2021年09月09日

山形・山形市「手打ちそば 庄司屋」


蕎麦どころとして知られる山形には
多くの蕎麦の名店がある。
「手打ちそば 庄司屋」は、個性様々なそれらの中でも特に歴史の長い、
上品な雰囲気の名店だ。

なんたって創業・慶応元年(1865年)。
5代にわたってこの地で手打ち蕎麦を出し続けてきたのだから
山形を代表する手打ち蕎麦屋のひとつと言えるだろう。

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看板に輝く「手打ち」の文字。
(輝いて見えるのは私だけ? (^^;) )

日常的に美味しいお蕎麦を大量に食べるという素晴らしい文化がある山形では
意外と有名店でも手打ちでないところもあるのが面白い。
(東京の有名老舗蕎麦屋なんかでもそうですが)

手打ちでも機械でも美味しければそれでいいわけだが
生まれついて手打ち蕎麦屋さんを偏愛するDNAが埋め込まれた私としては
やはり「手打ち」と書いてあると嬉しいんですよねぇ〜♪



店内には囲炉裏風テーブルもあり、
田舎っぽく民芸っぽくなりそうなところなのだが
飽くまで美しく整えられ、上品な雰囲気。

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ジャズサックスのBGM がゆったりと流れている。


打ち場が見えるのも嬉しい〜
今まさに打っているところのようです♡

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メニューを見るまでもなく、予習をしてきた私の心は決まっているのだが
もちろん一応見ます (≧∇≦)

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ここはお蕎麦の種類としては
「さらしなせいろ」と「もりそば」がありまして、
そのお店にあるお蕎麦は何がなんでも全部食べたい私としては
「相盛り板」、これに決まりです! (≧∇≦)
やっぱりせっかく山形に来たんだから
板に盛られてると嬉しいしね〜♡
「家族盛り」っていうのも名前が山形らしくていいな〜

注文を取りに来た女性スタッフの礼儀正しく落ち着いた接客も
この店の雰囲気にぴったり。
結局「相盛り板」と「にしん皿」を注文したのだが
意外にも「相盛り板」から先にやってきた!
(これも山形スタイルなのかしらん?)


「相盛り板」
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キターーーー!!
広い、大きい、美しい!!
ずっと会いたかった美しき蕎麦の大海原を見渡し
感動の大津波が止められません!(T_T)

「庄司屋」さんのお蕎麦は、いわゆる山形の蕎麦らしい極太ではなく
ご覧の通りの洗練、繊細な姿なのであります。



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なんと美しい肌、たまらぬ風情。
いつまでもこの大海原を見つめ、揺蕩って
うっとりしていたいくらい。


まずは、おそらく味が澄んでいる方と思われるこちらから・・・

「さらしなそば」
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箸先から香りを寄せると、
小麦の香りプラス、さらしならしい美しい粉の香りが濃厚に漂っている。
口に含むと意外にもくっきりハッキリ硬めの輪郭線で、
口の中で暴れるほどの食感。
最後までは全く噛み切らせない、しっかりした噛み応えだ。
しかしこのお蕎麦は変化が早く、
あっという間にやさしく食べやすい質感になった。



「もりそば」
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箸先から漂う、むわわわわわーとたくましい濃厚な香りに
まずハートを射抜かれる。
おおおおいしい〜〜〜!!(まだ食べていません)。
山形産「でわかおり」を中心に自家製粉、十一で打たれたお蕎麦。
山形のお蕎麦の香りを山形の名店で感じる、この幸せ!

口に含むとこちらもハッキリしたかための輪郭線。
しっかり噛んでもギリギリ噛み切らせないコシの強さがすごい。
そして味わいも濃厚で、噛み締めている間じゅう
ずーっと舌に押し込まれ続ける旨み、甘みが美味しすぎる!!

こちらのお蕎麦も「さらしなそば」同様変化が早く、
最初感じた硬さは割とすぐになくなり
優しく食べやすくなった。
ただ量が量だけに急いで食べないと最後はぺたぺたになってくるので注意!


お蕎麦が美味しすぎて、
例によってつゆを一度もつけないまま完食しそうになりましたが
今日こそは踏みとどまって最後はちょっとだけつけて食べました!

山形の人は蕎麦だけズルズルなんておかしな食べ方はしないと思うので
憧れの山形蕎麦国人が楽しんでいる食べ方で私も食べたかったのだ。
(イヤ山形に限らず全国どこでも普通はつゆつけると思いますが(笑))

さすが美味しい汁!
甘さはしっかりあるのだが全体の印象は非常にスッキリしていて
出汁の味わいがいい。
飽きが来ない、老若男女に愛されそうな味。


1日中通し営業で大人気のお店だけあって
蕎麦湯ももちろん濃厚。おいしい〜



お蕎麦が先でおつまみが後となりましたが
結果的にはこれで良かった気がします♡

「にしん皿」
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意外にも四等分の姿でやってきました。

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柔らかく、ほろほろ感もよく、濃厚な旨さで、
薬味たっぷりが嬉しい!



こんな名店が朝から晩まで通しで営業してくれているなんて
すごいなあ〜


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どうでもいいことですが、退店間際、
BGMのジャズがやたらスイングしだして
そこにかぶってきた蕎麦切りの音とのリズムが新しすぎて
結構感動しました (≧∇≦)



お店の裏手に干してあった
板そばの「せいろ」の美しさにも感激!

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外国の人が見たらきっとびっくりする
素晴らしき日本文化ですね♡

posted by aya at 12:25 | Comment(0) | 東北の蕎麦>山形 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする