2010年09月30日

さいごの浴衣


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昨日は
「山下洋輔 江古田・バディ開店20周年記念ライブ」
いやー、かっこよかったです(>_<)!

しかも最後は飛び入り参加させていただき・・
もうもうもう、あの感覚は言葉に出来ないです。
楽しかった!!



今日は今年最後の浴衣を着ました。

毎年浴衣は9月までと勝手に決めていて
9月に入ると秋らしい柄の厚手の綿紅梅にしています。


明日からいよいよ10月。

お蕎麦の美味しい季節ですよー!



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2010年09月29日

新江古田「じゆうさん」


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「じゆうさん」より生中継でお伝えします!

本日は19:30よりアンシュ出演ライブが江古田バディにて行われるため
「じゆうさん」にてエネルギー注入中でーす。


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ちゅるちゅるなのにムワァ〜と野生味溢れる香りを放つ田舎。
端正な極細切り、ふわりとやわらかく
伸びるようなコシを持つ微粉のせいろ。


あ゛〜〜〜
来てよかった。

しあわせだあ〜



さてっ

飛び入りもあるかもないかも(^O^)?

きゃほーい





.
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2010年09月28日

銀座三越「箱根 暁庵」


ちょっと前のことになるが、
銀座三越に新しく入った「箱根 暁庵」に行ってきた。

お昼の予定がずれてしまい、たまたま思い出して行ったのだが、
三越がリニューアルオープンして最初の週末だったため
予想以上の大混雑。
11時の開店の5分後にレストランフロアに着いたというのに
どの店も大行列という有様である。


イタリアンレストランやお寿司屋さんの行列は特に凄かったが
お目当ての「箱根 暁庵」にも店の右脇の椅子に2組ほどの待ち客が。

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店正面の打ち場では年配の職人が手際よく蕎麦を打っている。
座って待っていた真横だったので見上げる形になり、なかなか迫力があった。

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やっと通された席は運良く窓際。
せっかくよい席に座れたのでのんびりしたくなり
せいろにおひたしと豆腐、焼き味噌がセットになったものを注文。
流石は「箱根 暁庵」、
おひたしの出汁具合なども実にすっきりと品がよい。
これが当たり前のはずなのに、なかなかないのだ。

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開店直後からの大行列に店内は大忙し。
制服を着た店員さん達もまだ慣れぬうちであろうから
必死の頑張りが伺え気の毒なほどである。
何も午前中から並んでまで蕎麦食べなくったっていいのにねェ、
なんて、自分もニヤニヤしっかり並んだくせに思ったり。


果たして、この窓際で眺める蕎麦の景色は格別であった。

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午前中の平和な光に輝く、銀座のビル街と蕎麦。
普段お蕎麦を食べる時は圧倒的に1階で「地に足をつけて」食べることが多いので
こうして眺めるとお蕎麦と私だけが宙に浮かんでいる気がする。
嗚呼私は何故、こと蕎麦となると
こんなに簡単に二人の世界に浸れてしまうのだろう。
まわりなんて見えない。




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地上12階、いつもより少し太陽に近い場所で出会った蕎麦は
のびのびとおおらかに笊の上にひろがっていた。
たぐり上げて、思わず顔がニッコリしてしまう。
ふわぁーっと軽やかに漂う、上質の蕎麦のかぐわしさ。
品の良く美しい、王道の蕎麦の香りだ。
口に含んでまた嬉しくなる。
「箱根 暁庵」らしいムッチリ、しっかりとしたコシ。

今日はこの大混雑のせいか太さにかなりばらつきがあったが
何度も書いているように太さのばらつきはむしろ私には楽しいおまけ。
(いろんな味がして楽しい)
普段バシーっと、端正な蕎麦を出すお店だけに
ちょっと人間らしさを垣間見られたような、
ほほえましい気分になる。


なんたって銀座駅直結で
11時から23時まで、日曜祝日もやってくれているというありがたさは筆舌に尽くし難い。

なんだかんだでしょっちゅう行ってしまうに違いないのだ。




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2010年09月27日

神田「眠庵」(八種もりの会)



急に寒くなった。

その上一日中暗い雨とあれば
あれだけ暑くてうんざりしていた夏が
懐かしいような気にもなるところ、であるが・・

私の心は朝から蕎麦色〜♪

年に数回催される、「八種もりの会」。


もう嬉しくって嬉しくって
まさにレース前、遮眼帯着用の競走馬状態、と言っては馬に失礼なほど興奮!!


さあ1枚目、
北海道は蘭越の「キタワセ」の新蕎麦。


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おおー
見た目からして何やら迫力が。
黒みがかり、ビシッと緊張感のみなぎる輪郭線を描く蕎麦は
いわゆる眠庵らしい優しい風情よりも
やや枯れた凄みを感じさせる。
これが新蕎麦と言われてもあまり実感がわかない。
たぐりあげればムワァー!!
もう嗅ぐ方だってこれ以上無理というほど濃厚なかぐわしさである。
新蕎麦のフレッシュな香りというのとはイメージの違う、力強いたくましい香りだ。
味わいも強烈なまでに濃く、1枚目で完全にノックアウトされてしまった私。
ちょっとちょっと、1枚目でこんなすごいの出しちゃって、
あとはどうするんですか!




2枚目は茨城。
08年、2年熟成の「常陸秋そば」である。

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1枚目の北海道蘭越の後だと
ぐっとふっくら、空気感を感じる姿。
そして、その香りのふくよかさと言ったら!
たまらなく豊かな、最高級の白米を思わせるような甘い穀物の香り。
茨城の肥沃な大地が目に見えるようだ。
そして口に含むと、ふわあっと香ばしさが広がり、
しっかりとした味わいと甘さが溢れ出してくる。
まさに常陸秋そばらしい「足りぬもの無きバランスの良さ」を
最大限に楽しめる見事な蕎麦だ。
その上、このコシ加減はなんなのだ。
「歯を受け止めてくれる」感覚。
弾むようなコシではなく、ふっくらやわらかく、受け止めてくれる。
はああ・・・夢か現か。




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3枚目は長野。品種は信濃1号。
密度の濃そうな、しっかりとした印象の肌である。
たぐり寄せて、ぐにゃり。
蕎麦が、ではない。私がである。
この香りの濃厚さ、かぐわしさ!
1枚目で「嗅ぐ方だってこれ以上無理」と書いたが
本日の眠庵はこの爆発的濃厚レベルがスタンダードらしい。
何がどうなったらこんなことが出来るのか。
脳に蕎麦粉を点滴されたかのように、私は早くもトランス状態に陥り
細部まで味わう余裕がなくなってきた。
これは・・弾力が非常にしっかりと、コシが・・
嗚呼もうどうでもいい。
おいしい〜〜
濃い〜〜〜
香ばしい〜〜〜





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4枚目は徳島の在来種。
3枚目との間にお隣の方とお話したりしまして、
すっかり正気の世界に帰ってまいりました。
気持ちも新たにお迎えした徳島、大好きな産地であります。
姿は、眠庵らしいやさしい風情でありながら、
またしても私をぐにゃぐにゃの骨抜きにしてしまう激しい魅力をたたえたお方。
この、200%の濃厚なかぐわしさ。
1枚目から3枚目まで「これ以上ない程濃厚でかぐわしい」と吠え続けてきたが
驚くなかれ、これ、今までで一番、全てが濃いです・・
「あ〜〜」と極上の温泉に浸かったじいさんのような声が聞こえた。
と思ったら私であった。
しかし周りのお客さんも、皆この徳島の美味しさに夢中!
眠庵万歳 。しあわせだあー





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5枚目は福島、品種は「会津のかおり」。今年の夏蕎麦。
福島は「お酒が濃厚で蕎麦があっさり」という
比較的私には向いていない地方である。
(もちろん例外はあり、驚かされたこともあるが。)
なめらかでクリーミーな印象の明るい肌と
直線的なラインに凛とした品の良さを感じる蕎麦である。
手繰り上げると、やはり。本日の蕎麦の中では一番香りは淡く感じる。
甘みもあっさりめ。
しかし噛みしめるとじわじわと、
味わいが追いかけてくるのが東北らしい蕎麦だ。
時折、感じたことのない、
不思議な薬草のような香りも微かに混じってくるのも面白い。
4枚目まで濃厚スペシャル続きで全力疾走し続けた彩子オー、
ここで一旦福島の空の下、のんびり日向ぼっこの心持ちであります。




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「えーっもう6枚目?!」とがっかり声をあげ苦笑されました。
周りの方々はお酒やおつまみをたしなみつつお蕎麦を楽しむ大人の方ばかりなので
6枚目ともなるとお腹も満ちてきているご様子。
朝からこの八種の蕎麦のみに焦点を合わせて生きてきた私は
枚数を重ねるごとに蕎麦食いハイになり
早くもこの夢の終りを心配するほど楽しくてたまらないのだが・・

6枚目は富山、八尾在来。去年の蕎麦。
香りからして甘い!
この上なく豊かな、ふくよかな香りに
食べずとも何分でも恍惚としていられそうだ。
口に含めば舌の上に溢れ出す穀物の味わい、甘み。
コシ加減も素晴らしい。
2枚目の茨城・常陸秋そばでも感じた「ふっくらと、歯を受け止めてくれる」感覚。
あの茨城よりも微かにしっかりとした弾力を持ちつつも
同じ感覚がこの富山にもある。
絶妙としかいいようがない。




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こう立て続けでは読んでくださる方も
そろそろお疲れではないかと心配でありますが
食べた時はそれこそ駆け抜けるばかり、
あっという間の8枚の夢でございました。

7枚目北海道、去年の倶知安の蕎麦。
来た来た来た、
やってきてしまいましたよ、例の大胆不敵なヤツが!

これはこの店において今まで何度もひっくり返らされている、
唯一無二の暴走族蕎麦。
赤黒く密度濃く、見るからにどっかりとたくましげな姿。
箸先に手繰り上げただけで、大袈裟でなく「ギャー」と叫びたい気分。
蕎麦じゃないってば、これ!
何故こんな素朴な穀物が、こんなにもこってりとした
ビーフジャーキーのような熟成感のある香りをふんだんにまとい得るのだ。
噛みしめてまたびっくり、歯にニチャとまとわりつくような密度の濃さである。
その上強烈なまでに濃厚な香りと味わいが
最初から最後まで途切れることなく最大値のまま続くのだから
これにノックアウトされずにおらりょうか。
あなた・・ほんとにお蕎麦?





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いよいよ最後の一枚。
8枚目はいつもフィナーレを飾る福井。大野在来。
福井らしい美しい緑色も、暴走族倶知安のあとでは
より一層フレッシュに、目にまぶしく映るというもの。
淡くほんのりと浮かぶ、橙色の影のようなホシも
またたまらなくよい景色である。

手繰り上げると、んん〜
ふんわりと、香りが豊か。甘い。
ふっくらとした女性を思わせるような、美しい香りである。
噛みしめるとジワッと広がる甘みと味わいが何とも嬉しい。
はああ〜やっぱり福井はいいなあ、美味しいなあ。

しかしいつもは一際輝いて魅力的なはずの福井なのに
今日は全てがあまりにも物凄いレベルの高さだったために
福井がさほどは目立たなかったのには驚きであった。
そう告げると店主は「今日の福井はいつもほどいいのではないので・・」
と説明してくれたが、いやいやいや・・・・
全部が、美味しすぎましたよー!


今日のお蕎麦。
あまりにもどれも素晴らしくて、なかなかどれが一番とは言えないが
強いて言えば、徳島。
いや茨城も。
うーんやっぱり福井は良かった、となかなか決められない。


次回が今から楽しみ!

ごちそうさまでしたー!






posted by aya at 15:51 | Comment(0) | TrackBack(0) | 東京の蕎麦>千代田区 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年09月25日

ライブの写真♪


たまには、蕎麦写真ばかりでなく
ライブの写真も・・・

先日のサンジャックライブでの写真でーす!

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photo by Noriki Kinoshita

全編インプロという私にとっても初めての体験でしたが
本当に貴い、楽しい時間でした。

國中さんと星さんの世界、かっこいいですよ〜(>_<)

実はこのサンジャックの後も
2回ほどインプロライブで
歌う機会をいただきまして
最近インプロの楽しさに
目覚め中でございます。


写真と録音をくださった木下さん、
ありがとうございました!




.
posted by aya at 22:06 | Comment(0) | TrackBack(0) | aya>お知らせ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年09月24日

静岡市「ソビスケ」(そびぽぉ!ソビスケ)



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古民家改造の趣ある店、都会的でスタイリッシュなバー風の店、
昔ながらの町蕎麦屋然とした店・・
お蕎麦屋さんが数ある中に、たまに出会って楽しいのが「おかしな店」。
そりゃあ今までにもいろいろ楽しい出会いはあったものだが
こういうおかしな店はそりゃ初めてだ!

私などが多くを語る必要はない。
その名も
「石臼挽手打式蕎麦舗 ソビスケ」。
店名の読みは
「いしうすびき てうちしき そびぽぉ そびすけ」。
そびぽぉ!
なんと可愛らしくも笑っちゃうその響き。
おかげさまでこの日一日、私は頭は「そびぽぉ!」でいっぱいになり
事あるごとに叫ぶことになったほどのインパクトの強さである。

店名の通り、この店ではどういうわけか「そば」は「ソビ」と発音され
メニューは全てカタカナ表記である。

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店内に入ってまず目に付く製粉機の上では何故かチョンマゲが回り、
店主によればそれが石臼の遠心力に作用しているとかいないとか。

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そしてなんと言ってもこの店の最大の特徴は「マゲワリ」である。

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お客さんにとっても働く人にとっても楽しい店にしたい、
若い人にもっと手打ちの蕎麦に親しんでもらいたいという店主の願いそのままに、
店は驚くべき大繁盛!
昼時とはいえ、駅からもICからも遠い小さな蕎麦屋に
行列が途切れないことも驚きなら、
その若いお客さん率の高さはさらなる驚きである。
20代前半のグループなんて普段蕎麦屋で見かけることは少ないのだが
男女グループあり女性同士あり、若い人が並んでまで蕎麦を食べに来ているのは
私まで嬉しくなるような、珍しい眺めであった。

メニューは先程の写真の通り、いたって普通、王道の蕎麦屋メニュー。
椀がきの「ソビガキ」は420円というお手軽価格だ。


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インスタントのカップそばがきで育った私には
なつかしい味わい。



お蕎麦は「セイロ」「ジウワリ」「イナカ」「サラシナ」のうち3種を。

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セイロ

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ジウワリ

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イナカ

粉の甘みが楽しめるセイロ、
ふわぁっと蕎麦の香りがうれしいジウワリ、
味としてはセイロとそっくりだが噛みしめると味わいがしっかりと感じられるイナカ。




え?チョンマゲはつけたのかって?

つけましたとも!
期待されると応えずにはいられない、ノリが命の高遠でございます。
楽しいお店にしたい、お客さんも楽しんで欲しいとあれば
かぶりますとも!楽しみますとも!


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(女性用は町娘(^_^;))

同行のS氏Y氏には似合う似合うと絶賛され
「全然違和感がない。いつもかぶっていた気がする」とまで言われたのには
複雑な思いでございましたが。


3人とも最初から最後までしっかりかぶって見事150円引き!



多忙を極める厨房を一人で切り回す店主の胸には
胸には「2年8組 ソビマシン」の名札。

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てんてこ舞いの中でも
知っている人には人懐こい笑顔で話しかけ、
会計時にはお客さん一人ひとりに丁寧に、済まなさそうに
「お待たせしてすみません〜、どうもありがとうございます〜、またよろしくおねがいします〜」
とどこまでも腰の低い店主。

ただふざけているのではない、
この人柄あってこそ愛される「そびぽぉ!ソビスケ」なのだ。



帰り道も
「次回来る時一人だったら、チョンマゲかぶる勇気はあるか」
「毎日来る常連さんが毎日かぶっていたら店は”もういいですよ”とか言うだろうか」
などと大盛り上がり。

すっかり「ソビスケ」に洗脳された一日であった。

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2010年09月23日

山下洋輔スペシャルビッグバンド コンサート2010!!


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もうもうもう
最高だぁーーーーー

楽しかった!
踊りたかった!
暴れたかった!


ビッグバンドのオヤジたちの格好良さったら!
(女性メンバーもいらっしゃいましたが敢えてこう言いたい)

A Night in Tunisiaの楽しさったら!

骨抜きBoleroのニクイばかりの絶妙さときたら!

そしてそして、全てを制して
一番高いところまで登りつめ空いっぱいに爆発する
三尺玉花火の如きアンシュの鮮やかさときたら!!



・・・もうもうもう、参りますよほんとに。

感激と憧れで液体になって東京湾に流れ出ちゃいますよ。



しかも終演後は楽屋で、これまたとんでもなく楽しい展開となり・・・



家に帰っても頭の中には
Rhapsody in Blueフィナーレでのアンシュの華麗な暴れぶりが高らかに鳴り
いまだにフニャフニャ上機嫌(^o^)


(D.S.)
もうもうもう
最高だぁーーーーー




posted by aya at 02:12 | Comment(0) | TrackBack(0) | aya>日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年09月22日

静岡・掛川「手打そば 居尻」


静岡県掛川市。
駅からもICからも程遠く
おまけに土日しか営業していないながら、
予約だけで蕎麦が売り切れてしまうこともある店がある。

そう聞くと何だか忙しないような、
ゆっくりくつろげないような印象を受けるかもしれないが
行ってみれば、店は田舎らしいのんびりした時間の中に
ごくおおらかに佇んでいる。

日程を合わせここにたどり着くまでは
決して便利とは言えない店だが
よい店はどんなに隠れていても例え不便でも、
人が集まってきてしまうものだ。


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たどり着いてみれば暖簾に店名すらない古民家。
道路端に掲げられた「手打ちそば」の幟を除けば店とも思えず、
田舎の民家を訪ねるようなわくわくした気持ちにさせられる。
(写真は退店時なので幟が取り込まれた状態〜)

ここの最大の特徴はやはり、全国各地の蕎麦を取り寄せ、
日によって違う産地のものを打ち分けていること。
いくつかの産地の蕎麦を食べさせてくれる店は都内にもあるが
「居尻」の情熱は半端ではない。

北海道旭川市江丹別  北早生
北海道樺戸郡浦臼町  牡丹
長野県木曽郡開田村  在来種
長野県長野市戸隠村  在来種
茨城県久慈郡金砂郷  常陸秋蕎麦
群馬県利根郡片品村  在来種
山形県新庄市十日町  在来種
福井県福井市丸岡町  在来種
滋賀県米原市甲津原  在来種
島根県出雲市     玄丹蕎麦
島根県大田市石見銀山 在来種 


実に常時10箇所以上もの産地の蕎麦を揃え
その中からその日毎に3種を打っているのだ。
こと蕎麦となると恍惚となりやすい私は
ホワイトボードに掲げられた名産地の名の羅列を見ただけでうっとり。
浦臼町と聞けば浦臼町の、
十日町と聞けば十日町の青い蕎麦畑に遊ぶミツバチとなって
全国各地にブ〜〜〜〜ンと飛んで行ってしまいそうだ。

他店でもよく見かける名高い産地の名に混じって
「滋賀県米原市甲津原  在来種」
「島根県大田市石見銀山 在来種」
なんて珍しい産地があるのも見逃せない。
しかもここに書いていない産地のものもまだあるというのだから
ワクワクを通り越してソワソワモゾモゾ、
挙動不審になってしまうではないか。


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囲炉裏端の席に通され、あらかじめお願いしておいた3種の蕎麦を。
1枚目は、ホワイトボードには「滋賀県米原市甲津原」とあった、
滋賀県は奥伊吹の蕎麦。
これは・・・本当に珍しいですよ聞いた事ないですよ。

ニコニコ甲斐甲斐しい娘さんに運ばれてやってきた
「奥伊吹」に、感激のご対面。

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古民家に差し込む自然光の中、
飾り気のない印象で現れた蕎麦。
ピカピカとした輝きも殊更な粗挽き感もなく
ただしっとりと控えめに、細かい黒いホシをまばらにたたえている。

箸先にたぐり香りを寄せ軽く驚く。
嗅いだことのない香りだ。
なんというか・・・穀物よりもさらに原始的な印象の香りと言うべきか
きのこの一種にでもありそうな香りというべきか
とにかく「こんな蕎麦の香りもあったのか」と
驚かされる香りをまとっているのだ。

口に含むとその香りは一層ふくらんで感じられ
噛みしめれば強い弾力もなくやさしく途切れていく手作りの風情。

「原」。
私には、この漢字が食後のイメージとして浮かんでならなかった。

原始の「原」。
起原の「原」。
奥伊吹の原の「原」。
蕎麦のはじまりの夢を見たような、そんな錯覚を覚える蕎麦。


2枚目は、私の大好きな福井。

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古民家の陰影の中に浮かび上がる繊細な輪郭線。
震えるラインがなんと貴く美しいことか。
淡く青みを帯びた明るい肌は、素朴な奥伊吹と比べるとぐっと清らかな印象である。

香りはふわーっと豊かな、大好きな福井の香り!

・・・?

いやちょっと待てよ、その奥に、その下に確かに横たわるは
先程の奥伊吹で感じた「原」のイメージ・・・

不思議不思議、「居尻」の魔法にかかった思いだが、
この香りは奥伊吹の香りではなく、
まさに「居尻」の魔法の香りなのかもしれない。
奥伊吹同様コシは強くなく、
ハラリと噛み切れるのが儚くもまた「原」の印象。
それでいて、最初に感じたかぐわしさを
最後まで濃厚にたたえ続けるたくましさも感じる蕎麦だ。


最後は、実はこれが一番のお楽しみかもしれない、
「島根県大田市石見銀山」の在来種。

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うひゃぁーーー
み、見るからに美味しそうすぎるこの姿。
運ばれてきた時点でもう大興奮、思わず奇声が漏れてしまった。

黒っぽく、ざっくりとたくましい肌。
素朴な曲線を描きつつ、笊の上におおらかにひろがる様にときめかされる。

たぐりあげれば、うううう・・・・
きましたよ・・・待ってましたよ・・・・
脳がとろけそうに濃厚な、かぐわしさ。
噛みしめると程よい弾力とともにジャリ、という粗挽き感も楽しめ、
その内側からは溢れ出すは穀物の甘みと滋味深き味わい・・・
わたくし、四方八方から喜ばされ過ぎてもう目が開きません。

目を閉じてしあわせにモグモグ・・・
あれれ。
なんとここにも顔を出す、「居尻」の魔法の香り。

楽しいなあ。




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食後の、あまいもの。
蕎麦ぜんざいを出してくれた娘さんが
今ある蕎麦の説明してくれる。
説明用に小分けパウチされた玄蕎麦を見せながらの
楽しい、それぞれの蕎麦の話。

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食べ終わったらすぐ次のお客さん、という
回転優先・儲け優先とは対極の、家庭的なもてなし。
一度来たからにはゆっくりしていってほしい、
楽しんでいってほしいという店の願いが、
またここに来たいと思うお客さんをどんどん増やしてしまうのだ。


無論私もその一人である。






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.
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2010年09月17日

青山一丁目「手打ちそば くろ麦」


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珍しく、携帯より実況写真(^O^)!


今夜は素敵なライブに遊びに…♪
Body&Soulへいざ!の、前に
実に何年ぶりであろう、
青山一丁目「手打ちそば くろ麦」。


同じ場所に同じ時間が流れていてくれることの安堵感。

蕎麦は、すべらかな肌にまっすぐな力強さをまとっていた以前より
ぐっと優しくふんわりとした表情になったが
どこかのんびり、のほほんとしような品のよさはそまま。




前回ここの暖簾を出てから
今日までの数年間に

いろんなことがあり過ぎたような

何もなかったような

どうでもよくなる

しあわせそばじかん。





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2010年09月15日

大森「いさ美庵」( 蕎麦屋の時間)


いつも行く店にいつもと違う時間に行き
驚くことがある。

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大森「いさ美庵」。
暖簾に浮かぶ「手打」の文字の美しいことよ。
冬は確か紺地に白の染め抜きだったはずだが、
夏場は白地が、清々しい。
しばらくここに立ち愛でていたいほど、
私にとっては美しい景色である。

そして、この扉を開ければ、いつものように
のんびり広々、くつろぎの「いさ美庵」時間が広がっている・・
と思いきや!
ガラガラガラーと、
一度開けた扉を閉めようかと思ってしまった。

なんと隅から隅まで、ビッチリ見事に満員である。
そうか、お昼時はこういうお店だったんだ。

呆然とする私に店員さんが大きな声で、親切に
「ハイお客様!お二階、いかがですか〜!」
えっ二階なんてあったの!
それすら知らなかった私。
でも入れるのならありがたや、と二階に上がっていくと・・・

なんとー!二階も満員ではござらぬか!
二階は広々座敷席で、席数は少ないものの、
辛うじて手前の小さな座卓を残して後は満席。
大森駅付近は大きな企業が多いとは言え
長年知っているはずの「いさ美庵」が全く違う店のようで
ただただ驚くばかり。



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「いさ美庵」の蕎麦はやや平打ち。
滑らかで密度の濃い、しっかりとした蕎麦だが、
平打ちだけに歯ざわりはしなやか。
今日は香りはそれほど濃厚ではないが
微かに熟成感を帯びた甘い香りと味わいで楽しませてくれる。

ここでは一度、(もう10年ほども前だが)
目がさめるようなそれはそれはかぐわしい蕎麦を一度食べている。
一つ素晴らしい作品に出た女優の映画をずっと追うように
美しい夢は、いつまでも追い続けてしまうものだ。



次回はまた、いつもののんびり時間に、
おじゃましますよ〜







posted by aya at 13:19 | Comment(2) | TrackBack(0) | 東京の蕎麦>品川区 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年09月14日

三鷹「味のそば兵衛」→「きびや」

中央線沿いはお蕎麦屋さん天国!

沿線住民になりたいような、
なったら大変と思うような(これ以上耽溺してどうする)、
そんな沿線駅のひとつ、三鷹駅。

先週末は最初からハシゴのつもりで、
まずはここ!

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名前がちょっと面白い「味のそば兵衛」。
そばべえ・・・・
実は非常に親近感を覚えてしまう名前だったりするのだが、
恥ずかしいのでそのへんは割愛(^_^;)


店内は新しく清潔感のある空間ながら、家庭的な雰囲気がとてもいい。

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まんずは、ゴーヤと豆腐のサラダ。
シャキシャキ新鮮なゴーヤがたっぷり!
お蕎麦屋さんで緑黄色野菜をたっぷりというのは
実はなかなか難しいことなので非常にありがたい逸品。
豆腐もずっしり風味の濃いもので、
ゴーヤはパリパリシャキシャキ大変美味しく、これはおすすめ!

実は、今日はお目当てだった「土日限定の粗挽き」が売り切れで
それはそれはみっともないほど落ち込んだのだが
(まだ時間は早かったのに、人気なんだなあ〜)
1種類しかないなら益々ハシゴがしやすいじゃないか!と発想を転換。
「せいろ」だけを大事に、ありがたく食べることに。

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見るからにしっとりやさしい、ふんわりした蕎麦。
箸先にたぐると、甘い香りがふわぁとこちらに漂ってくる。
口に含むと思った以上のふんわり優しい感触で
ほにょほにょした歯ざわりだけに
噛みしめずとも穀物の甘みが舌の上にひろがる。

ここは駅からも近く居心地も良くとてもいいお店なのだが、
接客担当の娘さんがまた非常に感じがよい。
営業らしくない、素朴で明るい接客にこちらもついニコニコ顔に。

あーいいとこに来たなあー

と言う舌の根も乾かぬうちの2軒目。
駅の反対側、北口の「きびや」さんへ。
ウッシッシ、嬉しいなあー!

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2軒目のくせにここでも蕎麦前を楽しんじゃったりしまして。
暑かった夏の終わりをなぞるように、
「焼きなすのお浸し」。

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んー すっきり、染み渡る!
これはシンプルなようで家で作ると結構面倒な料理なので
こうしてパクパク食べられるのは贅沢で、ありがたいものだ。




そして飲まない人も頼んでいいのです。
土日限定の「酒肴3点盛り」。

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「穴子の煮こごり、タコときゅうりの酢の物、キノコといくらのおろし和え」
って・・・
もうほんとに、参りますよ。
この、季節にぴったりの、涼やかながら食欲をそそるメニュー揃い。
土日の開放感に合わせた適度な華やかさ、ボリューム、演出。
「きびや」さん、ニクイとしか言いようがありません。

向こうのテーブルの男性はこの3点盛りを前に、
「いやー、美味しいものを食べるってすごいことだなあ!」
とつい大声で感激している。

ウンウン、ほんとそうですね!

「僕もうお蕎麦なくてもいいや!」


( °o°)


それはない。
だって、この、お蕎麦だもの!!

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箸先から漂う、さわやかな檜のような、
フレッシュな蕎麦の香り。
軽い歯ざわりながら噛みしめれば程よいコシ、広がる蕎麦の深い味わいと甘み。
端正で品の良い姿ながら、
瞬時に私を虜にしてしまう圧倒的な力を備えた蕎麦である。


そして粗挽きはぐっとワイルド、黒い蕎麦だ。

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見た目からして熟成のようだが、
最初箸先での香りはほぼなく、さわやかな冷気のみが伝わってきた。
しかし程なくして、それはそれはこうばしい、力強い、
野趣に富んだ香りがふんだんに漂ってきた。
あまりのこうばしさに、目は到底まともに開けていることは出来ない。
香りだけでもうっとりなのに、
その噛み締めたジャリ感の心地よさたるや、
そしてそこから溢れ出す濃厚な味わいと甘みの嬉しさたるや・・・
まさに「こういう粗挽きが食べたかった!」という粗挽き。

「味のそば兵衛」さんで粗挽き売り切れの無念に耐えただけに、
今日は「きびや」さんにも来て、本当によかった。



あーお腹が2つあったら、あそこも、ここも寄りたいのに。

と、満腹の私をまだまだ誘惑する危険な中央線沿線なのであった。
















2010年09月13日

サンジャック・ライブ、ありがとうございました!

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昨日のサンジャック・ライブ、
いらしてくださったお客様、共演のみなさま、サンジャックのみなさま、
ありがとうございました!

私にとっては初体験の連続のようなライブでしたが
とても楽しかったです。

國仲勝男さんは伝説に勝る流浪の天才ミュージシャンぶりでしたし、
演奏、お人柄共に素敵すぎるチェロと笛の詩人、星 衛さんと
8月の「山下洋輔・檜原村コンサート」以来またご一緒できて本当にしあわせでした。

このような機会をくださって、
星さん、本当にありがとうございます!

このブログの読者で聴きに来てくださった方もいらしてありがたい限りでした。
昨日私の歌を初めて聴いた方は完全インプロなのでびっくりしたかもしれませんが、
私もびっくりしてました(^o^)
インプロ、面白いです。


ジャズも好き。日本の歌も好き。民族音楽もミュージカルもインプロも好き。
毎回違う高遠をお楽しみください。

また是非ライブ会場でお会いしましょうね!


(写真はサンジャックにあった楽しい看板!
山下庵アンシュにお見せしたく撮ったのですが、見てますかぁ〜、可愛いでしょう〜(^o^))







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2010年09月08日

I LOVE キムタン!!


私は蕎麦ばかり食べて生きているかのように思われているが
まあそうである。

実際、蕎麦と私の関係は運命とかDNAとかを持ち出さねば説明できないような、
何と言うかもう最近では自分が蕎麦なんじゃないかと思うほどであるが、
元来が食いしん坊なので他の諸外国の食べ物だって大好きだ。

その筆頭に挙げられるのがベトナム料理である。
日本では、近隣国であるタイ料理店の方が圧倒的に多く
比較するとやや知名度の低いベトナム料理。
ベトナム料理と聞いても生春巻きとフォーくらいしか
浮かばない人も多いのではないだろうか。

実際日本には在日のベトナムの人がそれ程多くいないので
それが料理店の数も質もいまひとつ大人しい一番の理由だと思うのだが
(例えばベトナム人の多いハワイはベトナムレストランだらけ!しかもレベルの高いこと。)
しかし探せば、美味しいものには出会えるのだ。

日本に居ながらにしてベトナム本国の本当に美味しいものが
お腹いっぱい、楽しく食べられる店。
川崎「キムタン」である。

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近隣駅にかなり先まで予約でいっぱいの大人気ベトナム料理店もあり
まあそこも私は大好きなのだが、
やはりご贔屓は「キムタン」。

日本人向けのやや物足りないベトナム料理店も多いなか、
キムタンは実に感じのよいベトナム人家族が経営していて
料理はどれも容赦なくガツンと「おいしいー!」と感激させてくれるものばかり。
大衆的。B級グルメ。どの言葉も不十分かつ不満だが、
とにかくいかにもベトナム本国の人が普段食べていそうな、
「ガツンとおいしい」感じなのだ。
そんなお店が予約なしでフラッと来ても入れて、
しかもとてもリーズナブルという素晴らしさ。

実は今年の私の誕生日パーティーは私のリクエストで
ここ「キムタン」で開いてもらったのだが、あの時は
「こんなに美味しいベトナム料理初めて食べた!」とか
「これはいい店を教えてもらった」
とかみんなに絶賛され、
私は得意になって上向いて犬のように鼻をひくつかせていたものだ。


ベトナム料理は前菜も炒め物も麺ものも何でも美味しいが
私にとってベトナム料理の最大の魅力は
「ヌォックマム(魚醤)の旨みとハーブの香りで野菜をこれでもかとたくさん食べられる」ところ。
キムタンでのお気に入りメニューはもうだいたい固定されてしまっている。
まず絶対に外せないのが生春巻きだ。

生春巻きは最初に出てくるだけに
その店が美味しいかどうか、大体想像が付いてしまう大切な一品。
ハーブが足りないとかタレが薄ぼけているとか甘すぎるとかという店も多いなか
「キムタン」のは毎回大満足の美味しさ!

どれ程美味しいかというと、
がっつきすぎて写真が撮れなかった程である・・・




サラダはどれも美味しいので毎回違うものを。
今日は「青いパパイヤサラダ」。

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「海老サラダ」というメニューも別にあるのだが
「パパイヤサラダ」にしてこの海老の豪華さ。
しかも毎回思うのだが、キムタンの海老は非常に色が美しく、
しっかり海老の旨味がありとても美味しい。

これも写真に撮り忘れてしまったのが残念なのだが
キムタンのテーブルには白い小さなつぼがあり
その中に自家製のヌクマムが入っていて
これをかけるとまた何でもかんでも美味しくなってしまう。


そしてこれまた毎回絶対に外せない、
「豚焼肉ライスペーパー巻き」。
要は「自分で作る豚焼肉入り生春巻き」なのだが、
これが楽しい楽しい、美味しい美味しい、もう誰もに熱くおすすめしたい素晴らしいメニュー!

やって来るお皿はこんな感じ。
豚焼肉や、ビーフンや、野菜、紫蘇などが綺麗に並んでいる。
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その具材を自分でライスペーパーの上に載せます。
(あれっ ちょっと雑・・?)
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軽く押し付けつつくるりと巻いて・・
(お肉が外側に見えるように巻くのがポイント)
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完成ー!
(なんかちょっと渋い見た目になってしまったが(^_^;))
もう〜〜〜〜、これが、美味しいのなんのって!
この、ちょっと屋台風とも言える豚肉の味付け、絶妙すぎです。
しばらく食べないと禁断症状が出るので大変危険な食べ物です。
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そして今回は久々だったのでつい盲目的になり
「豚焼肉ライスペーパー巻き」と内容が似たメニュー選択をしてしまったが
「焼肉ビーフン」(冷たい汁なし麺)。

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ついてきたタレをかけて、
韓国のビビンパよろしくこれでもかと混ぜまくって食べるのだが
これも大・大好物!
いつも野菜の最後の一かけらまで残したことがないほど。
何故か今日はいつもより甘く感じたけどそれでも素晴らしい。

キムタン万歳。大好きだー!




珍しくお蕎麦以外の話でありますが
まあ私も、日頃の蕎麦だらけの乱行のつじつまを
こんなところで合わせているわけです。

一度風邪のひきはじめの時ベトナム料理を食べに行き
何事もなかったように元気になって驚いたので、
それ以来、風邪ひきそうな時はベトナム料理と決めています。
たっぷり野菜とハーブがいいのかも!



蕎麦とお酒で野菜不足の蕎麦な皆さま、
たまにはホーチミンの風に
吹かれてみませんか〜





キムタン (KIM THAN)
044-245-1272
神奈川県川崎市川崎区東田町4-15 2F
月〜金 17:00〜23:00
土日祝 12:00〜23:00





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(いつも楽しい親孝行の看板息子、クエンさんと。
 はにかみ屋の調理担当のお母さんも、可愛らしいのですよ〜♪)


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2010年09月07日

埼玉・浦和「手打そば 梅玉」

 
延々と広がるお蕎麦不毛地帯というのも悩ましいが
名店同士が近すぎるというのもこれまた大変悩ましい問題である。

しかもそのそれぞれの店お蕎麦が
数種あるとか1枚の量がたっぷりだとか
つまみがすごく美味しいとかだと
人類に胃がひとつしかないことを呪うばかりである。
(それは違うような・・)

浦和と言えば名店「庵 浮雨」がある街。
「分上野藪 かねこ」だってある街。


そして、その私の愛して止まない「庵 浮雨」から
あまりに近すぎることで悩ましい老舗が
「梅玉(ばいぎょく)」なのである。

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まず、その外観からして素晴らしい。
駅からもすぐの賑やかな交差点、
今時らしいビルに挟まれつつ、
店の正面いっぱいに大きく掲げられた梅の紋。
ドーン!「梅玉」。
格好いいったらありゃしない。

いよっ!待ってました!梅玉!

と歌舞伎ファンよろしく掛け声で応援したくなる、
鮮やかな決め姿である。


店内はいわゆる老舗店よりも一段照明が落とされ
昭和の映画のようなやすらぎのある空間。
ここでコンビニや量販店の過剰照明を思うと、
それだけで目が眩みそうだ。


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2枚重ねでやってくる「せいろ」は
いかにも老舗な店の外観イメージからすると、ぐっと気骨ある印象。
見るからに密度の濃そうな黒めの蕎麦は
素朴で不規則なラインを描き丸い笊の中におさまっている。
1本1本にハリがあるため
蕎麦と蕎麦の間に豊かに空気をはらむように重なっているのが
なんともいい眺めだ。

箸先で香りを寄せると
むわぁ〜・・
力強い、野趣に富んだ香りが脳にまで届く。

待ちきれず口に含むと見たとおりの密度の濃さ。
これまた好物の、中国の「干豆腐」にも似た
しっかりとしたつながりで
噛みしめるとややネチッとするような歯ざわりが楽しめる。

噛むほどに濃厚な甘み、味わいが広がり、
かぐわしい香りは途切れることなく私じゅうを染め・・

あああ

じゃなかった、

いよっ!梅玉!大好きですよ!


秋になったらまたあの十割も打ってくれるらしいので
それも待ち遠しいなあ・・



さてっ

ぷうたろさまにご挨拶にいきますか〜♪












posted by aya at 12:58 | Comment(2) | TrackBack(0) | 関東の蕎麦>埼玉 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年09月06日

神奈川・藤沢「すい庵」

 
私自身は藤沢という街に馴染みは薄いが
通っていた中学・高校が江ノ島を見下ろす山の上にあったため
当時同級生の多くは藤沢市、鎌倉市、逗子市あたり、
いわゆる湘南エリアに住んでいた。

となると、彼らにとって身近なショッピングゾーンと言えば藤沢。
私はクラスの中では一番遠い地域から電車で通っていたので
藤沢駅付近には殆ど行ったことがなく
クラスでよく耳にする
「ダイクマ」「コスタ」「さいか屋」
などは、私には聞いたことのない名前ばかり。
行ったことのない場所は素敵な場所に思えるもので、
「どんなところだろう、行ってみたいなあ」
なんて思っていた。
(今親友に電話で確認したら「ダイクマ」は茅ヶ崎だそうな。
ついでに当時私は「ヨーカドー」という場所にも是非行ってみたいと思っていた。)

学校帰りの寄り道も厳禁の、
先生方が一生懸命厳しくしている学校だったので
帰りに藤沢に寄ってみるわけにもいかず、
学校と家をひたすら往復するだけだったあの頃。
ピーンヨロロロ〜とトンビの鳴き声ものどかな学校だった。


そんな三つ編み中学生の私の憧れだった(?)「コスタ」は現オーパとなり・・

そのオーパのちょうど裏あたり、
駅から歩いて2分とかからない距離にあるのが
「すい庵」である。

何度来ても藤沢という街に慣れないのは
あの頃「こんな街かな」とずっと何となく思い描いていた街と
違うからかもしれない。

路地の奥の「手打そば」の看板が
私を現世に引き戻すかのようだ。


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元々鎌倉の「なかむら庵」の分店だった「すい庵」。
今日は1年ぶりほどである。
相変わらず入り口は素っ気ないが
店内には離れ座敷のような演出のなされた個室もあり、
風情ある雰囲気。
落ち着いた空間ながら
いつも地元のお客さんで賑わう人気店だ。


私はもちろん毎回「もり」と「田舎」の相盛♪
しかし今まで私以外にこれを頼んでいる人は私は見たことがありません・・・

何といってもここは品の良いご婦人づれが圧倒的に多く、
今日は家族連れやカップルも楽しげに憩っていたが、
とにかく天ぷらのセットが大人気!

天もりだけで4種類もあるし(イカ天、海老天、穴子天、かき揚げ天)
隣の女性はここの冷やしたぬきの揚げ玉の美味しさを力説していたので
天ぷら、実際美味しいのでしょうね〜


ちょっと羨ましいなと思いつつ、
自分の蕎麦に対峙すればそんな思いは吹き飛ぶ。


私は、何も(天ぷらも)持たぬあなたと
こうしてまっすぐに向き合い二人きりになりたかったのだ。

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「もり」

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「田舎」

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連日猛暑の季節柄か香りはどちらも穏やかだったが、
やはり田舎には田舎らしいたくましい香りが感じられるのが嬉しいところ。
そして面白かったのは、この二つを見比べたら
「もり」より「田舎」の方がざっくり、という印象も受けるのだが、
実際は「もり」のほうに微かに「ザリッ」という
ハードな食感が忍ばせてあったことである。
やや重量感を感じる冷たい蕎麦が
スルスルと口中を駆け巡る、暑中の極楽。



さて、今日は寄り道しても怒られないから
オーパでヘアクリップを買って帰ろうーっと♪







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2010年09月05日

銀座「松玄 凛」


日曜夜の銀座は寂しい。

あそこにもここにもお蕎麦屋さんがあるのに、
どこも真っ暗。通りも真っ暗。

華やかな平日の歓楽街ぶりが嘘のように広々して、
そんな銀座を歩くのが私はとても好きだ。

とは言えお蕎麦が全く食べられないのは死活問題。

銀座に限らず都心においては
土日の蕎麦砂漠現象は誠に深刻な問題であるが
オアシス蕎麦はそのぶんありがたく、美味しく感じるものだ。

「松玄 凛」は大箱だけに打ち手も多いらしく
訪れるたび違う蕎麦に出会えるのが楽しい。

広々した店内、日曜夜は平日より静かで
一人客の私も心地よく憩える、まさに銀座のオアシスである。


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今日の「もりそば」はまた今までで一番のチュルムニュ感!
機械打ちと見紛うまかりの、見事な、ととのった姿の蕎麦である。
香りは淡いのだが、噛みしめれば粉の甘みも楽しめ
何より「ふるんっ、チュルンッ、むにゅっ」という独特の食感に誘われて
銀座という土地には似合わぬ結構な量なのにあっという間に平らげてしまう。




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対する「田舎そば」はうんと黒め。
黒いホシをふんだんにはらみ、こちらも細長いせいろにたっぷりと盛られてきた。
こちらも「もりそば」ほどではないにせよ
まず感じる食感はチュルムニュン。
しかしそのチュルムニュンを噛みしめると、かすかにではあるが
最後の最後に鋭いジャリ感が主張してくるのが
小さな驚きであり痛快である。

田舎らしい野趣に富む香りを、
ガツンとではなく品良くふわりとまとった、銀座の田舎そば。


ああもうなんだかたいへんにうれしくなってきた。

「松玄 凛」さんよ、日曜夜の私を
見捨てないでくれてありがとう。
今夜も、こんなお蕎麦を食べさせてくれてありがとう。

あんまり気づいていなかったけど「松玄 凛」さんちのおつゆって
ちょっとお菓子みたいな不思議な甘さなんですね。
蕎麦湯のお供によく合いますね。

ほらこうして、チビリ。
おいしいですね〜



と、延々と蕎麦湯を愛でつつ、湯気と「心の会話」をしている私に、

店員さん「あの〜〜〜ォ・・・」

私「あ、はい、」

店員さん「お蕎麦、お好きなんですか〜?」

私「はい、大好きです」

店員さん「そうですか〜、ごゆっくり〜(下がっていく)」


あれ、下がっていっちゃった。




私が不気味だったのかもしれない。








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2010年09月04日

浅草「丹想庵 健次郎」


昨日は、平山みき姫にお誘い頂き、
以前仕事でご一緒したこともある
「だるま食堂」のライブへ♪

なんたって会場が面白い。
ライブタイトルが面白い。

会場: 浅草見番
だるま食堂「浅草の女」


だるま食堂さんは相変わらず唯一無二の可笑しさ楽しさだったし
(畳の会場につき網タイツ&靴なしのボインボインは必見だったかも!)
見番という場所にも初めて足を踏み入れ面白かった〜


そして終演後はすぐ近所のこちらで

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浅草裏、「丹想庵 健次郎」。

店構えは料亭のようでちょっと構えてしまうが
奥に長い町家のような造りの店内は
品の良い居酒屋風。
堅苦しくない和の情緒で実によい雰囲気。

ああ日本って素敵な国だなあ。


お蕎麦は10食限定の「田舎」がまだあったので
「もり」と「田舎」の2種もりに♪
ウワァーーーーイ!!


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本日の「もり」は北海道。
意図的なのかたまたまなのか
「田舎」は普通に小山盛りなのに対し「もり」はへぎ蕎麦のように
束ねたような形のまま盛られている。

箸先にたぐると寄せずとも伝わる、
「熟成だ!」。
力強い香りにつつまれて口に含めば
パッキパキに尖ったような鋭い輪郭に新鮮に驚かされる。
1本1本の端正な角が口中を流れるように撫で、
噛みしめれば熟成らしい濃厚な味わいが舌の上に広がる。


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「もり」に比べるとやや赤みを帯びた「田舎」は新潟の蕎麦。
見た目からするとこちらの方が熟成に見える気もするのだが
こちらは熟成ではないようだ。
クッキリハッキリ輪郭線の「もり」と比べると
じわっと優しい歯ざわり。
とは言えやや太めでコシもしっかりあるので
噛みしめる楽しみが味わえる。
香りは淡くとも噛みしめると味わいが出てくる蕎麦は、いい。


2枚を並べて比べると、この通り。
色や、肌の質感の違いが歴然だ。

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遙か北海道と新潟という離れた地で、
全く違う人に育てられた蕎麦が
今宵こうしてひとつ皿になかよくギュッと並べられ
わたしの一つ胃の中に収まっていく。

遥かな大地を見やるように遠い目で皿の中をじっと見つめ
そのことにジーンと感動する私・・って変なのでしょうか。
はい、変なんですね。



お隣のみき姫は「ぶっかけ」を。
ゴマたっぷり、薬味たっぷりの豪華版!

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親切で気さくな歌姫、
「おいしいから一口食べてみて!」とのことで頂きましたが
うーん、ゴマ&紫蘇の組み合わせに弱い私には
かなり悩殺なぶっかけ。

あーあ、お腹がふたつあったらなあ。



あー楽しかった♪
ごちそうさまでしたー!




さーんきゅう、さーんきゅう
ってだるまさんたちの声が聞こえる〜(^o^)


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posted by aya at 15:06 | Comment(4) | TrackBack(0) | 東京の蕎麦>台東区 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年09月03日

日野「蕎花庵 ほそ川」


昨日は昼間お山で戦国情緒に浸るうち
現世に戻ってこられなくなり。

人の姿を借りた3匹のタヌキ、
陽も落ちかけてから夜陰に乗じて
里へノコノコ降りてきましたとさ♪


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日野「蕎花庵 ほそ川」。


話好きの店主夫妻に迎えられ楽しいひととき、

自家製豆腐は「食べる濃厚豆乳」のような
デザートにもなりそうなふるんふるんのなめらかさ。
お山もいいけど里もいいなあー
美味しいものがあるんだなあー

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平打ちのお蕎麦は網目も美しい立派な笊にたっぷりと。

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茶色や黒の小さなホシと共にその肌に浮かび上がるは、
私が大好きな、透けるようにゆらめく白い影。
口に含み噛みしめると、その舌触りに感じるか感じないかの
ごく微かな「ジャリ感」がまず嬉しさをかき立てる。
全体の香りは淡いのだが、噛み締めた内側から
蕎麦の滋味深き味わいが静かに溢れ出してくるのが
血中蕎麦粉度の下がりきった体にたまらなく嬉しい。染み渡る。


平打ちのためヒラヒラと口中をめぐる冷たさが心地よく、
3匹のタヌキはお箸も上手に使って
あっという間にぺろっと平らげ
「あーおいしかった!」。


食後、お店の奥さんに顔をしげしげと眺められ
「あれっ あなた、もしかして・・・」


ドロン!



2010年09月01日

まつぃ時間


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何かがくさいわけではございません。

今日は楽しいお手伝い仕事で甲府に来ていまして♪

ただいま楽屋にて待ち時間につき、
おひまにつき、

珍しくお花なぞつけた爪を撮ってみた!

かすかなる女子気分。



明日はお蕎麦屋さんも行くんだってー!!

きゃほーい






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posted by aya at 18:17 | Comment(6) | TrackBack(0) | aya>日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする