2011年05月28日
両国「蕎肆 穂乃香」
リクエストを頂きましたので
「蕎肆 穂乃香」ご報告〜♪
まずは、うひひひ。
ひとつ大人になったからにはこれ位いきますよ!
「きき酒三種」
この中では私は左のお方が好みでした。
すっきり、でも懐の深いお方♪
「穴子の煮こごり」
穴子好き煮こごり好きの私が一番に選んだメニュー。
口どけよくおいしい〜
「馳走三種盛り合わせ」
5種類の中から好きなものを選べる盛り合わせ。
2皿を取るにはどう選ぶかなかなかややこしく
真剣に悩み話しあう一同(^_^;)
「葉わさび漬け」「豆腐よう」「鯛わた」「もろみ豆腐」「莫久来」、
ハイみなさん落ち着いて〜
「天ぷら盛り合わせ」
ペコロスや赤ピーマン、茗荷に海老イカなどなど、
種類が多く何をひそんでいるのやら楽しい。
「穴子の天ぷら」
きたーっ
煮こごりに続きしつこく穴子!
このあと穴子寿司と焼き穴子が来たとしてもウェルカムなほど
穴子大好き高遠穴子でございます。
築地朝〆のものだそうで、みんなも美味しいと大喜び。
Jonは骨にびっくりしてたけど一番にトライし
「good!」って(^o^)
ここで
「ねえ彩ちゃん、そばがき頼まなくていいの?」
と何もかもお見通しな深雪ちゃんの神なお言葉が。
あひーうれしいよう。
あんまりみんなを蕎麦攻めにしてはいけないと遠慮しておりましたが
では遠慮なく。
きゃー♪
「そばがき」
おっ
美味しすぎるですよこれ・・・(>_<)
ほんわりふくよかに香る、たまらぬかぐわしさ。
口に含んでびっくりの、予想を越えたなめらかさ。
舌の上でふわっととける空気感。
そして絶え間無く新たに生まれ続ける、馥郁たる蕎麦の香り。
考えてみると「穂乃香」は一人でしか来たことがないので
そばがきは初体験。
おいしーーい!!
「穂乃香」のそばがき、おすすめですよ〜!
さて大本命、お蕎麦はですね。
実は「穂乃香」においては私、大変に珍しいことに
いつも「せいろ」でないものを頼むのです。
なぜなら、ここのとろろはあまりにも美味しすぎるのだ!
「つけとろせいろ」
相変わらず蕎麦は蕎麦だけで食べ、とろろは単体で楽しむところが
私のイカレているところか。でも
「蕎麦は蕎麦だけで食べ終えた後、半量(1段)おかわりしてとろろにつけて食べる」
というのもよくやる手です。
このとろろ、極上のエアリーふわふわ、
味わいはぎゅううと濃く本当に素晴らしい。
とろろに関して言えば「銀杏」のより好きかも・・・
「穂乃香」に行ったら、是非お試しを!
蕎麦も、そばがきと同質のかぐわしさ。
あまりの美しい香りに感激したのは私ばかりではなく
テーブルからは「このお蕎麦おいしーい」「うわあ いいね〜」と
歓声まであがりまして。
もう私は自分が褒められているかのように
モジモジするほど嬉しくってたまらないわけです。
なに、顔が赤い?
照明のせい・・うそです
小左衛門さまのせい(^o^)
.
2011年05月27日
おはようございまふ
2011年05月26日
ありがとぉー!!
2011年05月19日
和歌山「そば切 徳」
西の蕎麦の中でも特に大好きなお店が、和歌山にある。
オーシャンアロー号よ、
私を「そば切 徳」に連れてって!
ジャジャジャーン
屋形町の交差点裏にあるお店は、
普通の住宅を改造したさり気ない外観である。
ジャジャジャーン
飾り気のない店内は、工房のように地味である。
ジャジャジャーン
そして「そば切」は、もうどうにもこうにもたまらなく
素晴らしいのである!!
なんというかぐわしさ。
なんという恍惚の世界。
香りを寄せずとも、こんなにも香ばしく深く、美しく香ってくれることの嬉しさ。
口いっぱいにひろがる、もうもうもう、泣けるほどの味わい深さ。
ただただ、おいしい。
私はあなたに逢いにここに来たのだ。
偶然なのか、
何度来ても空いているのが驚きであるが
いかにも真面目そうな店主はいつでも忙しげに
製粉やら仕込みやらに集中している。
店内から厨房は見えないので
石臼の轟音?を聞きながら
蕎麦と二人きりになる夜。
私は何度でも、この蕎麦に逢いにここに来よう。
愚庵系のお店で出会える「そばせんべい」。
私は「そば切 徳」のが「特に」スキ!
2011年05月18日
名古屋・東山公園「蕎麦切り ふ〜助」
関西の大半は、いわゆる「小麦粉圏」。
蕎麦屋の数は東京の比ではないとはいえ
西の蕎麦屋に行くのは楽しい。
西には、西の風が吹いている。
西の蕎麦屋に行って感じることはいろいろあるが
そのひとつに「意外と混んでいる」というのがある。
蕎麦屋の数が少ないからなのか、
私が行った店がその日たまたまなのか、
目立たぬ駅の目立たぬ場所にある蕎麦屋にたどり着き
その盛況ぶりに驚いた経験は少なくない。
道路に行列が出来ていたり(!)
扉を開けると待合室があって
順番待ちの紙に名前が並んでいたりするのだ。
名古屋市を東西に走る東山線「東山公園駅」近く。
「蕎麦切り ふ〜助」という可愛らしい名前の蕎麦屋は
マンションの半地下に、半分隠れて静かに佇んでいる・・
と思いきや!
満員だがや・・・
どえりゃ混んどるがね・・
お蕎麦が褒められていたりお蕎麦屋さんが大人気なのを見ると
孫の運動会のように嬉しくなってしまう彩ばあさん。
空腹も忘れニコニコと順番をまちます。
でもうらやましそうに人のお蕎麦を凝視するのはやめましょう。
お蕎麦は2種類。
もうそのネーミングからして楽しくてたまらない。
「ざるそば」と「きしそば」。
「ざるそば」はいわゆる一般的な太さの蕎麦で
「きしそば」はご存知名物きしめんのような
平打ちの太い蕎麦だそうだ。
まず珍しい方から先に来ちゃった。
「きしそば」。
うわー
これは楽しい眺めだ!
色の濃い肌から香る、「黒い香り」。
香ばしく深く味わい深い、大好きな香りを
強烈にではなく、実に心地よくたたえている。
口に含むと想像よりかなり柔らかいのだが
幅広い輪郭をつかまえて噛みしめると黒い味わいが深まり
本当に美味しい。
この「きしめん型蕎麦」、いいなぁー!
あっという間に食べてしまう。
こちらは「ざるそば」。
切り方の違いだけで
打ち方は「きしそば」と同じのよう。
見ての通り、こちらも蕎麦圏東京人からすると「茹で過ぎ?」と思うほど
ほにょんほにょんのやわらかさなのだが
それを「やさしさ」としてとらえると実に品が良い。
なによりこの香ばしく深い香りがおいしい。
私がうっとり食べている間も
次々とお客さんが入れ替わり立ち代り入ってくる大人気店。
蕎麦湯の湯桶に「かきまぜ棒」が入ってくるのも
メニューに「にしんごはん」「とり丼」なんてのがあるのも
西を感じて楽しいなー
.
2011年05月15日
銀座「手打ちそば ふく留」
銀座八丁目の目立たぬ路地。
小さな間口、簡素な看板。
侘びの風情が何とも控えめに、大変に目立っている。
こんなところに「手打ちそば」の看板を見つければ
ふらっと気軽に立ち寄ってみたくなるものだが
近づいてみれば何となくそうはさせない「敷居感」がズンと迫る。
蕎麦屋でなく割烹で食べる手打ちそば。
これで美味しくなければ「蕎麦は蕎麦屋に食べに行けばよし」と思うが
ここは料理もお蕎麦も大変美味しいのだ。
たまには、こんな蕎麦宵もあっていい。
前菜は野点の風情で。
竹簾の弁当箱に収まった山海の幸。
出汁の味わいが非常に洗練されているため
どの一品も大変に美味しい。
「失礼します」
銀座の割烹、着物姿の仲居さんの声と共に、個室に運ばれてきた蕎麦。
見慣れた蕎麦という食べ物がやけにあらたまったものに見えてくる。
北海道旭川ののどかな大地で生まれた蕎麦粉に
「た、大変なとこに連れてこられちゃったなオイ!」
とねぎらってやりたくなるほどだ。
姿勢良くまっすぐに対峙し、ひとたぐり。
品の良い素晴らしい香り!!
ふっくらと甘い極上の上新粉にも似た、しかし確かな蕎麦の香り。
白いイメージのかぐわしさに白い夢を見る。
これだけ細切りの繊細な蕎麦ながら
一本一本はふっくらとした表情を持ち、
しっとりとやさしく重なり合っているのがなんとも貴い眺めだ。
噛みしめると意外にも甘さはなくすっきりとした味わいで
それがかえって白いイメージの美しい蕎麦の香りを洗練のうちに際立たせている。
うわーおいしいよう
きてよかったよう
汁がまた、前菜でわかっていたことだが
大変においしい。
蕎麦が美味しすぎて
結局つけて食べることはできなかったが
この汁を時々なめつつ楽しむ蕎麦湯タイムはこの店ならではの贅沢。
もっと気軽に、蕎麦にだけ会いに来られるお店ならいいのになーと思いつつ。
またいつか、白い非日常をたぐりに来よう。
2011年05月14日
神田「眠庵」手挽き蕎麦
浮気者の私が、今週2回も同じお店に行ったのは・・
月曜日に行った時に今週2日間限定で手挽きをやると
聞いてしまったから。
そんなこと聞いたら!行きますとも!ホイホイ!(^^;;)
怪我により店主休養中とは言え、あとをまもる方々によって
相変わらずユルーく楽しく営業中の、神田「眠庵」。
私が愛してやまない定番おつまみは今日はお休みして
珍しく「自家製納豆」に。
臭みも粘りもおだやかなのだがじんわり、非常に美味しい。
おつまみにするにはベストな発酵具合だ。
実は今月下旬誕生日の私、
ヨーグルトメーカーをプレゼントしてもらえることになっておりまして(きゃー♪)
温度設定次第では納豆もできるらしく
今日の納豆を見てさらに楽しみになってきた!
さあ今日はもうお蕎麦にいっちゃうもんね。
「手挽き蕎麦」は最後のお楽しみにして
今日ある蕎麦は全部食べたいと欲張る。(いつもだが)
1枚目は、月曜日も食べた栃木。
ああああ・・・
すばらしい。
この香ばしさ、かぐわしさ。
食べる前から「おいしいー!」と叫ばずにいられない(叫びました)。
全体のパンチは月曜日より弱く感じるがそれでもすんばらしい。
いつもの眠庵(店主の蕎麦)と大きく違うのは
なんと言っても見た目と食感。
香りはいかにも眠庵らしい突き抜け方なのだが
こちらはくっきりとした輪郭線を持ち、つるつるの食感。
粗挽きではあるが表面に水分をたっぷりとまとっているため非常にすべらかなのだ。
2枚目も月曜日と同じ、宮崎。
栃木と比べるとキメが細かく、
太めの輪郭が何となくほのぼのした印象の蕎麦。
香りはこれまた「眠庵」らしく、スーパーかぐわしい!!
香ばしい系の栃木よりもふっくらした穀物感を感じる香り。
太めだが重たくないつるりとした食感、噛みしめてひろがる風味は
どこか会津の蕎麦を思わせる。
通い慣れた店で出逢う、いつもと全く違う蕎麦。
実に新鮮で楽しい。
さていよいよ、ジャジャジャジャーーーーン!!
本日のお目当て御本尊、
これが
「いさと(市川)の石臼で手挽きした福井」
である。
ああなんて面白い。
うわ
なんですかこれーーーーっ
予想を大きく上回る、大変に個性的な姿。
楽しすぎます!!
まずこの太さよりも、肌の透明感が凄い。
粗挽き感や輪郭線は
富士市の「こばやし」
を思わせるが
どこかフワンとした、軽やかな感じは肌の透明感がなすものか。
大好きな、白く揺らめくかげろうのようなホシは
目を細めずに入られない恍惚の眺めだ。
どきどきとひとたぐり・・
あれ
「眠庵」の福井にしては香りは大変におとなしい・・・か?
(いつもの「眠庵」の福井の香りが凄すぎるからだが)
しかしふるふるとした肌から品良くただよう香りは
非常に美しく、深く、私の感動メーターを振り切らせるには十分であった。
これまた食べる前から「おいしいぃーー!」。
今度は叫ばず「つぶやく」。
(隣にお客さんが入ってきたため(^^;;))
口に含むとこれまた。
栃木も宮崎もそうだったように、
「眠庵・店主不在バージョン」の持ち味の
「すべらかなつるつる感」が存分に生かされたフルフルのつるつる。
これだけの太打ち・粗挽きながら口の中をめぐる感触は実に軽やか。
なんとも稀有な魅力を持った蕎麦だ。
何より感激したのは、噛みしめる内にどんどん溢れ出してきた
福井らしい濃厚な香りと味わい。
きゃー 今頃出てきてくれるんですかー
ううううう シビレまする・・・
これは、東京の人にも新鮮で美味しいが、
太打ち好きでつるつる感を好む傾向にある関西では
「神な蕎麦」になっちゃうんじゃないかな〜
いつもの場所で出会えた、
見たことのない蕎麦。
あー楽しかった!
2011年3月の「眠庵」
2011年2月の「八種もりの会」
2010年11月の「八種もりの会」
2010年9月の「八種もりの会」
2010年7月の「八種もりの会」
2010年4月の「八種もりの会」
2011年05月10日
脳は蕎麦色
忙しくてなかなか更新出来ていませんが
忙しければ忙しいほど、
蕎麦だけはしっかり・・の日々でございます(^o^)
一枚目は「やざわ風に打った栃木」だそうで
うっひゃー
この香りはナニ!!
すばらしすぎる。
体にとけてゆくー
体がとけてゆくー
蕎麦宵、蕎麦酔い。
先日読んだ記事を思う。
「硬水で打たれた欧米のパスタは硬水で茹でた方が美味しいが
軟水で打たれた日本のうどんはやはり日本の軟水で茹でた方が美味しい」
パスタは硬水で出来ているから、
硬水で茹でるとその硬水と硬水が出会ってよろこぶってことか!
はにゃー なるほどね
私がこんなに嬉しいのは
私が蕎麦で出来ているから食べた蕎麦と蕎麦が出会ってよろこぶんだー
蕎麦宵、蕎麦酔、脳が蕎麦色〜
2011年05月05日
お写真いただきましたー
2011年05月04日
りはちゅう
2011年05月01日
経堂「しらかめ」
5/4(水)に渋谷dressで行われる江藤直子さんのピアノライブ。
私もゲスト出演させていただくのですが
ほんと〜〜うに素敵な世界です。すばらしい(>_<)
先日のリハもとても楽しかった〜
美味しいものに敏感&お料理上手でもある直子さん、
「高遠さんの顔見るとお蕎麦食べたくなっちゃう」と可笑し嬉しいお言葉。
(ということは私の人生、自動的に蕎麦だらけで薔薇色過ぎではないか)
リハ後はウキウキ「しらかめ」へ!
春のぉぉ〜♪ 夜道をぉぉぉ〜♪ 「しらかめ」へ〜〜
ららりら〜♪
大好きな「しらかめ」が嬉しくて、入店時からウハウハ状態。
まずは、カンパーイ!
演出もこのお猪口も、いい。
福岡「白亀」の本醸。
今日は江藤さんのを「猪口っと」味見させてもらいました(^o^)
「穴子の炙り」
香ばしく、甘すぎず、こりゃーおいしい!
「ホタルイカと菜の花の酢味噌がけ」
ホタルイカも菜の花も大好物。
しかもこんなにおいしくちゃあ
盆暮れ正月クリスマスってもんで
うひゃあ みなさまもおおよろこびです
「あじのなめろう」
一口食べて「こ、これは!」。
江藤さん、もう一口ください〜(^^;;)
そして
テーブルの上の美しき峰々。
なんという美しさ!
近づき見入ればときめきはさらに。
これだけ繊細でありながら、決して儚くはない。
やさしく繊細な、端正さ。
箸先にたぐりあげ思わず目を閉じる。
驚くほどの深い香り!
濃厚というより「深い」、感激のかぐわしさ。
口に含むとやはり、見た目の印象通り。
どこまでも繊細でやさしい印象なのに、
凛とした印象のコシがきちんと受け止めてくれる。
これは・・・本当に素晴らしい蕎麦だ。
経堂駅から徒歩5分ほど。
名店は驚くほどさりげなく、静かな道にのんびり佇んでいる。
2010年7月の「しらかめ」
*高遠彩子4月〜5月のライブ出演予定*