2011年12月01日

代田橋「手打蕎麦 まるやま」


「代田橋」駅というのは、京王線各停で新宿からたった2駅である。
その駅からものの2,3分も歩けば、「手打蕎麦 まるやま」がある。

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店は甲州街道沿いにあり、環七と交わる大原交差点そば。
車で来ても探しやすい立地だろう。

こんな便利なところに、こんなに美味しいものだらけの超・名店が
何でもなさそう〜に陽に当たっている。

それがどんなにすごいことか・・・
私のこの気持は到底言葉にはならない。
この店についてブログを書く度、私が非常に苦労するのは
「いかに落ち着いたフリをして書くか」ということである。
私の感動メーターが毎回ビーンと振り切って必ず破壊される店なのだ。

だってこんなに美味しい、素敵なお店なんですよ!


今日はね、楽しい楽しい同窓会?打ち上げ?で来たのです。

まずはお通しと、「黒龍 大吟醸」
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このお通しだけで早くも感激。
「まるやま」はこういうさりげないものがいちいち大変美味しい。
野菜が蕎麦の実と煮てあるのだが、
揚げた京芋の香ばしさとうまみが全体に行き渡り、
あまりに気に入って最後は掲げて残さず飲んじゃいました。

しかもね・・黒龍ってやばいですよね・・
この澄んだスッキリ感。しっかりひろがるコク。
このあともいろいろ名酒が出てきたのですが
今日はこれが一番好きでした。おいひい〜〜




マグロの煮物と塩辛
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この美味しいマグロも、さっきの「京」芋のように
何だったか素敵なマグロだったんですよね・・部位だったか産地だったか・・
なにせ頭が黒龍メリーゴーランドで記憶できませんでした(^^;;)



イカ焼き
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「しらす辛味おろし」
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「穴子天ちらし」
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ゴージャスな海の幸山の幸。
特に穴子の美味しさと来たら!!
ちょっとこれは何の魔法ですか??!

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ぎゃー (>_<)

バリッッ!とした衣がビックリするほど美味しい味がする。
そしてその中からジュワーと広がる穴子の旨味が危険すぎる。
衣の味わいと融け合うと夢の世界!!
穴子はもともと好物だがこんなにも美味しくされては困る。
ブログの興奮度を下げるという目標から遠ざかるではないか。

私さっきから一生懸命「!」マークを取っているんですよ!
またどうせお蕎麦が出てきたら壊れるに決まっているので
その前にそんなに興奮するわけにはいかないのだ。



「鴨焼き」
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「まるやま」は盛り付けのセンスも素敵。
そして私はここのネギ焼きが大好き。



「漬物」
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本日はなんとお蕎麦が3種類。
「せいろ(富山)」「せいろ(栃木)」「田舎」
それに温蕎麦も食べます!すごい。やるな私。



じゃん!まずは

「せいろ(富山)」
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もうこの時点でダメ。美味しそうすぎる。

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この肌の超絶美・・・・美味しそうにも程がある。

勿論見た目だけではありません。
手繰り上げた刹那フッと香るさりげないかぐわしさ。
ここまではあくまで「さりげない」のに、口に含むと突如パァーーーッ!
香りと、味わいが口中いっぱいに染み渡るようにひろがるのだ。美味しすぎる・・!
粗挽きのやさしいざらつき、絶妙のコシ。
とにかく最高。とにかく最高。と頭の中で念仏のように唱えながら
私は閉眼し只々この蕎麦を見つめる。
アカンとうとう坊さんになってもうた。





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うわわわわ やめてやめて
これはおいしい、すんごくおいしい、
(まだ食べていません)

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ああああ

落ち着きます。落ち着きますが落ち着きません。
何だか今日は泣けるほど美味しいです。
体に染み渡ります。
箸先でたぐりあげた香りは先ほどの「富山」と同じようにフッと軽く、
でもこちらには私の大好きな栃木らしい香ばしさがある。
それを口に含むと、またまたパァーーーッ!
もう何だか二の腕まで染み渡るのが見えるくらい
「美味しさ」が私に染み渡る。
さっきの富山が最高だと思ったのに、これは香りも味わいもさらに最高過ぎる。
もうわたしはどうしたらいいのでしょう。
できれば甲州街道に裸足で踊り出て全車両にこの美味しさを宣伝したい。
この名店を通り過ぎちゃうなんてもったいなすぎる!!ありえん!!



「田舎」
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ああうれしや 「まるやま」の「田舎」の眺め。

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じんわり、しっとりと重なる太打ち。
クリーミーなグレーの肌に浮かぶ無数の星。
口に含むと見た目以上にじわーとやさしい舌触りで
噛みしめるとふっくらとした感触、
そこからすっきりと洗練された香りと味わいが生まれてくる。



もう大変にお腹いっぱいですが
最近は私は浜泣き、もとい「花巻」づいております。

じゃん!

「まるやま」の「花巻」。
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朱の蓋が綺麗。わくわく。

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モワ〜〜〜〜〜ン

しあわせ〜

磯の香りすてき〜

蕎麦の甘みもすてき〜
(このお蕎麦は温蕎麦用の二八)





「玉子とじ」もおいしいよ!
 玉子フワフワ〜
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<おまけ>
今回冒頭に「まるやま」の外観写真を載せたが
撮っていて「私まるやまの外観初めて撮る・・!!」と
超ビックリしてしまいました。そんなお店他にありません。
いつも入店前から嬉しくて嬉しくて自分がどれだけ我を忘れているか
思い知った次第です・・・


2011年07月の「手打蕎麦 まるやま」
2010年10月の「手打蕎麦 まるやま」
2010年3月の「手打蕎麦 まるやま」



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posted by aya at 02:33 | Comment(4) | TrackBack(0) | 東京の蕎麦>杉並区 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする