2010年05月31日

大阪・難波「寒ざらしそば 芦生」


南海線難波駅直結のなんばシティ内
「なんばこめじるし」、通称「なんこめ」。
てっきり大きなビルの中のお蕎麦屋さんかと思いきや、
お店はこの通り。


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新しくて綺麗な遊歩道に面した、
実に気持ちの良いロケーションである。

暖簾に染め抜かれているのは
「寒ざらしそば 芦生」の文字。
信州は上田市に流れる武石川の清流に寒中晒した蕎麦を
店名に掲げた店である。


しかしこの店の困ったところは
「寒ざらしそば」ばかりでなく「もりそば」「田舎そば」と
美味しそうな蕎麦が3種類もあり
誘惑で頭が三つにちぎれそうになるところである。
しかも「寒ざらしそば」は手間のかかる天日干しの蕎麦だけに
1枚1570円というブッ飛び価格。

とりあえず三つにヒビが入った頭を押さえつつお店の人に相談すると
おかわりそばとして存在する「半そば」という
大変ありがたいものを教えてもらえた。

さあどれを1枚にしてどれとどれを半そばにするか。
このあたりのカンはおまかせください。
田舎1枚+半寒ざらし+半もり で、どうかと!

えい!




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結果としてわたしのカンは案の定冴えまくっていたのだが、
しかしながら一番風味が強くて美味しいものが
1枚目に来てしまうという流れにはなってしまった。
(半盛りは元来おかわりそばなので)。


でもお鮨だってトロから始まって
最初に感電しそうになったりするもんねー
今日は美味しいものから食べちゃうんだもんねー

と刹那的快楽主義者の気分も楽しいではないか。






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黒っぽい太打ちの「田舎そば」。
大きなホシがチラホラと散りばめられてはいるが
ザクザクの粗挽きという肌ではなく
その輪郭線はしっとりなめらか。

これは・・・来ちゃいましたよ、美味しいですよ・・・
と手繰り上げると



ムワァー


熟成感のある濃厚な、力強い香り。
強靭なコシを持つ肌を噛みしめると
甘みと味わいがギュウゥ〜と舌の上に広がる。
時々触れてくる「チリ」という粗挽きの粒感もソフトで優しく・・

うーん、これは私の好みとしては
熟成系田舎の理想の形と言っていい素晴らしい蕎麦である。
やっぱりこれを1枚分にしてよかったぞ!
でかした私。




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「もりそば」は木目も美しい塗木の器で。
パキパキはっきり、ハガネ系とも言える輪郭線の鋭さがあるが
コシもあるのでこれは温そばにも向いているかもしれない。
香りも味わいも淡いが、たどればごく微かに
精製していない米のような生々しい穀物の香り。
香りや味わいより、
微粉のなめらかな肌感や、歯が届かぬ程のコシを楽しむ蕎麦である。






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そしてこの店の大看板、「寒ざらしそば」の登場である。
「もりそば」と同じく微粉だがこちらのほうがやや色が濃く、
そして「もりそば」と明らかに違うのはその輪郭線の優雅さ。
見るからにしっとり、力の抜けたゆるやかなラインを描いている。
たぐりあげた香りは最初はごく上品なものであったが
次第に濃くなり楽しめるように。

本日、「田舎そば」と「もりそば」は福井産、
この「寒ざらしそば」のみが長野産。
であるのに「寒ざらし」と「もりそば」の香りの方向性が
そっくりに感じられたのは不思議であったが
そのあたりがこの店の個性なのであろう。
蕎麦とは真に面白いものである。

香りの質が似ているとはいえ、
そのふくらみ方は「寒ざらしそば」の方がずっとゆたかで
味わいも濃い。
香ばしいのとは違う、干し草のような、
いかにも「太陽の陽をいっぱい浴びた天日干し」
というイメージにぴったりの風味である。

もうちょっと待てば
もっと濃厚な味わいも楽しめたと思うのだが・・
いつもながら「う〜おいしい、もう一口、また一口・・」と
食べてしまいそこまで待てず。



これだけのお蕎麦を楽しめる店ながら、
こんな蕎麦まみれランチをしているのは店内で私ひとり。
隣のお客さんはそれはそれは楽しそうなおかずがぎっしり詰まった
「芦生弁当」なんてランチセットを楽しんでいて、
首がろくろっくびになってしまいそう・・否、
あんなによく見えたということはなっていたのか。


店の外の眺めも明るく綺麗で
開け放した入口から入る光と風が快い空間。



さぁー午後はちょいと用事が。

蕎麦まみれエネルギーで、頑張るぞ〜



posted by aya at 18:39 | Comment(0) | TrackBack(0) | 関西の蕎麦>大阪 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年05月30日

大阪・谷町九丁目「そば 月山」


谷町筋は谷町九丁目付近をポケーと歩いていると・・


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おお?
なにやら見捨ててはおけぬ看板が。

古びた木板の風情。
まるで雪の山中で出会った道しるべのようである。

奥へ入ってみると、



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気がつけば体が勝手に中へ入り、
口が勝手に「細打ちそば!」と注文していた。
これがラーメン屋だったら
メニューも難解だし(私にとっては)こうはいかない。
やり慣れていることというのは寝ていても出来そうで
怖いくらいである。

店内はまるっきり山形の居酒屋。
空間が広々としているのもますます本場っぽいではないか。

メニューには私の大好きな山形のおつまみが目白押し。
うははー たーのしーい。




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たっぷりと表面に水気をまとい
ずっしりと重たげに重なる蕎麦。
粗挽きの肌に黒く大きなホシがまばらに飛んでいるのが美しい。

たぐりあげた箸先の香りはほぼないのだが、
口に含むとこれまた楽しい。
つるつるとし舌触りの中に
見たとおりののザラ粒感がまばらに感じられ
その粒を噛みしめる時に、
一瞬ライ麦のような香ばしい空気が生まれるのだ。

昼はこの細打ちの二八のみだが
夜は限定で「十割板そば」というメニューもあるそうなので
そんなの聞いたら絶対に夜も来ないではいられないではないか。


大阪、おちおちぼんやり歩けぬ
デンジャラスシティーである。









posted by aya at 23:59 | Comment(2) | TrackBack(0) | 関西の蕎麦>大阪 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年05月29日

大阪・和泉府中「そば草香」


大阪はうどん圏であるから
お蕎麦はあまり日常的なものではないのでは、
と侮るなかれ。

近年大阪における蕎麦人気の沸騰ぶりには
眼を見張るものがある。
休日ともなればやや不便な場所にある店でも
お昼時には行列ができる程。
無論、偶然ということもあるだろうし
時間帯にも依るであろうが
わざわざ出かけたのに入店を断念した経験も数回ある。


「そば草香」。
大阪南部、JR阪和線「和泉府中」駅から徒歩10分。
駅から歩くとあまり散歩には向かぬ国道沿いを歩かねばならないが
第二阪和国道に面した角にあるため、
車を運転する人にはかなり便利かつ目立つ立地のようだ。



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私が入店したのは開店直後、11:31。
が、何ということであろう。
店内の広々とした板の間の座敷席は
家族連れやグループのお客さんで既に大賑わい。
週末だからとは言え、ものすごい人気ぶりではないか。
オーダーも次々と入り、厨房は早くもてんてこ舞いである。

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辛うじてカウンター席に座ることができた私は
「そば切り」を注文。
忙しさを極める中、ほどなくして
平たく揚げられたそばせんべいを運んできてくれる。
店の雰囲気はかなり違えど、
和歌山「愚庵」で修行したことが伺えるもてなしだ。

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厨房大忙しにつき、
しばし目の前に置かれたメニューに目を通してみると・・・

なるほど、これは人気の訳である。
蕎麦は愚庵仕込みなのであろうが
メニューを見れば愚庵の母体である和歌山の名店「銀平」さながらの
本格的な海鮮のメニュー揃い。


刺身、焼き物、煮物、鍋物。
昼夜ともにコース料理も充実していて
そのどれもが実に美味しそうなのだ。


「捕れたて海鮮丼と蕎麦のセット」なんて写真も出ていたが、
もう既に「そば切り」を注文してしまった私には
頭を連獅子のように振り回したいほど美味しそうであった。




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やや平打ちの蕎麦は
大阪らしい小山盛りでやってきた。
白っぽい肌に粗挽きの陽炎のようなゆらめきが浮かんでいるのが
大変美しい。
箸先にたぐると意外にも太さにばらつきがあるのだが
惚れっぽい私はそんなことは全く、気になるどころか
むしろその素朴な景色にうっとり。

ちゅるっとした食べ口の蕎麦はやや不揃いな感じが
歯ざわりとしてはかえって美味しく
かすかに泡立ちほどける感じと
ややしゃくしゃくとした食感が楽しい。

箸先で寄せた香りは淡いが
噛みしめると「ほわほわ〜ん」と
実に良い香りが口中にまあるく広がる。
味わいも香りも淡いのだが、
それぞれの質が実にフレッシュで美しく、美味しいのだ。

淡いだけに時々見失いそうになるのだが、
追いかけるように見つめるとまた
「ほわほわ〜ん」。
何ともしあわせな夢である。



こんな蕎麦が楽しめる店ながら、
海鮮割烹顔負けの本格的なメニューの充実ぶり。
人気は当然で、ひっきりなしに新しいお客さんが訪れる。
私が店を出る頃には、この通り。

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もちろん平日はここまで混まないであろう(ことを願いたい)から、
次回は曜日や時間を外してコースやセット物を
是非楽しみたいものである。


「捕れたて海鮮丼と蕎麦のセット」・・・

うーん、夢に見そう。









posted by aya at 19:45 | Comment(0) | TrackBack(0) | 関西の蕎麦>大阪 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年05月28日

ありがとう〜〜(≧∇≦)/ ♪


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私、一昨日は誕生日だったんでございまして。

こおぉ〜んな可愛いバースデイカードをいただいちゃいました〜!

二つとも、本物より可愛いケーキのカード♪
嬉しかったよぅ〜〜〜!

大きな大きな箱でやってきた
たみちゃんセンスが可愛すぎる花束も
本気で涙腺がやばかったっす(>_<)


皆様本当にありがとうございました!!




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posted by aya at 06:05 | Comment(0) | TrackBack(0) | aya>日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年05月27日

大阪・福島「十割そば工房 むもん」


楽しいお蕎麦屋さん激戦区でもある大阪・福島。
地図通りに行けばすぐに分かると思いきや
細かい路地に少し迷い、
今日は午後いきなり肌寒くなってきたこともあって
何だか心細くなってきた・・・

あ、あれかな?



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蔓でできたオブジェが入り口を大胆に飾り、
いかにもアーティスティックな佇まい。
中の様子が伺えないため少々とっつきにくい印象もあるが
掲げられたメニューには親しみやすく楽しそうな
ランチメニューが並んでいる。

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さあ入るか!と扉を開けると、




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「お二階へどうぞー!」
と上から甲斐甲斐しい明るい声。
店は二階のようである。
靴を脱いで上へ上がる。






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店内は確かにアーティスティックな趣ではあるが
想像したような緊張感のあるものではなく
和の温かみを感じる、家庭的な雰囲気。

旅人の私はなんとなくほっとして
ランチの「十一ざるそば」を頼み、しばしの休息。
ちなみにこちらでは昼は外一(そば粉十割に対しつなぎ一割)、
夜は十割と打ち分けているそう。


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やってきた「十一ざるそば」。
ランチセットであるからわかっていたことではあるが
しらすの入っただし醤油ごはんと
こんにゃくの胡麻油炒めもついてきた。
ここでワーイと喜べないのが私の変人なところ。
「蕎麦原理主義」「蕎麦粉至上主義」「過激派」
なんて命名?されたりもしてしまう私、
蕎麦は蕎麦だけでやってきて欲しい、とつい思ってしまうのだ。


とは言え蕎麦は大変素敵な眺めである。

うんと細切りでつややかな蕎麦は
大阪らしい小山盛りでたっぷりとそびえている。
ひとたぐりし香りを寄せ、「こりゃいい!」。
ウキウキ嬉しくなるような美しい香りをまとっている。


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口に含むと細く繊細なつるつるの肌から
じんわりと味わいがこぼれる。
噛みしめるほどに味が深まる、というのではなく、
舌の上に淡く味わいが広がるのだ。
う〜んこれは、夜の十割そばもますます気になるではないか。




すっかり蕎麦に夢中になっている私を
先程からごはんとこんにゃく炒めが
「ね〜いつ食べるのさ?」
とじっと見上げている。
うーんあんまり気がすすまないな、とごはんを一口・・

あんれ!何だかこれもやたらと美味しいんですけど!
しらす入りだし醤油ごはん・・
お腹いっぱいなのに何だか食べちゃうよ・・

ごはんにつられてついこんにゃくもパクパク。
ウワーなんだか実家に帰ってきたみたい〜
アートなお店だと思ってたのに全く予想外の展開〜
旅人、癒されます〜〜




心もお腹もしあわせに満たされて
この路地に迷い込んできた時の
野良猫のような気分はどこへやら。

路地の奥に浮かぶ、小さな憩いのアトリエである。



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2010年05月25日

兵庫・篠山「一会庵」



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大空晴れ晴れ、心晴れ晴れ篠山の休日。


「付近にあまりにも何も無いため住所では表現しきれず
店の案内には緯度経度の表示がある」と聞いていたため
見つかるか不安であったが、何のことはない。

付近に何もなければ「遠くからでも丸見え」なのだ!
この堂々たる茅葺き屋根。
にほんの家は、美しい。




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家の中はもちろん音楽も何もなく、
店の人の忙しく立ち働く音と、
蕎麦を待つ人の話し声のみ。
天井を抜いた吹き抜けの田舎家は広々として、
こんな場所ならお隣さんとぎゅっとくっついて
ひしめきあうのも何だか楽しいではないか。


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囲炉裏席に通された私の蕎麦は、
囲炉裏の縁にごとりと置かれてのご対面となった。
いいですね〜、この眺め。
お隣さんは近所の病院の話などしております。
思わず頷いて話に入りそうになったり。

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しかしここで事件が。
先程からマズイマズイと危惧はしていたのだが
まさに蕎麦がやってきたこの時、問題が深刻化してきたのだ。
私の席は囲炉裏の煙直撃の風下席。
煙すぎて蕎麦の香りどころではない。
ダメモトでひとたぐり、箸先の蕎麦の香りをよせると・・・


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素晴らしい煙の香りである。
蕎麦の香りを寄せようにも、
私と蕎麦の間の空気は煙一色で染めつくされ
どうにもこうにも煙の香りしかしない。
「私は囲炉裏を食べに来たのでない」。

しかしそんなことでは私は負けない。
私の蕎麦愛を見くびってもらっては困る。
煙の流れを読みつつ、空気が澄んだ間隙を突いて嗅覚を尖らせ
蕎麦のまわりに小さく漂う香りだけを、寄せる!寄せてみせる!
ふんっっ




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素晴らしい蕎麦の香りである。
新鮮な穀物のクリーミーさを感じるかぐわしさ。

備前焼の鉢の中、
緑がかった粗挽きの素朴な肌は鋭く美しく切り揃えられ
やや暗い田舎家の光の中にも
くっきりとした輪郭線を浮かび上がらせている。
硬めなので蕎麦と蕎麦との間には空間があり、
口に含んでもしばらくは口先で暴れるやんちゃな蕎麦。

噛みしめるとこれまたフレッシュで、なめらかで、まあるい味わい。
うーん、美味しいよう、来てよかったよう・・・



しかし全ては煙との戦いの中。
香りを楽しむのも味わうのも極めて困難な状況であったが
食べている間は決して鼻から息を吸わずに
息を吐くように「鼻から通して」香りを楽しむという
人生始めての技を開発!
歌手ですから、呼吸コントロールは割と自由自在なのであります。

この技を駆使すれば囲炉裏席でも
この蕎麦の素晴らしさを味わえたが
次回はできたら、テーブル席に座りたいかな〜


食後の蕎麦湯はいつものごとく蕎麦汁を
時々チビリと舌に乗せて楽しみながら。
椎茸の香りいっぱいの汁、
畑中の蕎麦屋らしい趣でこれも楽しい。



嗚呼素晴らしきかな畑の休日。




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2010年05月24日

大阪・谷町六丁目「そば切り 文目堂」


時の流れは同じはずなのに

まるで止まっているかのように

ゆっくりと流れる時間。


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大阪中心部、「谷町六丁目」駅からもすぐの異空間。

暖簾をくぐった瞬間から

この建物に抱かれるように

私の中の時間も止まる。




この空間で、初めてこの蕎麦に対峙した時のことは忘れない。


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「細切り」。
かすかに緑がかった、きめ細かいクリーミーな肌。

その美しさに目を見張り、息をひそめて箸先にたぐると・・・
あああ、こんなにも。
こんなにも気高く、それでいて力強い香りを
ふんだんにまとっていてくれるとは。

細打ちのしなやかな蕎麦は口の中で心地よくほどけ
噛みしめると意外にもしっかりとしたコシを楽しませてくれる。





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そして「粗挽き」、
この宇宙。

野趣、などという言葉は通り越して
荒々しさすら感じる肌を持ちつつも、その姿は品格と洗練を感じさせ、
ざるの中央に気高くそびえていた。

むわぁっと熟成感のある香りは
限界の濃厚さで周りの空気を染め、
たぐりあげればこちらから香りを寄せずとも
鼻腔に飛び込んでくる。


口に含むと思った通り、「細切り」以上の強靭なコシ。
歯が届かぬほどの歯ごたえと、粗い粒達のジャリ感の楽しさ。




こんなにも美しい空間で、こんな夢が見られるとは。



一つ一つが選びぬかれた器の類も、
礼儀正しくもどこか世慣れぬ雰囲気も、
何もかもが文目堂の夢の中。


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文目堂。

その名を思うだけで、心があの夢に帰ってゆくのだ。





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2010年05月21日

西のしあわせ 番外編




川床も賑やかな三条から四条のあたりも


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のんびり広々、緑多きあたりも


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一日ここにいたくなるのだ。
鴨川の眺め。






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2010年05月20日

京都・東山「枡富」

  

関東の人間である私にとって
京都の街並みはやはり魅力的である。

大きな寺社仏閣や立派なお屋敷街を見学気分で散歩するのも楽しいが
何ということはない裏通りや路地を歩いても
何かしら必ず京都らしいものに出会いこの地にいる喜びを新たにする。

それは建物の造りであったり人の言葉であったり地名であったり、
できるだけ永くそこに留まっていて欲しいと願わずにいられない
美しいものばかりなのだ。



中心のあたりではなかなか忙しい三条通りが
広々とのんびりとしてきたあたりの東山駅付近。
駅からすぐの小道をひょいと入れば店はすぐなのだが
最初にたどり着いたときは「え、ここ?」と少し驚き、
大いにワクワクした。
創業50年以上の老舗と聞いていたので
立派な構えを勝手に想像していたのだが
店は小さな路地にこぢんまりとある。
お隣は和菓子屋さん。
店前に停められた自転車の数が
この店のファンの多さを物語っているではないか。


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入り口の引き戸も店舗としては実に小さく、
町屋づくりの住宅を訪ねるよう。
がらがらと開ける時の私の気分は、
お蕎麦屋さんに来たというよりは
小唄だかお三味線だかのお稽古に
おっしょはんのお宅を訪ねてきたような、すっかり京女の気分。
すいません、すぐその気になる性質でして(^^;) 。


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間口はこぢんまりだが店内は京都らしく奥行きがあり
奥に入るほどにくつろいだ気持ちになってくる。
座敷などもあまり広々としていないのが
かえって家庭的な雰囲気だ。


「桝富」の蕎麦は2種類。
手打ちのものと機械打ちのものとあるのだが
そのネーミングの妙にはヤラれます。
九一の「自家製粉 石臼挽き 手打ちそば」に対して
六四の機械打ちの蕎麦につけられた名が「京打ちそば」。

老舗だけに、このあたりの人はここでずーっと
この「京打ちそば」を食べてきたんだなあと思わせ、
ついそれも食べたくなってしまうではないか。
つなぎに「丹波産つくね芋」を使っているというのも面白い。




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想像よりも個性的な板盛りでやってきた
「自家製粉 石臼挽き 手打ちそば」。
盛り方も大変美しく、やや粗挽きの肌が
ふっくらと間に空気をはらみつつ重なり合う姿にしばし見とれる。



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手繰り上げると柔らかい粉の香りがふわぁ〜とただよい、
歯ざわりもやさしく、噛みしめると優しい穀物の甘さがにじみ出てくる。
主張の強過ぎないゆるやかな感じが
この店のこぢんまりとくつろいだ雰囲気にぴったり。
こんなお店に自転車で通えたらさぞいいだろう。

東山付近はのんびりとしていて
歩きまわるにも楽しいエリア。
山県有朋の別荘で、小さな「世界」のような素晴らしい庭園が見学できる無鄰菴や
私が愛して止まない美しき青蓮院も歩いて行かれる。


京都、旅人を魅了する街である。





posted by aya at 08:20 | Comment(0) | TrackBack(0) | 関西の蕎麦>京都 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年05月19日

京都・西院「むら木」



好きでやっていることとは言え
お蕎麦屋さんにおいてはひたすら「せいろ」のみを選んでしまう、
そんな自分が呪わしい時もある。

お蕎麦屋さんのメニューに並ぶおいしそうな一品料理や種物は
かなりの確率で私を誘惑して止まないのだが、
何が残念と言って私の胃が宇宙のようには大きくないところである。

しかし他のものに目移りするのはメニューを見ている段階だけであって
いざお蕎麦を前にすれば
「やっぱりこれにしてよかった!」
と毎回しあわせを噛み締める。
それを毎日のように繰り返す、king of トリ頭の私である。


「むら木」も然り。
なんたって京都である。
和食のレベルは高さは言わずもがな。

ランチメニューにはおばんざいがつくセットがあったり
「イベリコ豚のつけそば 白味噌仕立て」
という美味しそうなメニューもあったりで
京都らしい強烈な誘惑にクラクラしたが
いやいやいやと浮気心を振り切っていつもの私らしいオーダーを。


そして目の前に置かれた瞬間またしあわせを噛み締めるのだ。
「やっぱりこれにしてよかった!」
それもそのはず、この眺めである。


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「むら木」のお蕎麦は三種類、「二八ざる」「十割ざる」「田舎ざる」。
それを三枚分頼まずとも一食で全部楽しませてくれる「三色そば」は
どんなに嬉しい存在であることか。
少しず様子の違う三つの小山を眼下に眺むる気持ちは
ウキウキなんて表記では全く足りない。
ウキッ♪ ウキッ♪ 
猿入店お断りとは書いていなかったのが幸いである。




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箸先でたぐりあげた刹那からムワァ〜と立ちのぼる
濃厚な熟成の香りの十割。

二八がまた素晴らしい。
「ああ来てよかった」と心から嬉しくなるような
美しく甘い香り。
口に含むと少し儚いような繊細な舌触りながら、
噛みしめるとふんわりと優しいコシがあり
やさしく大切に味わいたくなるような蕎麦である。

見た目から一番存在感が強いかなと予想した田舎が
箸先の香りもおとなしく
寡黙な田舎の男性のように目立たない。
しかし噛みしめると穀物の甘みが舌の上に広がり
その奥にかすかな野趣もひそめられていて
これまたゆっくりと大切に味わいたくなる蕎麦だ。


先程までお昼時で近所の常連さんや家族連れでいっぱいだったが
少し落ち着いた今はのんびりいい時間。

次は是非、おばんざいや他のお料理も食べたい!
と切望しつつも、きっとまた「三色そば」をお願いしては大喜び。
またその繰り返しなのだ。



posted by aya at 09:24 | Comment(0) | TrackBack(0) | 関西の蕎麦>京都 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年05月18日

京都・四条烏丸「笹屋」



地図で見れば京都のど真ん中、四条烏丸も目と鼻の先。
住所に従い仏光寺通りを烏丸から東に入れば
すぐにわかると思いきや。

店は、カン蹴りのいたずら小僧でもひそんでいそうな路地を
ずんずん入って行かなければ見つけられない。


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古い家を改造したらしい店内は、
四条烏丸からすぐとは思えないほど静かで  
京都の人が羨ましい限り。

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蕎麦は二八の「ざる」と十割の「せいろ」の2種類。
しかも二八は「韃靼」と「田舎」の2種から選べるという嬉しさである。


まずは十割の「せいろ」から。

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箸先にたぐるとひんやりとした冷気に乗って
ごく淡く、野の花のような、かすかに檜のような香り。

口に含むとムチッ、つるプリッ。
よく締められているだけに弾けるようなコシの強さである。
やや粗挽きの肌を噛み締めれば、
香ばしい味わいがほんわり淡くにじみ出てくるのが嬉しい。
もう少し温度が下がった頃も楽しんでみたかったが
つい夢中で食べてしまい待ちきれず・・



お次は二八田舎。



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ドカーン。


粗挽きの最高の形と言っていい素晴らしさ!


香ばしさにもいろいろあるが、
実にかぐわしい、うっとりするような香ばしさだ。

これだけ丁寧に、
ギンギンにと言っていい程しっかり締められているにもかかわらず
こんなにも香るのは驚き、感激である。
ひんやり美しい夢を追いかけるように
かぐわしさに酔う時間。

コシは十割よりもさらに強くムッチムチ。
口の中で弾むような歯ごたえを楽しみつつ噛み締めれば
穀物のうまみと甘みがジワーッと舌の上に広がり、
しばらく経つとこれがまた、
味わいも香りも最高のその上、と言いたいほどの濃厚さとなり・・・

ここは京都の路地奥、昼下がり。
ウワー、こんなにしあわせで私どうすんだ。


しかもこれだけの蕎麦で恍惚とさせてくれる店ながら
メニューには、「たこ飯(300円!)」、「鮭いくら丼」、「豚けんちん汁」、
「牛肉そば」なんてのもあり、
これはどんなシチュエーションでも楽しいに決まっているではないか。
こんな店を行きつけに出来る人がうらやましすぎる。




烏丸線「四条烏丸」駅から徒歩3分。

次回行くときは「けんけんぱっ」と入って行きたい、
そんな路地奥の隠れ家である。












posted by aya at 12:09 | Comment(0) | TrackBack(0) | 関西の蕎麦>京都 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年05月16日

京都・丸太町「とおる蕎麦」



ママチャリるんるん辿り着いた先は・・・



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のんびりとした二条通を抜ける風に揺れる幟。
店名の文字に何ともよい表情があり、
案山子に出迎えてもらったようなほのぼのとした気分になる。




扉を開くと一転、洗練モダンな空間。
京都らしく奥行きがあり中の様子が見渡せない構造のため
やや緊張感のある店のようにも見える。
しかし心配御無用。
カウンターに座ればごくカジュアルな雰囲気で、
不思議なほど自分だけの時間をゆったり過ごせる。
奥まったその先にあるカウンター、という珍しい構造のためか
きびきび働く寡黙な職人である店主の部屋に
遊びにきたような感覚もあるかもしれない。


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「とおる蕎麦」の蕎麦はすべて小・中・大から選べ
小でもこのボリュームである。
この空間にして、この飾らぬ雰囲気、そしてこの量。
非常に新鮮で、実に居心地がよい。
西にはたのしい蕎麦の風が吹いているなあ、としみじみ。


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蕎麦は微粉のきめ細かな美しい肌で、
パキパキとシャープな輪郭を際立たせたつるつるの蕎麦。
箸先の香りは淡いが、噛み締めると口内に蕎麦のいい香りが生まれ
外の日差しを遠く見やりつつしあわせのひととき。
この潔い輪郭線の鋭さ、のどごしの良さ、
暑い暑い京都の夏にはさぞ快いだろう。

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私の知り合いの京都人達も揃って大好きな「とおる蕎麦」。


西にはたのしい風が吹いている。




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2010年05月15日

お〜い



高遠さんよ〜

そんなに紫外線防備して
どこへ行くのじゃあ〜?



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今から、ちょっといいお蕎麦屋さんに♪






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2010年05月13日

永福町「いち彌」(火曜日は永福町)



週に一度、火曜日にだけ永福町の商店街に出現する蕎麦屋がある。

永福町「いち彌」。
まだ新しい店内は清潔な印象で、すこぶる居心地がよい。



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今週は十割も打っていたので「二八と十割の二色」をお願いできた。

しなやかな二八、強靭なコシの十割、
どちらもとてもきれいな蕎麦だ。

柚子センサーが敏感な私には
変わりで打っている「柚子きり」の香りが
全体を染めてしまっているのが残念無念ではあったが、
せいろは淡く、十割は強烈に染まっていることなどは
染色実験のようで面白かった。
混じり気無きもの染まり易し。


週に一度なのにというべきか
週に一度だからというべきか、
店内は地元のお客さんでいっぱい。
常連が多いようで近所の人同士挨拶したり、実によい雰囲気だった。


天ぷらそばが人気のようでしたよ〜



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2010年05月11日

神奈川・汐汲坂「まつむら」



みなとみらい線のおかげですっかり便利になった元町。

その裏通りにひっそりとある小さなお店である。

BGMも何もなく、
今の季節は開け放した扉に揺れる暖簾が気持ちいい。




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蕎麦は非常におおらかで自然で、
噛みしめると香りのある空気がほっこりと生まれる。


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そう言えば私、この元町通りにあった病院でこの世に生まれたので、
故郷と言えばまさにこのあたりが故郷かもしれない。


元町にお出かけの際は是非〜♪




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2010年05月06日

ガラスのボール



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ガラスの器を買いまして。

縁にガラスの小さなボールが並んでついていて、
ボールの上の部分だけが小さく銀色に塗られているので
ボール全体がミラーのようにピカピカして見えるのが
とってもかわいいのです。うれしいのです。

毎朝食べるヨーグルトや果物にぴったりなので
毎朝うれしがっております。


香料や砂糖の強い甘さが苦手な私は
ほとんどのお菓子類が得意でないときているのですが、
プレーンヨーグルトにはちみつを入れて食べるのはだーい好き。


胃が丈夫でないので今はマヌカハニーを愛用中。
非常〜に調子がよいです。
胃の弱い方は是非。


UMF値のあるものがおすすめでーす♪
















posted by aya at 20:26 | Comment(4) | TrackBack(0) | aya>日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年05月05日

浅草「尾張屋」



このブログ初の事態となっております。


蕎麦の上に海苔が・・・




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しかも今回だけでなく、ここでは私は必ず、
「もり」でなく「ざる」を注文するという
間違いなく、全国でただ一軒の店である。




理由は他でもない。
この店は、相当小さい頃から来ているはずの
マイ・ファースト蕎麦屋なのだ。

私の両親は特に蕎麦好きではないので
何故私一人がこうなってしまったのかは全く謎。
私が蕎麦好きになったこととこの店とは
特に関係がない(と本人は思っている)のだが・・

ここでは、小さい頃からざると決まっているので
それはもうどうにもこうにもざるに決まっているのだ。



とにかくこの店の売りは、
天ぷらそばであり天丼であり、
丼からはみ出す大きな海老天であり、
蕎麦はやや白めの機械切りである。


朝から晩まで通し営業、
観光客も常連も相席でにぎやかにひしめき合う、
永井荷風も通った下町の老舗なのである。






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尾張屋の「もり」と「ざる」の違いは海苔だけでなく
「ざる」には鶉の卵がついてくる。

「生卵と海苔」という組み合わせは私の大・大好物。
いや考えてみればこの店によって
私の大好物と決定した可能性も高い。


この店の甘い辛い汁と、海苔と、鶉と、
小麦の香りの美味しいお蕎麦が、
全部一緒になって口の中に入ってくると、
私はそれはそれはほっとするのである。




尾張屋の「ざる」は、
「たった今焼いて手でちぎりました」
と言わんばかりのピカピカの大きめの海苔がぱっぱっぱっと美しく散っているのも
大いに気に入っているところ。

と言っても他店の「ざる」はほとんど見たことがないので
単なる身内(?)贔屓なのかも知れないが・・


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どの季節、どんな時間に行っても
ここには「尾張屋」の時間がほぼ同じように流れていて、
ほぼ同じこの味に会える安心感。


毎回迷うことなくざるを注文し、
ピカピカの海苔を愛で鶉の卵を汁に落とし、
もちろん蕎麦は汁にドボンとつけるのだ!


やはり私にとっては、全国にただ一軒の店である。





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2010年05月04日

浅草「寺方蕎麦 長浦」(食通街)


「長浦」は向島や銀座にもあるが
好きなのは浅草の店である。


なんたって店がある通りの名前がいい。


「食通街」。


浅草の裏通りにふさわしいベタなネーミング。
毎夜毎夜、自称なのか他称なのか知らないがとにかく「ツウ」が
ここに集まっては酔っぱらってるのかと想像するだけで
何だか可笑しくてならない。


確かに食べ物屋だらけで、
何ともいい感じに力の抜けた粋な風情の通り。
名前も可笑しいが、私はこの裏通りの眺めがとても好きなのだ。



長浦は店舗によって雰囲気が違うので、
蕎麦の器も様々なのだが、
浅草の店は今は木枠にせいろがはめこまれたこのスタイル。
個性的ながらシンプルで質素、
いかにも禅寺のそれらしくとてもいい。


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蕎麦も昔はもっと素朴な雰囲気だったのだが
最近は以前よりつるりと上品な印象。
丸みのある品の良い香りがほんわかとして美味しい。




そして特筆すべきはここのおつまみ類の美味しさ。
なんたってここでは私、
姉とおつまみの奪い合いをしたこともあるほどだ。
鶏わさや山芋の酢のものなど
ちょっとしたものがあまりにも美味しくて
「ちょっと今のひと口大き過ぎない?」
などとあさましい戦いを繰り広げつつ
二人して美味しい美味しい言い合いながら大喜びで食べたものだ。


盛りつけが美しい「納豆蕎麦」もお勧めだし、
「酒で蕎麦を洗い、酒仕立ての汁で食べる」
という「蕎麦般若」などはここならではのメニューだろう。
まあ私はいつでもせいろで、種物は人のを奪っただけなのだが・・(^_^;)


店を出るとすぐの角には新店にしてもうお気に入り店、
珈琲の「なにわや」が。



食通街。
私にとっては
「美味しい食べものが大量に食道を通過してしまう道」
のようにも感じてしまうのだ。











posted by aya at 23:19 | Comment(0) | TrackBack(0) | 東京の蕎麦>台東区 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年05月03日

新宿「手打そば 楽庵」(アンシュと2丁目深夜蕎麦)



昨日は、GW山下洋輔3days@新宿PITINNのsecond night.


若いメンバーとの演奏でのアンシュの飛び回り方はまたひと味違って
楽しかったー!


いろーんな景色が見えてしまい、
それを俯瞰するように楽しんでいるうちに
体は動いちゃうわ声も出そうになるわ・・(出ていたと正直に書くべきでしょうか)
大人なムードの観衆の中、一人電車内で暴れたい幼児のようでした。


ライブの後は、アンシュとWTN先生とおなじみ楽庵へ。

うほほほ〜
何たって昨日お蕎麦食べていないし、
何もかもがもう嬉しくて嬉しくて、
ライブの興奮を全身にまとって浮かれて入店。


楽庵、メニューに「そば切り」とありまして、
普通だと「せいろ」か「もり」が出てきそうでありますが
おつまみのコーナーに書いてあるのが不思議不思議。





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なるほど、蕎麦刺とか蕎麦法度とか呼ばれるような
平たい形に仕上げられたお蕎麦でありました。
お皿に並べたり、一人ずつお椀に盛られたりというのはあるが
ここのは氷の中に沈めるように並べられ、目に涼しく美しい。
キンキンに冷えているため蕎麦の風味はあまり感じられないが
お酒のおつまみの合間に、すっきりさわやかでとても良さそうだ。
左は炒った蕎麦の実がザクザク入った蕎麦味噌。
蕎麦味噌にしては甘さ控えめなのが嬉しい。







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「雪の松島」も私好みど真ん中でとても美味しかった。
とか偉そうに言っていますが実際は
またしてもスタートのビール3口がためにあたまぐるぐるで
ちびっとしか飲めず残念・・・悔しい。




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私のリクエストでアロエ刺なんて面白いものも。
これで今日あたりアンシュはプリプリ美肌で
third night をキメたことでしょう!

そして





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今日の楽庵はいつもより品の良い、
和生菓子のようなやさしい香り。
表面のプニ感を楽しみつつ、
涼やかなおつまみとともに楽しい深夜の2丁目蕎麦。





今日は今日でまたやっちまったのだが・・・



また明日〜






posted by aya at 23:50 | Comment(0) | TrackBack(0) | 東京の蕎麦>新宿区 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする