2012年05月25日

日本橋小舟町「仁行」


今日は、中学一年の時からの親友ゆみちゃんと久しぶりに会って
めちゃめちゃ楽しかったぁーEMOJI_129.gif60P600181_DCE.gif

久々だしゆっくりしたいから
ちょっといい〜お蕎麦屋さんに♪


外観からは極めて想像しづらい、大人の蕎麦オアシス。

RIMG1282.jpg

前回来たときはそれはそれは素晴らしい「蕎麦懐石」を堪能したが
今日は「昼の蕎麦膳」にしてみる。

「おまかせの汁そば」+「選べる蕎麦(メイン)」+「デザート」
というセットだ。



最初に出てくる小鉢は、
うんと小さいけれど、うーんと楽しい、美味しい!

RIMG1256.jpg

野菜や厚揚げの煮物に玉子焼き。
体がよろこぶ、舌がよろこぶ。
出汁が美味しいと何でも美味しいなあ〜


本日の「おまかせ汁そば」は「花巻そば」。

RIMG1260.jpg

これもうーんと小さいのだがうーんと嬉しい。
素晴らしい磯の香り!
すっきりした出汁をあたたかい肌にまとい
穀物の甘みをぎゅうーと凝縮した温蕎麦。


そしてメインの「選べる蕎麦」。

「もり」「おろし」「黒胡麻汁」「とき玉」「おしぼり」「蕎麦サラダ」「どんこ」
「納豆蕎麦」「梅そば」「鴨葱そば」「カレー南蛮」「天もり」「手打ち仁行細うどん」

と数あるまばゆいメニューの中から、

・・・どうしてこうこの人は融通というものが利かないんでしょうか。



「もり」
RIMG1266.jpg

ずっしりぎゅー。
仁行の細切り十割。

RIMG1274.jpg

思い余って近づきすぎて
写真ではあまり伝わらないかもしれないが、
さすが、容赦ないほどの細切りである。
極めて密で、繊細な肌。
「仁行」らしい、しなやかにのびるような自在なコシ。
細やかな束が口中をめぐるのが実に涼やかで心地よい。
そして今日はかなり「束感」が太くぎゅーと、まとまって感じられ
ぎっちり密な小山は食べ応え十分。
香りはめずらしく淡め・・かと最初思ったが
それがだんだんじわーんと深まって、ついに明確な芳しさが見えてくる。
フレッシュでまろやかな穀物の美しい香り・・ああ・・・・
と思ったときには食べ終わってしまった。


いつもいつも思うのですが
どうして私が好きな人といられる時間は
こんなにも短いのでしょうか。

お隣のゆみちゃんのお蕎麦はまだいっぱいああります。
(人のお蕎麦見過ぎ禁止)


こちらはゆみちゃんの「黒胡麻汁」。

RIMG1265.jpg

直前に、私が毎朝飲んでいる「美容健康ドリンク(?)」のレシピと
黒胡麻への愛を熱く語っていたため、
その熱に押されてさっそく選んだゆみちゃん。
ひとくちちょうだい〜、
おー、濃厚&甘さすっきり胡麻汁だねっ


デザートは「イチゴのムース」。
RIMG1278.jpg

とろとろ〜のムースにイチゴのツブツブがいっぱい。
果物の食感と酸味がしっかり感じられ
甘いもの苦手の私にもおいしい。



お店は、静謐な大人のオアシス。

・・なのだが、
私たちはしゃべる笑うしゃべる笑うしゃべる!
毎回会う前からのど飴持参しようかと思うほどでして・・

長居してすみませんでしたぁ〜


そして次なる長居は

RIMG1289.jpg

Laduréeemoj_307_00003.gif

マカロンってカワイイね〜
てか、マカロンを大喜びで食べる女の子ってカワイイね〜

としみじみコーヒーを飲むおっさんな私。
(ケーキ屋さんに濃厚蕎麦湯があったらいいのに)

相変わらずゆみちゃんのキャラが素晴らしすぎて
元気をいっぱいもらいました60P600098_DCE.gif
ゆみちゃん、一日早い「おめでとー」をありがとぉ〜〜!





2010年12月の「仁行」




2012年7月のライブのお知らせ

2012年05月24日

東十条「蕎麦茶屋 和久」


東十条駅から程近い、マンションの1階。

RIMG1169.jpg

赤を基調としているせいか、なんだかパッと見は
ラーメン屋みたいである。
もやしソバ、とかが美味しそうである。


RIMG1156.jpg

店内の雰囲気もごくごく気楽である。
テレビの音、非常にオープンな印象の冷蔵庫やポット類、
「ありがとう〜ございまぁ〜〜す」
というおじちゃんの声。

やっぱりもやしソバを注文したくなってくる。


しかし壁のメニューを見れば
お、と姿勢が伸びる。

RIMG1162.jpg

「江戸流手打ちそば 十割そば」
「御膳そば」
「変わりそば切り」
「田舎せいろ 荒挽き太打ちです」

などのメニューの横に、堂々と、誇らしく
「福井 大野産 平成23年福井在来種」
とある。

ハハーーーッ

m(_ _)m

もやしソバとか言ってふざけて申し訳ありませんでしたっ。



では、姿勢正して心澄ませて注文を。

「田舎せいろ 荒挽き太打ち」と、
「江戸流手打ちそば 十割そば」と、
あと
「せいろそば(二八)」を辛味大根おろしつきの
「辛味そば」でください!


「田舎せいろ 荒挽き太打ち」
RIMG1123.jpg

おおー
太打ちと名乗ったからには、お主本気で太いな!

RIMG1126.jpg

こっこれが・・・
おいしい!! めちゃらくちゃらにおいしい!!
甘皮のたくましい濃厚な香りが、まったくいやらしくなく
それどころか非常に美しい白い香りのベールを纏って
最高の形でこちらにやって来る。
うーん、このたくましさにしてこの美しさは凄い。
食感はこの太さだけにモグモグ系だが固さはなく
モチッとしたコシを楽しめる。
とにかく味も香りもすんばらしい。おいしいー!


「江戸流手打ちそば 十割そば」
RIMG1132.jpg

宙を舞う剣先が描く残像が如き、流麗ライン。
お主・・さすがは江戸流・・・(意味なく侍)

RIMG1138.jpg

これが・・・またまた素晴らしい!!(>_<)
蕎麦という穀物の香りの素晴らしさを濃縮したようなものが
ムン、と強く押し出してくるかのようにこちらにやってくる。
すべらかで密な肌は見ての通り直線的なラインで口中をめぐり、
噛みしめるとしっかりしたコシで応えてくる。
そこからひろがる甘みと味わい・・
うわぁー これもおいしい!!


「辛味そば(二八)」
RIMG1141.jpg

二八のお蕎麦は二段重ねのせいろで。
そしてなんと、辛味大根おろしだけかと思ったら
その上に天ぷらもついていてびっくり。

RIMG1144_.jpg

二八の「せいろ」はぐっとやわらか、ふにゃんとした食感。
香りも味も淡めだが、この蕎麦にはおろしや天ぷらなどが実によく絡む。
剣先ラインな江戸流十割そばではこうはいかないだろう。


店内には近所の人が入れ替わり立ち代り訪れ、
テレビはスポーツニュースの時間である。



今日は侍並みにカッコイイ人と食べたから、
余計美味しかったなぁ〜

ウキャ (≧∇≦)






2012年05月23日

長野・須坂市「手打ちそば処 小杉 須坂店」


蕎麦が好きな人の間では有名な店なのに、
意外と近所の人が名店と知らない蕎麦屋は多い。

住宅街の自宅改造店や都会の裏通りに隠れている店が気づかれないのは、
もともと目立たぬ立地であるからまだ理解もできる。

しかし、この店は、大きーい・・!!


RIMG1468.jpg

須坂インターを降りて数百メートル。
トラックがガンガン通る58号線沿いの、ファミレス並みに大きな店である。
だからこそ、名店と気づかれにくいのは理解できる。
私だってもし何も知らずに通りかかったら
「うーん、手打ちって書いてあるけど、どうかな・・?」
と訝しむかもしれない。




RIMG1365.jpg

54席のひろびろとした店内。
ここにお客さんが満員となったらさぞ壮観だろうが
その時店主は厨房で「千手観音」みたいになっているのではないか。

なにしろこの店主は、あとで紹介するような非常に繊細で美味しい蕎麦を
一日に何百食も一人で打ち続けてきたという
驚異の蕎麦打ち職人なのだ。
しかも蕎麦打ちはすべて独学。
というよりこの店主はなんでもかんでも「独学」で
常人の域を遥か超えた世界を作り出してしまう、
とても一回のブログでは書き尽くせぬ「超人」なのだが・・・

とりあえずお腹すいたので蕎麦、食べたいですよね(^o^)
食べよう食べよう!


ここのお蕎麦は3種類。
「霧そば」(十割・長野産の蕎麦粉100%)1200円
「雪そば」(御膳更科十割)800円
「並ざる」(十割そば)700円

3種類もあると嬉しい半面、「そばがき」も食べたい私は
「片腹痛い」じゃなくて「二腹あっても足りない」。
そんな時の強い味方が「あわせもり」!

今日は「霧そば」を堪能したいので「霧そば」を一枚。
それに「雪そば」と「並ざる」を合わせた「雪あわせ」を頼むことに。


「雪あわせ」(「雪そば」+「並ざる」)
RIMG1374.jpg

うわー「雪そば」、ほんとに雪のよう。


「並ざる」
RIMG1380.jpg

やや平打ちの、端整な姿。
穀物らしい王道の蕎麦のかぐわしさが
口に含んで「味わい」として舌に広がる。
最初空気のように香りのように感じられていた甘さや香ばしさが、
繊細なやさしいコシを楽しむうちに、
ジワーッとした「味」になって口に広がっていくのだ


「雪そば」
RIMG1385.jpg

目にまぶしいほどの白さ、肌の繊細さ。
更科というのはツマラナイものは大変ツマラナイのだが
これは全然ツマラナクナイことが見てわかる。
あなた、おいしいでしょう・・!!



空をとびましたぁー



極上の、おいしい更科は「天女の羽衣」のような香りがする、
と私は出会う度に思う。

「蕎麦の香りの、強さやたくましさや香ばしさや野性味をすべて取り除き、
 清澄な雪解け水で洗ってその上澄みだけをそっと空気にして空に放ちました」
みたいな。
(どんだけ頭が蕎麦に犯されているのか)

まあ私の頭のおかしいのは置いておいて、
おいしい更科はとにかく美しい香りがする。
つるんつるんの喉越しだけを楽しむそうめんみたいな更科とは別物である。

「小杉」の更科の天女の香り、
その「つるんつるん」ではなく「すべすべしとっ」した舌触り・・・
はああ おいしい・・・



そして待ってました!
楽しみにしていた、

「霧そば」
RIMG1392.jpg

遠目にわかる、美しい青緑。

RIMG1398_.jpg

その青々しい姿にも感激したが
それよりもさらに、驚くべきかぐわしさ!

箸先にたぐりあげて香りをこちらに寄せずとも、
ふわあぁ〜〜〜と何とも爽やかな野生の香りが
周り中の空気を染めているが伝わってくる。
青い夏の草のような、たくましさとさわやかさを併せ持った香りが、
私を山の野原へ連れていってしまう。

コシは並そばよりもしっかりとして
噛みしめるうちに味わいと甘さがぎゅうう〜と濃くなっていく。
なんというか、味の中の、下を支えるたくましい部分が
どんどん濃縮されてくる感じだ。
あああ これは確かに、どこにもない蕎麦だ・・・



ちょっと順序が後先になってしまったが


「そばがき」
RIMG1401.jpg

ムハーッ (≧∇≦)☆
あたたかな香気・・・なんというかぐわしさ!
どちらかと言えば「並そば」に近い、
野性味というよりは王道のかぐわしさだ。
ぽてふわモチッとした食感もたまらないー




RIMG1454.jpg


時分時は繁忙を極める店だというのに
昼下がりともなれば
こんな独り占めもできてしまう。
この不思議、この贅沢。


さっきまでカウンターで酔っ払っていた男性は
相当この店を溺愛している常連さんのようで
近所の人かと思ったら東京の人だった。
面白いなあ。


食後は、才気あふれる店主の作品の数々を眺め
今食べた蕎麦の余韻に浸る・・・

と書きたいところだが、この店主の作品の数々は
今食べたあれだけ素晴らしい蕎麦たちを一瞬忘れそうになるほどの
ものすごい力を持っている。

店主が自分で作ってしまった店内の設いもすごいが、
なにより、自然を題材とした写真作品の数々。
店内にも幾つか掲げてあるが、
感動をわかりやすくパッと鮮やかに捕えた、
今すぐ写真集にしてもらって買って帰りたいような写真ばかりなのだ。
(特に鳥の作品が凄い!)

蕎麦打ちでも写真でも何でも独学で、
とんでもない高いところまで登りつめて
独自の世界を作り上げてしまう店主。


こんな名店が、58線沿いにファミレスのような顔をして
ドーンと建っている。

その意味で私はこの店を「目立たない店」だと思うのだ。





「手打ちそば処 小杉」長野店





.

2012年05月19日

わんわんあんみつデート

  
本日は雨の中、
大尊敬するミュージシャンである「大先輩ミュージ犬」さまと
わんわんデートに出かけましたとさ!


メインのお楽しみは・・




RIMG1196.JPG

わぁーーーん!「ぼぐ」ーーー!!
また来ちゃったよ、はるばる、君に会いに!!


前回の私のブログを見て会いたがってくれていたミュージ犬さまも
「ぼぐ」の素朴ででっかい可愛さにメロメロ!!
そうそう、この子の名前は「ぼぐ」ちゃんというのです。
長毛虎種の秋田犬、名前もいいぜ!

RIMG0735.jpg

びっくりさせちゃ可哀相だから
奇声を上げないように頑張るんだけれども
ダメなのだよ君を見ていると・・・どうにも私は・・
愛が止まらない。好きすぎる!!!



そして私の激愛爆発ぶりに
前回呆れびっくりした飼い主様が、
ご親切にも近隣の秋田犬情報を教えてくださいました。

というわけで今日はそちらも梯子してしまう予定でありまして
雨の中隣の駅まで、二人して犬より鼻息粗く歩きます。

「蕎麦屋のハシゴはいつものこんだが
 秋田犬のハシゴてえのは初めてだなオイ!」


2軒目、いや「2犬目」?


じゃーーん

RIMG1221.JPG

おお〜〜〜

RIMG1215.JPG


おおおおお〜!

さすがは、大きな大会で受賞経験もあるだけに
たいっへんな美秋田さんです。
きれいな毛並み〜 かわいいお顔〜 


しかもおまけにこちらの飼い主様が、
「今かわいいのいるけど見る?」



RIMG1225.JPG



大袈裟でなく「うしろによろめいてしゃがみこみました」。
三度の蕎麦より大好きな、柴犬の赤ちゃん!!
しかも君もまた大変にお顔がカワイイ!!(私、犬には面食いなのです)
ぎゃああぁ ヤメテ〜〜〜息ができない〜〜〜〜



しあわせすぎる日本犬まみれで体力気力を使い果たし
ヘナヘナになったあとは



RIMG1254.JPG


あんみつデート♪



たのしすぎたぁー















posted by aya at 21:33 | Comment(5) | TrackBack(0) | aya>日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年05月18日

新宿三丁目「彩蕎庵 吉遊」


これだけ便利な場所にあるのに
説明すると必ず「え、そんな所にあったっけ?」と
言われる店である。

説明は簡単だ。
「新宿通りに面して、旧三越とマルイの間にある小さな階段を降りた地下食堂街」
である。
「彩蕎庵 吉遊」は階段を降りてすぐ左手だ。

RIMG0635.jpg

この場所は昔はあんな店で、
そのあとあんな店になったりこんな店になったりしたのだが
常に蕎麦屋であり続けてきてくれた場所。

店内の印象は昔から殆ど変わらないので
同じ席に座りながら、あの店だった頃の思い出、
この店になってからの思い出といろいろよみがえる。
懐かしい友達と来た思い出、
涙が出るほど美味しい蕎麦をひとりで感激しながら食べた思い出。

買い物ついでに便利なので
なんだかんだで結構来ているのだが
今日は久しぶりだ。

RIMG0632.jpg

本日の蕎麦は「山形県舟形町 最上早生」だって!


久々に来てみると、おー
なんだかやたらとメニューに気合が入っている。
何枚ものラミネート加工したシートに大きな派手な宣伝文句と写真入りのメニュー。
その勢いに押されて
「渾身のそばがき」
「お得!ランチ 季節の野菜天そば」
というのをとってみる。


「渾身のそばがき」
RIMG0617.jpg

うわー これはいい 
あなた香るでしょう!おいしいでしょう!

RIMG0620.jpg

きたー・・
フレッシュな、なんともすんばらしい芳しさ!
青々としたフレッシュさ、甘さ、香ばしさ、たくましさ、まろやかさ。
どれもが突出せずに、蕎麦という穀物の香りの素晴らしさが
バランスよく濃縮された感じにうっとり。
口に含むとモチッとして、フワ〜とエアリーに溶けていくのがたまらない。
時間立つとフワがなくなりモチッと短くなるんだなあ。




「季節の野菜天そば」
RIMG0608.jpg

あんまり見かけない、かなり無理矢理なレイアウトであります。
もうちょっとお盆が大きい方がいいかも・・?(^^;;)

RIMG0614_.jpg

箸先ですっきりと香るかぐわしさ。
さきほどのそばがきと同じ蕎麦粉なのだと思うが、
こちらの方がややストイックなイメージのかぐわしさに感じるから面白い。
口に含んで・・・アレ?何かが・・

と思い眺めてみると、なるほど〜
もしやこれは機械切りかな?
しばらく来ないうちに手ごね機械切りになったのかもしれない。

食感の味気なさは否めないが、初めからこういうものだと思って食べれば
香りよく味わい深く、大変美味しい蕎麦である。



またひとつ、「この場所の時代」が移ったような気がした。