日
瑞穂町「石臼挽き自家製粉 手打そば・うどん さしだ家」 (夢の多摩蕎麦ツアー!vol.1)
すごい一日もあったもんだ。
昨日は、憧れのジャズピアニストである、
蕎麦処山下庵アンシュさまにお誘いいただき多摩蕎麦ツアーに!
張り切って午前中に全員集合、
楽しい、可笑しい、素晴らしきみなさんのお仲間に入れていただき、
導かれたどり着いたのは・・・
??
何ですかドコですかこれ??
あまりにも、店名も看板もないその外観。
暖簾の「そば・うどん」の文字だけが頼りの簡素な建物は
血中蕎麦粉度が下がりすぎて倒れ、
ついに夢に出てきてしまった蕎麦屋のようだ。
アノー、ところでこの店の看板はどこに・・
はぁー、あんなところに。
店舗から遙か20mも離れた看板、なんというのどかさ。
しかも看板と店舗の間にある、映画に出てきそうなこの建造物は何なんだろう。
入る前から不思議がいっぱい謎の店。
しかも連れてきていただいたので
私今自分がどこにいるかもよくわかっておりません。
西多摩郡瑞穂町「手打そば うどん さしだ家」。
自家製粉の蕎麦の店である。
ご一緒させていただいたメンバーが面白い方ばかりだったのも手伝い、
入る前からウキウキワクワクニヤニヤしつつ入店。
外から見ると静かだったが店内は結構混んでいる。
客層がまた素晴らしい。
朝起きてそのまんまの格好にジャンパーをひっかけ、
サンダル履いてこの店に直行してきたようなおっちゃんが通う店は間違いない。
テレビの音も心地よい、のどかな空間である。
この店は武蔵野らしくうどんがメインなのか
お品書きでは「せいろ」も「ざる」も、
うどんとの「合盛り」が基本のようである。
そう言われると是非とも合盛りを注文しなくては
申し訳ない気がして「合盛り」をお願いしかけたが
「今日はこの先があんだからそんなの気にしなくていいんだよ!」
とのお言葉を本日のツアーリーダー、T棟梁にいただき、
それでは、と「せいろ」をオーダー。
さてお待ちかねの・・・・
おー、平打ちだよホシが豪華だよ。
透明感のある肌に、黒や焦げ茶の大きめのホシが美しく目立ち、
じっと目を凝らせば陽炎のようにゆらめく無数の白いホシ。
個性的な姿に意表を突かれ、ますます嬉しくなる。
そしてたぐり上げてびっくり、これは・・・
柔軟剤のCMに出したいほど(?)のフワンフワンの蕎麦である。
蕎麦の上で可愛いクマがトランポリンのように飛び跳ねてしまいそうだ。
香りは蕎麦と小麦粉の混じった、いかにも田舎で出会えそうなやさしい香り。
決して香りが薄いのではなく「やさしい香りが濃厚」なので
何もつけずとも最後まで十分堪能できる。
言ってしまえばうどんに近い食感なのだが、
その食感の中で感じる粗挽きのホシのツブツブ感は大変珍しく楽しいものだ。
平打ちのためヒラヒラとしたはかなさもあり、
ヒラヒラのフワンフワンのつぶんつぶん。
面白いところに来たなあー!
お隣のアンシュは「ざる」をオーダー。
鍵盤叩けば魔法の指が、今日はひたすらたぐっておられます。
ちなみうどんもひとすじ(・・と言いつつ3すじくらい)分けていただいたが
うーんこれは! さすがにおいしい。
ゆたかな弾力といい、やわらかなつるつる感といい、
さすがは武蔵野、うどんどころと感心させられた。
ちなみにつゆはかなり甘め。
武蔵野らしく肉汁が人気のようだったので
それも是非試してみたいところである。
長くなっちゃったので2店目は明日に続く!
(seesaaブログのメンテナンス工事によるサービス停止が長引き、
昨日今日とブログアップもアクセスも出来ない状態でした。
ご迷惑おかけして、ごめんなさい!)
この記事へのトラックバック
はじめまして!書き込みありがとうございます。
そばの実みの利の聞き捨てならない情報、そして「そばがやさしく口の中で…」なんて詩的表現にウズウズ通り越して悶絶しております(>_<)♪是非とも行ってみますね〜
ブログ楽しみにしております。
遅ればせながら高遠さんの音楽、沁みました。水のようにするすると入ってきました。深くダイブしてみたいです。
そんなそんな、お気になさらず、もっとお気軽に書き込んでくださいね〜。
私がよく知っている店だったとしてもお好きと聞けば嬉しいですし、最近行っていなければこれまたウズウズ楽しいですし♪
歌もお聴きくださり嬉しいです!今後はもっと活動の場を広げる予定ですので、よろしくお願いします(^o^)