2016年08月28日

静岡・富士宮市「そばの実 一閑人」


牛乳屋さんに見えるところもお気に入りなんです。

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濃い緑の香りでいっぱいの朝霧高原。
「牛乳と牛乳風呂のお宿」
ってのも大変気になりますが私の目的は一階のこちら!

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入り口を入るとこんな美しいスペースが。

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ソトだけどナカなデザインが素晴らしい、美しき待合空間。
普段の行列っぷり人気っぷりが伺える。


店内は客席を詰め込まず
うんとスペースをとって余裕ある空間にしてある。
広々と清潔感にあふれ実に気持ちがいい。

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(この日も大人気につき満席大賑わいだったが
帰り際やっと空いたチャンスに撮影(≧∇≦)/ )

私は限定の「玄挽きせいろ」がまだあるか心配でたまらなかったのだが
まだあるそうでよかったぁー!!
お蕎麦の神様ありがとう(>_<)♡



ここで外せないのはこれ。
このアイディアメニューのインパクトよ!!

「牛すじのそば湯炊き」
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牛すじ大好き、蕎麦湯大好きな私には
そんなのズルイ〜と食べる前からヘナヘナ、絶対逆らえない最強の魅力!!

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ぬっぱぁ〜と超濃厚な蕎麦湯の中の牛すじは脂っこくなくやさしい感じ。
しかし肉の旨味はしっかりとしていて
あたたかくもたーっとした蕎麦湯が食べ応えありつつ全体をマイルド〜にしていて
これは冬に風邪ひいたときに思い出したら食べたくて涙でるかも・・
おいしいなあ〜〜!



「そばがき」
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ふわり折りたたまれた羽衣のような、上品な姿。

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もったりと唇にふれてくる、見た目以上になめらかな肌。
香りは穏やかだが見つめるとやや強い野生が淡く感じられてくる。
味わいもやさしく上品なそばがきだ。




「生粉打ちせいろ(十割)」
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木のお盆、木の丸せいろ。
店の作りもそうだが
美意識の高さを感じる演出で美しい蕎麦がますます美しく輝いて見える。

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最初に感じた香りは穏やかだがそばがき同様だんだん
個性的な野性味がかすかに感じられてくる。
舌触りはハリハリとはっきりくっきりした輪郭線だが
噛み締めると硬さはなくそこからぎゅうううと深まる甘みがすごい。
福井・丸岡の在来種。



「玄挽きせいろ(限定)」
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全世界に誇りたい、圧巻の美しさ。
木の机、木の器、そして素朴な蕎麦の肌。
この店の美意識の高さに、食べる前から胸がときめいてどうにかなりそう!!

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ゴージャスに散りばめられた粗挽きの粒。
ジャリ感はほとんどなく見た目のわりに上品な食感。
箸先で寄せた香りはかすかに熟成味を帯びていて
かみしめた奥からこれまたすごい甘みが現れる。
試しに珍しく汁もつけてみたがその汁の味わいにも全く埋もれないすごい甘みだ。
こちらは茨城の蕎麦。


「そばの実 一閑人」は蕎麦汁が大変美味しい。
出汁の香りがでしゃばりすぎずに深くまろやかで
全体のまとまり感がすばらしい〜おいしい〜〜
うーん これだけつゆが美味しいと
蕎麦湯で長居したくなっちゃうではないですか・・・


蕎麦湯はどっしりポタージュ系。

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デザートです〜と出してくれた
「自家製豆腐黒蜜かけ」。

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これがまたすっごくおいしい!
甘いものは99%苦手な私だけにビックリ。
器もいいし、素晴らしいサービスに感激。


先程まで店じゅうてんてこまいで大忙しのランチ時だったが
今は落ち着いた昼下がり。


それにしてもピーク時のパートの女性(おばちゃま♡)たちの俊敏さ、甲斐甲斐しさは
見ていて気持ちいいほどだったなあ〜〜
「キコゲンガキイチ〜!」
って暗号みたいだけど、メニューから解読できますね(≧∇≦)/



(おまけ)
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入り口の石臼。
なんかちっちゃい方の子がおもしろい〜〜(≧∇≦)♡


posted by aya at 07:25 | Comment(2) | TrackBack(0) | 東海の蕎麦>静岡 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年08月26日

久米川「手繰りや玄治」


魔法使いが経営しているとしか思えない名店。

西武新宿線「久米川」駅より徒歩3分。
静かで小綺麗な商店街にある店は
藤沢周平的渋い店名からすると拍子抜けするほど明るくこぢんまりとして
知る人ぞ知る名店としての迫力は全く感じない。

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今日は久々に来たけれど
相変わらずほのぼのした雰囲気の店内。

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入り口の石臼スペース。
機械&手挽き〜♡

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何より目を惹くのは賑やかに貼り付けられたメニューだ。

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楽しい〜 可愛い〜♪
カラフルな色紙に絵のように書かれた文字。
店内にこれを書きそうな方は見当たらないだけに森の魔法使いの仕業にも思えるような
超可愛らしいメニューディスプレイだ。
その上メニューそのものがすごすぎて美味しそう過ぎて頭ぐるぐるー!!
だちょうカツ!? いのカツ!?  鯨ジャーキー!?
調理も魔法使いがしているに違いない。



テーブルにあるメニューも魅力的過ぎる。

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壁のメニューもだが
本当に読みやすくて可愛らしいメニューだなあー
何が何でも「せいろ」「手挽き」は行くもんね!
「二色せいろ」があるのがありがたい♡



「二色せいろ」ですでに私のお腹はご予約満席なのだが
こんなに可愛いメニューだとどれもこれも
めちゃくちゃ誘惑されるんですけどー!
冷しレタス蕎麦〜 (≧∇≦)  すだち蕎麦〜 (≧∇≦)/

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「琵琶のさざ浪(夏純米)」
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「無花果とクレソンの胡麻だれサラダ」
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私の大好物なものしか入っていないの迷わずオーダー。
新鮮でほどよい熟し加減のいちじく、香り高いクレソン、
クリーミーな胡麻ドレの三者マリアージュ、おいしい〜♡
欲をいえばサラダは
ドレッシングかかかってるところとかかってないところがあるのが好きなんですが
それはそれは少数派ですねきっと(^^;;)


「じゅんさいとろろ」
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ねぱーじゃなくザラザラトロトロ〜とさわやかな長芋とろろ。
そこにじゅんさいがぷるんぷるんと優しい食感で割り込んできて
出汁がまたたいへん美味しくてこれは素晴らしい夏メニュー!
かんげき〜♪



「鹿肉の塩麹ハーブ焼き」
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もおー!!ちょっとこのメニュー犯罪なんですけどーー!!
まずアイディアそのものが素晴らしい。メニュー名のインパクトが悩殺。
そして食べて美味しすぎる!
塩麹だけに塩味ガツンと濃いが旨味も深くローズマリーの香りも爆発、
全てがぎゅううぅと濃い。
さりげなさゼロの素晴らしいお酒のおつまみだ。
脂身までパクパクいってしまう(≧∇≦)




「二色せいろ(せいろ)」
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ちょっとちょっと「二色せいろ」の一枚分でこの量ってすごくないですか?
どーんと気前のいいたっぷり盛り、普通の一人前と変わらなく見える??
と思ってメニューを見たら「二色せいろ」は「せいろと手挽きの二枚重ね」で
量は普通に二枚分あるらしい!
なのに、「せいろ」700円「手挽き」800円で
「二色せいろ」900円ってどんだけ良心的なんですかー!!
そもそも「手挽き」800円というのが心配になるほど安すぎるんですけど
大丈夫なんでしょうか・・・
魔法使いには手が千本あるのかなあ・・・?



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お得なだけではございません。圧巻のこの美しさ!
お蕎麦のお手本のように端正かつ完璧な輪郭線、なめらかな肌。
そして手繰り上げて目がかっ開く。

( °o°)

( °o°)

このすっばらしい香りはナンデスカー!!
静謐な、石のような墨のような、渋いのにフレッシュで素晴らしい香り。
この香り大好きーー!!
口に含むと食感がまた素晴らしく、ふっくら豊かな食感、コシにうっとり。
香りの素晴らしさがますます弾ける感じで口中がかぐわしさでいっぱいになる。
うーん美味しい・・・この魔法美味しすぎる・・・
しかもこんなに美味しいお蕎麦がこんなにいっぱいある・・・
しあわせだあー!




「「二色せいろ(手挽き)」
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うほほ〜〜
これまたたっぷり、いいのかしら〜〜

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褐色がかった粗挽き肌に華やかに散りばめられたホシ。
しかし手挽きらしい素朴さよりもバシッと端正な輪郭線が印象的な美しい蕎麦だ。
ドキドキと箸先に手繰り上げると黒い甘皮の香ばしさがふわ〜。
せいろよりくっきりはっきりとした舌ざわり&ムッチリ密な食感だが
硬さはなく、ほどよいコシ加減が素晴らしい。
甘みや味わいはすっきりとして
密な質感を楽しみながら黒い香ばしさに染まるひととき。



2種類ともこんっっなにすごいお蕎麦がこんっっなにたっぷりで
きゅ、900円って・・・・
魔法使いだからあんまり損得とか考えてないんでしょうか・・

その他「焼き玉ねぎのまるごとポン酢」とか
「だちょう肉甘辛煮」とか
「馬すじのチンゲン菜炒め」とか
「苦瓜と胡桃の生湯葉和え」とか
「水菜の梅はちみつ和え」とか
未知なる魔法がいっぱい!!


こんな魔法はかからにゃソンソン!!

間をあけず通いつめて魔法から覚めたくない、ものすごい名店なのだ。



2016年08月22日

根津「蕎心」


今日は大変珍しく三姉妹+義兄でお蕎麦〜♡


アニアネお気に入りの「蕎心」。
相変わらず「三丁目の夕陽」な雰囲気がたまらない。
この景色・・・なかなかないでしょう?

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「レトロ風」じゃなくてほんとにレトロな古民家。
「下町風」じゃなくて正真正銘の下町風情。
なんてったって「根津の路地裏」というすんばらしい立地ですから(≧∇≦)♡


わーい 今日はこんなお蕎麦だぁ〜〜!
楽しみ〜〜〜〜〜

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ここの2階がねえ〜 たまらなくいいんですよ!
広くて綺麗なんだけどとってもふつ〜〜〜で
お店であることを忘れそうな(すみません)のんびり感♡

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おまけにお店の方がみなさん笑顔もお人柄もすばらしいので
調子に乗って甘えてまるっきり家にいるみたいにくつろいでしまう4きょうだい!
たのしいっったらありゃしない(≧∇≦)


ここはお酒の品揃えには毎度シビレます。

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でもどーしても、スタートはいつも「旭興」なんです♡

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この「旭興」、私は吾妻橋「山介」さんで出会ってファンになったんですが
偶然アニの実家の隣の酒蔵だったということが判明したという嬉しいお酒♡
アニは赤ちゃんのころから哺乳瓶で飲んでいたそうです♡(うそ)
今日のはかなり入り口がガツンとしっかりした感じ〜



私と血がつながっていると思えないほどイケる口のアネ@は
そば焼酎そば湯割りにハマっているらしい。

「そば和尚 そば湯割り」
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てか私が撮影しようとするとみんなで顔とか指とかで妨害しようとするって・・
小学生ですか・・・?(-_-;)



そして「池の端 藪蕎麦」「神田まつや」「総本家 小松庵」
という名だたる名店で修行してきた店主だけあって
おつまみもいい感じで王道+魅力的なもの揃い♡♡



「蕎麦豆腐の揚げ出し」
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そばがきじゃなくて蕎麦豆腐ってところがポイント!
そばがきよりもとろとろ〜な感じで、熱々のせいかちゃんと蕎麦粉感じもあり
おいしいぃいぃ〜
揚げ出し豆腐好きのアネAが特に大喜び。



「そばさし」
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アネAがそばさしを食べたことがないという聞き捨てならないことを耳にしたので
ここのは美味しいし張り切って注文。
赤城のキタワセ、めちゃめちゃいい香りー!
ずんと深い香ばしさ、薄いのにむっちりしたコシ。
アネAの生まれて初めてのそばさしがこんな素晴らしいのでヨカッタヨカッタ♡



魚好きが祟ってアニサキスアレルギーを発症して2年目の私は
お肉デビュー2年生♡
私のリクエストで注文したこちら。


「自家製鴨ロース」
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ぎゃああああ
見た目からしてめちゃくちゃ美味しそうとは思いましたが
コレ美味しすぎるんですけどー!!
この脂加減、味付け加減。
あんまり私が喜んだので最後の一枚を
アネ@が「はい食べなさい」とくれました。
ぜんぜん遠慮せず「ほんとー!♡」と食べて大きくなる三女(* ̄∇ ̄*)



「チーズの返し漬け」
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いっやー これは飲んじゃうでしょ!
チーズの旨味はもちろん、返しの旨みで脂肪分が甘みとなって膨らんで
おいしい〜 飲んでしまう〜〜
(と言ってもこの日は全部でおちょこ2杯の小鳥な私(* ̄∇ ̄*))



「天種(由井産桜海老かき揚げ)」
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藪系を思い出させるこのコチンとした姿。
思い切りパリンパリンで箸で割ろうとすると飛び散るほど。
軽くて香り高くておいしい。



「穴子一本揚げ」
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アニサキスアレルギーにつき穴子も絶対ダメなのですが
なぜか高い確率で穴子だけはちょっとだけ食べてしまう私・・・
神様どうか見逃して!(この日は大丈夫でした〜〜(* ̄∇ ̄*))



「そばがき」
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もはぁ〜〜〜
上品で誠実な深い香りに迎えられ
どきどきとお箸をいれるとふっくらもっちりちょっとネトとした感じ。
しかし見た目以上空気を含んでいるため食感は予想以上にエアリーで
粗挽きだけど粗挽き過ぎないやさしい舌触り。
味わいは香りよりも野性を感じる滋味深さで
あああ〜おいひい〜〜・・・
ここのそばがきはおいしい!!



「出汁巻き玉子」
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出汁しっかりめ、玉子の味わいも濃厚でお酒に合いそうな美味しさ。
甘い玉子焼きが苦手な私には素晴らしいご馳走玉子焼き♡


そしていよいよやってきました・・・(>_<)♡


「もり」
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くるくると美しい流麗な曲線。

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やや濃いめの肌に浮かんだ褐色のホシ。
香りは爆発的に素晴らしかった前回よりも淡くおとなしいが、
見つめると確かにそこに誠実な王道のかぐわしさが感じられる。
ほどよく密な肌、さすがのコシ。
下町のこんなレトロな建物で、こんな完璧な王道の蕎麦を食べられるよろこび!



そして長年「もりそば」一辺倒だった私ですが
この夏は珍しく種物づいております。
というより「磯雪」づいております(≧∇≦)

「磯雪そば」というのはこの店主の修行先のひとつである
「池之端藪」でも人気だったメニューで
泡立てた卵で食べる種物そばのこと。

もともとマイ・ファースト蕎麦が浅草「尾張屋」のうずらの卵付きの「ざるそば」だった私は
卵+蕎麦の組み合わせには弱いんですよね〜〜


しかし「蕎心」のは「磯雪」でなく「淡雪」なので
全卵でなく「卵の白身」を泡立てたものと推察されます(≧∇≦)
しかも名古屋コーチンだって〜

「淡雪(名古屋コーチン使用)」
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青楓のお麩が可愛すぎずに可愛らしい。

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おおお〜〜
しゅわしゅわ〜と軽いエアー感。
たしかに「磯雪そば」よりコクなどはなく
美しく軽い卵の風味がほわ〜〜。
見た目以上に上品で、大人の種物だ。




こちらはアネ@激愛熱烈リピメニュー、夏の限定蕎麦。

「揚げ餅」
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4きょうだいにつき遠慮も何もありません。
それぞれのお蕎麦の器がテーブルをぐるぐる回って忙しいやら美味しいやら(≧∇≦)


ごちそうさま〜と一階に降り
店主やスタッフの輝くばかりの笑顔に見送られ・・・

なんとその後は「きょうだいカラオケ」という珍しい展開となったのであった!(≧∇≦)/

アニの叙情爆発の歌唱力に感動!(ほんとに)




2015年9月の「蕎心(そばごころ)」


posted by aya at 17:17 | Comment(2) | TrackBack(0) | 東京の蕎麦>文京区 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年08月20日

The third yachting!



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超真剣、3度目のヨット!


揺れるものが超苦手という点では
全然向いてないスポーツなのですが
腹筋の強さとお尻の安定感では我ながら才能を感じます(* ̄∇ ̄*)


posted by aya at 14:02 | Comment(0) | TrackBack(0) | aya>日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年08月17日

中井「green glass」


西武新宿線と大江戸線が交わる「中井」駅から徒歩5分。

住宅街の小道をくねくねと奥に進み、
いくらなんでもこんなところにお店はないんじゃないかと不安になった頃
ほんのりとした明かりに出逢う。

あ、あれかな?

いや違うよね・・・やっぱりこれはお店じゃない。

と判断を下したのだが、
んー?
やっぱりこれなのかなあ???

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うーん でも看板はどこなのか・・・と探すと、


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こ、これですか!!
右下の白い小さなプレートに見えないくらい小さな字で
「green glass」と書いてある。
神田「眠庵」で修行し銀座「流石 凛」で腕を振るっていた店主がついに開店した期待の新店。

店のわかりにくさは「眠庵」に負けず劣らず。
なんだかドキドキですが入ってみましょう〜

玄関で靴を脱ぐスタイルはまるきり普通の民家のよう。
「いらっしゃいませ〜」と現れた店主は
サッカーチームのユニフォームを着ている。
聞いてはいたが面白い(^^)
考えてみればスポーツウェアはハードな厨房仕事にはぴったりなのだろう。
靴を脱いで入る店なので店主も足下は靴下だ。
なんだか本当にこの店主の家に遊びに来た気分になる。


店は奥に長く、入っていくと思いのほか広くて立派なスペースが現れる。

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日本酒に詳しい店主だけにズラリとお酒の瓶が並んだ店内。
テーブル席は掘りごたつになっているので天井が高く感じられて広々。
他にカウンター席もある。


ここまでで十分意外性尽くしのユニークな店だが
メニューも相当面白い。

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まず目を惹くのが「静岡おでん」。
静岡出身の店主だけにお蕎麦屋さんとしては珍しい本格的なおでんメニューだ。
さらに目が釘付けになるのは
私のようなお酒一年生でもそそられる日本酒メニューの品揃え。
そしてそして極めつけ、右下のおつまみメニューの美味しそうさはなんなんですか!
8つしかないけど8つ全部が美味しそうすぎるではないですか!
こんな「酒量だけは小鳥」の私ですら「飲みたいっ」と思ってしまうメニューばかりってすごい。
この日は3人で行ったのですがなんと
「おつまみ、上から下まで全部ください」
というばぶりーな頼み方をしてしまいました(≧∇≦)


というわけでまずはかんぱーい!

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気になる静岡おでんはやっぱり名物「黒はんぺん」が気になるところ。
↓この手前のです・・おいしそうでしょ〜

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でもね、お魚好きが祟ってアニサキスアレルギー発症1年半目の私は
下クチビルを噛んでガマンの子なんです(T_T)
イワシだーい好きなだけに超残念(T_T)


しかしお魚との長年の愛の生活を突然引き裂かれて以来
涙に暮れていた私を救ってくれたのは愛する「煮肉」様♡
本日も私はなりふり構わず欲望のまま暴走しました。
御覧下さい、この圧巻の景色を!!

どどーん

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うはは・・・うははははは・・・・・
世界征服でもしたかのような気になってしまうほど、贅沢すぎるこの眺め!!
「牛すじ」「もつ」「大根」
大好物ばかりで嬉しすぎ美味しすぎ(≧∇≦)
だし汁はなしで代わりにだし粉と呼ばれる魚粉と青海苔の混ざったふりかけをかけて食べるのが
「静岡おでん」スタイル。



「わさび漬け」
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なんと「喜久酔」の純米大吟醸の酒粕で作ったというわさび漬け。
生わさびのシャキッとした歯ごたえがフレッシュな印象でおいしい。



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これはなんでしょう〜?
店主の「これはなんでしょうクイズ」、開店以来当てられた人はいないらしい。
店主がとっても楽しそうでなので書かないでおきます(^^)



「おひたし」
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本日のおひたしは「モロヘイヤ」と「ほうれん草」。
おひたしの2種もりというのは珍しいし
上品な出汁が美味しい。



「チーズみそ漬」
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カマンベールとクリームチーズ(赤みそ漬け&白みそ漬)。
どれもこっくりといい味に仕上がっていておいしい。
そしてお酒が欲しすぎる味。

うーーーん
これはやっぱりこうなりますよね〜?

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うっはー
すっきり系なのに味は濃くてキュン♡
後味が透明なのがいい。



そして黒板メニューで見た時から目が釘付けになっていてこのメニュー。
ジビエ好きにはたまりません。

「鹿肉みそ漬炙り」
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鹿肉をしかも味噌漬けなんてメニューそのものが素晴らしすぎる。
思ったよりやわらかくやさしい感じの鹿肉で
噛みしめると旨みがジワ〜。
これは素晴らしいおつまみですね〜〜〜



「フルーツトマト」
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北海道のフルーツトマト。
みんなの話が可笑しくてゲラゲラ笑いながらパクッと口に入れたら
あまりの美味しさにビックリしてしまいました。
酸味、旨み、甘みのバランスが最高で食感はパリッとした
私の理想のフルーツトマト!コレ美味しい〜〜〜!
ちょいかけのオリーブオイルも相当高級品なのではないかと思われる素晴らしい香り。




「出汁巻玉子」
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敢えて厚みを出さずに平たく広く焼かれた姿が
なんだかスタイリッシュな出汁巻玉子。
甘くはうんと抑えめで出汁と玉子の旨みが際立った、理想的な美味しさ。
これを焼く店主のあまりの手早さに一同びっくりしていました(^o^)



今夜は全員やる気満々、楽しむ気満々で来たので
まだまだドンドコ参ります!

「臥龍梅」
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「もつ煮」
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なんとこれは終了予定という幻のメニュー。
煮肉愛好会会長としてはもつ煮も大好物なので実に惜しい。
ここのは生姜が効いて美味しいのになあ〜〜



そしてテーブルに置かれた瞬間
歓声が上がったこの眺め!!

「鴨モモ・ロース煮」
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キャ〜〜〜(≧∇≦)
美味しそうにもほどがあるっちゅーの!!
手前がモモで奥がロース。
柔らかいだけでなく弾力がしっかりあって、脂の旨味が濃いのに全然しつこくない。
う〜〜〜〜〜ん おいしい〜〜おいしいよう〜〜〜私こんなにお肉好きだったっけ?
できる事なら一皿独り占めしたい。(ジャイアンか)
てか毎日食べたい!



「ナカセンナリのすり流し」
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これまたユニークなメニュー。
希少品種大豆「ナカセンナリ」の旨みをいかすべく
調理も味付けも最低限にしたらしい、ストイックな味わい。



今日はややはしゃぎ過ぎてここまでで相当食べてしまったが
もちろん本題はここから。
いよいよ主役の登場であります・・・!


1枚目「富山・南砺在来種」
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正方形のお皿の真ん中にこんもりと盛られた、
これまたスタイリッシュな演出。
(と思ったら開店直後につき注文した笊がまだ届かないらしい(^^))
そして何より、このめちゃくちゃ香りそうな肌が嬉しすぎる・・・

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ぶわっっっ

ナンデスカこの濃厚なかぐわしさはー!!

冷水で締め過ぎずかなり水分を残した蕎麦は
ぬったりと生ぬるくみずみずしい個性的な印象。
端正な超極細の肌は「細かい粗さ」を全体に感じるビスクドールの肌のような質感で
噛みしめると儚いまでにやさしいコシにハッとさせられる。
何年か熟成させた蕎麦のような儚さだ。
ジワジワ〜〜と深い香ばしさ、味わい深さがたまらなく美味しい!!
甘みはあまりなくスッキリとしているだけに
繊細なのに男性的な印象の蕎麦。



ここでわたくし、突然自分の危機的に状況に気づいてしまいました。
「どうしよう、一枚目を食べた時点でお腹いっぱいかも!!」 (>人<;)

で、店主に言ってみると、なんと一枚目は
私だけ他の方より大盛りにしてくださっていたことが判明しました(* ̄∇ ̄*)
いやいや・・・とてもありがたいのですが・・・
私の蕎麦愛は宇宙のように大きいですが
私のお腹は特に大きくないのですよ・・・(* ̄∇ ̄*)

というわけで、2枚目以降は少なめで♪


2枚目「栃木・益子」
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おお〜〜
さっきの南砺よりやや白め、太めでふっくらした印象?

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見た目はこんなに優しいのにガツンと香る、
野生的なかぐわしさと香ばしさが嬉しすぎる!!
こちらも一枚目同様、冷水で締めすぎず水分も残した
ぬったり生ぬるくみずみずしい印象。
見た目の通りむっちりふっくらした食感だが
肌そのものは一枚目に似てビスクドール的細かな粗さと優しさがある。
香ばしさもすごいが噛み締めた旨みもたくましく濃厚で
一枚目よりこちらのほうが在来種のような印象を受けるほど。



3枚目「栃木・古賀志町」
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水分を残しぬったりみずみずしく重なる姿。
1枚目も2枚目もあまりに味香りとも濃厚すぎて
段々トランス状態になってきたがこちらも香りが素晴らしい。
香ばしさ、甘さ、滋味深さ、全てのバランスが完璧と言っていい
素晴らしい香りと味わいで、しかもそれが濃厚。
美味しいなあ〜〜



4枚目「千葉・成田」
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わーい、あの方が育てた、在来種だ〜〜(≧∇≦)/

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おお〜〜〜
これはさらに水分を残したような印象。
まず出会う濃厚なかぐわしさに嬉しくなるが
それがスーッと透明に澄んでいくところにさらに微笑んでしまう。
綺麗な在来種だなあー!
ぬったりみずみずしく、食感はむっちりとしている。


もう相当お腹いっぱい過ぎなのだが
「グリーングラス」のスペシャリテというべきこの食べ方を体験せずには帰れません!

「釜揚げ蕎麦」♡

「釜揚げうどん」はよく見かけるが「釜揚げ蕎麦」というのはあまり見かけない。
私は「あつもり」は大好物だが「釜揚げ蕎麦」はあまり出会ったことがないので
ワクワク〜〜


5枚目・釜揚げ蕎麦「栃木・古賀志町」
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蓋付きの器でやってきた「釜揚げ蕎麦」。
蓋を開けた時の香りが楽しみ・・・♡

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もはぁーーーっ
さすがのかぐわしさ!
かぐわしい湯気に包まれて口に含むと
むっちりふっくら、ねちっとした食感で
味わいも甘みも濃厚。
そばがきのようなお蕎麦〜♪



6枚目・釜揚げ蕎麦「千葉・千葉在来種」
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この器の色、実にいいですねえ〜
お蕎麦が夢のように美しく見える。

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わあ〜
こちらは打って変わって甘みなくスッキリと香ばしい香り。
噛みしめるとモチモチとした食感から優しい野生と甘みがじわわわ〜と伝わってくる。
汁はついてきたけど結局5枚の中で一回も使えなかった・・・(* ̄∇ ̄*)


ちょっと今日という今日は食べ過ぎてしまった私・・
スカートのウエストが苦しくて前傾姿勢になってみたりふんぞり返ってみたり。
お腹は苦しかったけどみんなで過ごした美味しい夜が楽しすぎて
ずっと笑いっぱなしでした(≧∇≦)


まだまだこれからの展開が楽しみな「グリーングラス」。
次回は食べすぎないように気を付けます〜〜♪



posted by aya at 14:06 | Comment(0) | TrackBack(0) | 東京の蕎麦>新宿区 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年08月03日

l'été


夏!

八重山ミンサーの帯は父が若い頃母に贈ったもの。


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posted by aya at 01:04 | Comment(3) | TrackBack(0) | aya>日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年08月01日

東十条「一東菴」


好き過ぎてブログに書きたくないお蕎麦屋さん・・・

もとい、「書きたくない」のではなく
あまりにも愛が溢れて文章化が困難すぎると
つい先延ばしや書かずじまいになってしまうのだ。

だいたい私は日々お蕎麦屋さんに行き過ぎなので書く方は全然追いつかず
実際書いているのは行った中のごく一部。
楽しい時間を思い出しながら落ち着いて書けるお店はいいが
感激極まって半トランス状態になった時のことを文章にするのは至難の業だし
やっと文章に出来たところで私がオーバーヒートで壊れ過ぎててみっともない。
その上「こんな名店誰だって大好きよね・・」
と思うと正面から愛を叫びまくるのが恥ずかしくなってきたりもし
それでも愛を叫びたい気持ちは止められず
蕎麦乙女心はいろいろ複雑なのだ。


そんな乙女の激愛爆発の「一東菴」。
今回は大好きな素敵なお仲間をお連れしたく、
夕方の開店時刻に予約してワクワク集合。
東十条の駅を降り、ルンルンルン〜♪と人通りのない小道を歩いていくと・・
店の前に黒山の人だかり!?

なんと開店時間前に行列・・というか相当な人だかりが出来ていたのあった。
程なくして店が開き、その方々に続いてゾロゾロとお店に入る。
「予約しておいてヨカッタね〜」なんて言っていたら
入り口のところに小さく「本日は予約で満席です」の張り紙があった。
店の前にいたのは全員開店時間に予約をしていた方々だったんですね〜
イヤーン私の大好きな人がものすごい人気過ぎちゃってたいへーん(≧∇≦)♡


本日は開店時間にすでに満席につき
私の大好きな美しき「一東菴」店内の景色はあまり撮れず。
でもやっぱりこの唐箕はどうしても撮りたい。

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「日本の道具」の美しさに目を奪われるが
それが実際に店主の両親が使っていたものだと聞けばますます心も奪われる。
座敷部分に屋根を作り唐箕がまるで田舎家の軒先にあるかのように置かれた演出も
本当に素晴らしい。
(その他いろいろ見どころ盛り沢山の美しい店内については是非4年前初めて行った時のこちらを♡)




「こんな名店誰だって大好きだ」と書いたが
ここはとにかく全てがおいしすぎる。
おつまみがいっぱいあってどれもが美味しい、お酒がニクイ品揃えで美味しい、
そして蕎麦の美味しさと来たらもうもうもうもうピピピピピーー!!!(警報音)
ほらもう早くも壊れかけてますよね・・(* ̄∇ ̄*)


メニューはたくさんあってどれも美味しそうすぎて頭は煩悩でぐるぐる!
皆で決めるのは真剣な会議のようになってくる。
美味しそうなおつまみを厳選して、今あるお蕎麦は全部の種類を食べられるようにして、
けっこうそれだけでもスゴイ量になりそうなのだが
その上ここはこんな大問題がある・・・
超絶美味しい「そばがき」がなんと3種類もあるのだ!!

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あああ・・・
見ているだけでときめくこのページ、この文字・・・

「微碾そばがき」
「粗碾そばがき」
「焼畑 手碾そばがき」

このページに突っ伏して居眠りしたら相当いい夢が見られるに違いない。



本日のお仲間はみなさん揃ってお酒大好きにつきドンドコいきますよ〜♡

「鳳凰美田 純米吟醸」
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「伯楽星 純米吟醸」とお通し。
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「水茄子漬」
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見るとどうしても頼みたくなるこの季節の宝物。
しかも当たり前でないのはマスタードとわさび味噌が添えられているところ。
どちらもさすがのセンス!



「わさび二点盛」
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お酒好きはこういうメニューを見逃しません。
わさび漬けとわさび味噌♡
こんなの口に入れたらその瞬間にお酒を口に入れたくなりますよね?
キャーたいへーん(≧∇≦)



「豚肉と大根のプラム煮」
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運ばれてきた瞬間テーブルに「おお〜!!」と感嘆のため息が漏れたほどの
この圧倒的な美味しそうさ。
「煮肉愛好会(会員1名)」会長である私がここでは必ず頼みたい大好きメニューで
これが本当に美味しい。
見た目から「こういう味だろうな」と想像したのの何倍も奥深い、
でもガツンとキャッチーな美味しさなのだ。
お仲間もみなさん美味しい美味しいと大喜びで遠慮しつつも奪い合い(≧∇≦)。
本当はここの鴨ロース煮も犯罪的に美味しいんですよね〜♡
我が煩悩は尽きまじ。



「三点お造里とゆば」
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猫のようにお魚が好き過ぎて食べ過ぎてアニサキスアレルギー発症2年めの私。
ゆばと帆立以外は食べられないものばかりで残念(>_<)
でもお造りだけでなくゆばも盛り合わせてくるところが
「一東菴」らしくていいなあ〜♪



「穴子天ぷら」
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穴子だけではなく盛り合わせなのであります♡
こちらに向かってくるような迫力の大きさの穴子が嬉しい。



「おまかせ天ぷら盛合」
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この帆立のビジュアルには歓声が上がりました。
それまで写真を撮っていなかった人も思わずカメラを取り出す問答無用のこの魅力!
宝物の帆立は大事に割って平等に分けっこ。
ムニッと肉厚でおいしかった〜〜


さて、いよいよあの方の登場でございます。
全体会議で「ひとつでいいんじゃないか」と決定したのに
どーしても皆さんに食べ比べして欲しくて
(私が一番したくて?(* ̄∇ ̄*))
決定を覆し「微碾そばがき」「粗碾そばがき」、両方お願いしちゃった!!


「粗碾そばがき」(埼玉・三芳)
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ぶっ
ナンデスカこのぶっ飛んだ青さはーーー!!!

いやいや、あの〜・・・
このありえない青さは絶対に危険かと・・・
美味しそうすぎる!!


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ああああああ

ああああああああああぅ

もう
完全に打ち上がりました

大気圏脱出
全く帰ってこられません

なんという、最高の美しさ、青さかぐわしさ
このままずっと香りに浸っているだけでいくらでも時が経ってしまいそうなくらい
香りだけで痺れる・・二の腕がビリビリいっている・・・
その上、粗挽きの食感が豪快にゴッツンゴッツンで
それがたまらないふっくらもったり感の中にあり
舌に触れている全ての肌の中から濃厚な味わいがいくらでも溢れてくる。
うまみが舌に押し込まれてくる。
その濃厚さは出汁にも近いグルタミン系で穀物とは思えないほどの美味しさ!
何をどうしたらこんなそばがきができちゃうのでしょうね??
地球最高のそばがきを作っちゃった「一東菴」ばんざーい・・・

もう私は帰ってこられません・・
地球を俯瞰している自分が見える気すらするあぶないトランス状態
でもこの先まだまだあるのでかえってこなくちゃ・・
(大袈裟とお思いかもしれませんがこの時はテーブルの他の皆さんの唸り声も相当すごくて
録音して店主に聞かせたかったくらいなんですよ〜(≧∇≦))



「微碾そばがき」(栃木・益子)
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微粉のほうはとろとろ蕎麦湯に入ってくるタイプ。
それも大好き!


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微粉の方が香りが強いのではと思っていたのだが
蕎麦湯入浴タイプのせいか香りはほわんとやさしい感じ。
しかし淡くてつまらないのではなくもったりネトとろ〜っとした食感の奥から
ふっくらと滋味深いかぐわしさがこちらを引き寄せるように漂っている。
「近づきたい!あなたにもっと惹き込まれたい・・!」
私は完全に周囲が目に入らなくなりかなりヤバイ人なのだろうがもう何も構える状態ではなく
口中の奥深い世界を見つめればあとからずっしりと深い味わいが追いかけてきて
ああ 私ごと溶けてしまいたい・・・



もうそばがきだけでヘナヘナ状態なのですが
ここからがいよいよお蕎麦です。

き きた

「栃木・日光 夏そば」
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えええええええ
またまたありえない、見たことないくらい美しい青さでやってきてしまいました!
私のカメラがおかしいんではありません。
この店主の腕がおかしいくらいすごいんです
あれだけ素晴らしいおつまみも全部作ってお蕎麦もこれって、何? 魔術師!?

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(>_<)

(>_<)

(>_<)

たまらない、最高のその上のその上のかぐわしさ!!
この上なく青く美しくフレッシュな、最高のかぐわしさに
私まで透き通って天に登っていってしまう。
美しいだけではなく味わいにはズンと下を支えるようなたくましさがあり
ふっくらむっちりほんわりした食感がまた素晴らしい。
深い味わいや食感に酔う中でそのかぐわしさは透明に高くひろがりのぼっていくような感じで
ここで私がメモした走り書きは
「とうめいにのうこうにそらへと旅立つ 」。
もう完全に逝っている・・・(* ̄∇ ̄*)


「長崎・五島在来」
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打って変わってこちらは黒っぽい蕎麦。
いわゆる甘皮を挽き込んだ黒っぽい蕎麦とはちょっと違うような
独特のグレーっぽい肌でそこに赤、白、褐色、色とりどりのホシが散っている。
蕎麦肌も素晴らしいが器との合わせ方も素晴らしい。
「一東菴」の器は本当に楽しいものばかりなのだ。

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ぶあーーー!とあまりも濃厚に香る豊かなかぐわしさにビックリ。
なんというものすごい蕎麦の連続、これも素晴らしい〜〜〜・・・
芥子にも似た、フレッシュなオイルのような豊かな香ばしさ。
口にふくむとざっくりとした粗挽き感、でありながらゴツゴツの感じでなく
豊かな余裕を感じる流麗さにうっとりさせられる。
味わいも芥子とか胡麻のような厚みのある豊かなオイル感があり
それがどこまでもフレッシュで、口いっぱいにゴージャスにひろがる。
余韻として残るまったりとした甘みも美味しく
ウーン ウーン 一枚目の「日光在来」が宇宙最高だと思ったけど
これも美味しすぎてぜんぜん順位がつけられない・・・



「埼玉・三芳 手碾き」
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ウワー・・・
さすがは手碾き、圧巻の美肌!!
しかもこの梅のような睡蓮のような器もツボ過ぎる。だいすき。
「一東菴」さん・・・そうやって多方向から私をグニャグニャにしないでください・・・


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あああ
これは・・・

ずっしりとした香ばしさ。
とうもろこしにも似た軽やかで濃厚なこうばしさが
透明感を持って高くひろがっていくのが目に見えるよう。素晴らしすぎる。
いかにも手碾きらしいいびつな粗挽きの舌触りは見た目以上にはっきりとしていて
独特のしっかりとした歯ごたえがある。
しっかり噛むとお米のような澄んだ美しい甘みととうもろこしの香ばしさが絡まり
またまたこれもおいしすぎる、好きすぎる・・・
今日いままでに食べたのぜんぶすき過ぎてもうなにがなんだかわかんない・・・

わおぉーーーーん・・・・(蕎麦犬の遠吠え)



「北海道・新得 牡丹の手碾き」
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いよいよ、私の大好きな新得のお蕎麦♡
なのですが・・・なんだかもう自分が心配になるほどものすごそうなのが来てしまいました♡
この濃いめの肌、しっとりこんもり盛られた姿・・・
めちゃくちゃ美味しそう!!


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わ〜 これは新得の中でもまた出会ったことのない感じ!
ふっくらもったりした甘さの中にシャープな強い野生を感じる香り。
しかも食べるとなんとピスタチオ!
トウモロコシっぽい香ばしさを通り越してピスタチオ!
ざらざら、ぐったりやさしい食感から生まれ続けるものすごい旨み。
このピスタチオ感にはテーブルの全員が驚いていて
「こんなお蕎麦もあるの!?」
「これは旨いなー!!」
と皆さん口々に言いたいだけ吠えていました(≧∇≦)/
もともと新得大好きな私もますます新得の奥深さのファンに♡



広島「神石高原天空そば」
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いやーーん
これもまた恐ろしく美しい肌なんですけどーー!!
今日はもう本当にトランス状態で全く降りてこられない。
トランスの上にトランスがどんどん重なっていくのだから
まともに文章を書こうという方が無理だ。


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美しい・・・・・!
ランダムに光を跳ね返す素朴な肌、そこに浮かぶ色とりどりのホシ。
これだけ素朴な粗碾きの手碾きながら
全体は完璧に美しく端整で余裕の洗練を感じるところがすごすぎる。
手繰り上げるとふわりと軽く香るこうばしさ。
ピーナツとか胡麻のような深〜い香ばしさなのだが
熟成そばなどにある重いピーナツ感ではなく
あくまでフレッシュで軽い香りなのが本当に素晴らしい。
味わいはこれまた豊かでフレッシュなオイル感を感じる、芥子やごまにも似た味わい。

はあぁぁぁーーー
なんという美味しさの連続。なんというバリエーション。
どの蕎麦も個性がはっきりとばらばらで
しかもそれぞれの個性の中で最高のその上を突きまくっていて
違いがわかりやすい上に全部が美味しすぎるので
美味しくゆったり食べるというよりは
三尺玉大花火が連発されて脳も体も痺れて飲みこまれていくような時間。


実は全部食べた後「神石高原天空そば」について店主に質問したのだが
トランス頭が痺れていて全然アタマに入らず全然ここに書けません(≧∇≦)
私の反応がボケすぎてて店主もちょっとキョトンとしていたような?
せっかく訊いたのにすみません(≧∇≦)



「蕎麦湯」
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蕎麦湯の美味しさにも感嘆の声が。
素材の素晴らしさそのもの!
蕎麦粉がものすごくよいものであることがよくわかる贅沢な蕎麦湯。
お腹いっぱい過ぎてもう何も入らないはずなのに
美味しすぎていくらでも飲みたくなる・・・



こんな壊れた文章をこんなに長々書かずとも・・と我ながら思うが
全てが愛しすぎて割愛できない私にとって宝物のような時間。


この店を出る時はいつも必ず心もお腹もしあわせでいっぱい。
一同で美味しかった楽しかったを口々に輪唱のように言いまくりながら
電車に乗ってたくさん笑って


私は

この夜への感謝でいっぱいになるのだ。



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2012年1月の「一東菴」
2014年1月の「一東菴」



posted by aya at 08:13 | Comment(2) | TrackBack(0) | 東京の蕎麦>北区 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする